楽しかった夏休みが終わり、2学期が始まろうとしている頃、
「学校に行きたくない」と子供が言い出し、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
これまでそんなことがなかったのに…と、
どう対応してよいか悩んでしまいますよね。
でも、実は夏休み明けの小学生の不登校って、よくある事例なんですよ。
そこで今回は、夏休み明けに不登校になる理由や、
小学校に行きたくないと言い出した時の解決方法についてご紹介していきます。
夏休み明けに不登校!小学校に行きたくない理由とは?
長期連休の休み明けって、
大人でも「会社に行きたくないなぁ」と思ってしまうことありますよね。
特に小学生の夏休みは、1ヶ月以上の休暇があるので、
そう思ってしまうのも無理はないのかもしれません。
実は人は、習慣化するまでに約3週間かかると言われています。
これまでは、「学校へ行く」ことが習慣化できていたが、
夏休みをはさんだことで、リズムが崩れしまうことが原因なのです。
しばらく学校へ行くことが習慣化から外れてしまっていたので、
今度は「休む」ということが習慣化してしまっているのかもしれません。
特に、夏休みは他の休暇よりも期間が長いので、
そのように負担に思ってしまう子どもが多いのでしょう。
また、のんびりしていた夏休み中と違い、
学校が始まると急に忙しくなるのも理由の一つです。
夏休み明けの学校では、運動会や合唱コンクール、
テストなどのイベントが控えていることも多くありますよね。
こういったイベントが好きではない子も多いので、
そういった子達は学校生活にストレスを感じやすくなってしまいます。
小学生にとって、この日常・環境の変化は大きなものです。
また、勉強も理由の一つに入るでしょう。
夏休みは自分ペースで勉強していたのが、2学期になると授業のペースが速くなったり、
テストや宿題が発生したりします。
また、小学4年生以降になると授業で教わる内容も難しくなってくるので、
ここでつまずいてしまう子もいるんです。
これは、夏休みの自由な日々で、勉強の習慣が抜けてしまい、
苦手意識が強くなってしまったことが原因なんですよ。
また、他にも友達関係の悩みや、クラスになじめていなかったということや、
子どもならではの悩みもたくさんあるんです。
子ども一人一人により感じ方や考え方も違うので、
親としてはその子により添い、理解してあげることが大切ですね。
ちょうど小学4年生以降だと思春期にも入ってくるので、
子どもの気持ちもくみ取り、一番の理解者になってあげることが大切です。
夏休み明けに不登校!小学校に行きたくない場合の改善方法とは!
続いて、もしそうなってしまった場合の改善方法についてもご紹介します。
まず、一番やってはいけないことは、「学校へ行きなさい」と頭ごなしに叱ったり、
子どもを批判してしまうことは絶対にやめてください。
親が理解してくれないと思うと、子どもは内に閉じ込めてしまい、
親子関係の悪化にもなりかねません。
本当は子ども自身も、
本当は学校へ行きたい・このままではダメだということを理解しているんです。
また、家がそれだけ快適で家族間が心地よいということから、
甘えたい気持ちもあるのかもしれませんよね。
小学生はまだまだ子どもなので、今一度お子さんに寄り添って、
しっかり時間をかけて話し合ってあげてください。
その時に、「学校へ行きたくないと思うのはどういった部分なのか?」
「どんな風に負担に感じるのか?」「その悩みを解決するにはどうしたらよいのか?」
といったことを具体的に話しあうと、解決の糸口を見つけやすくなりますよ。
親に相談することで、子ども自身も解決の方法を見つけたり、
改善するにはどうしたらよいか親子で話しあうこともできますよね。
無理に親の意見を押し付けてしまうとよくないので、
子どもの意見を聞きつつ、
不安を取り除くためにはどうしたらよいのかの解決方法を一緒に見つけ出すのも大切です。
また、そのような環境・習慣の変化に戸惑わせないためにも、
夏休み中もあらかじめ様々なコミュニティや習い事に参加させておく
ということもおすすめですよ。
学校以外にも自分の居場所や時間を作ることで、
子どもの刺激にもなり、新しい視野が広がる可能性にもなります。
子どもの時間は無限にあるので、
ひとつひとつサインを見逃さずに向き合っていきましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子どもとしっかりコミュニケーションを取ることで、
必ず解決の糸口は見つかるので根気強く話し合ってみてくださいね。
また、万一それでも難しいと感じた場合は、
学校やカウンセリングなど、第三者の手をかりることも大切です。
子どもひとりで抱え込ませないように、しっかり向き合って、
一歩一歩解決できることを祈っています。