あさり料理っておいしいですよね。
あさりのバター炒め、ボンゴレビアンコ、
あさりの味噌汁、クラムチャウダー♪
あさりの味がそのまま出汁となって、
食材そのものを楽しめる手ごろな貝です。
あさりといえば潮干狩り!
子供もあさりをとるのに夢中になりますね。
食べてもおいしいあさりですが、
気になるのはあさりの砂抜きではないでしょうか?
せっかくとってきても十分な砂抜きでないと、
「味はおいしいけど、ジャリジャリが嫌だ」と、
あさり嫌いになってしまう子供もいます。
わが家の子も、砂抜きがしっかりできていない事がきっかけで、
あさりが苦手になってしまいました・・。
また、お湯であさりの砂抜きをする場合、開かないのも出てきますが、
食べることは出来るのでしょうか?
今回は、あさりの砂抜きについてご紹介します。
あさりの砂抜きをお湯でした時に開かないのはなぜ?
あさりの砂抜きをお湯でした時に開かないのは、
もともと死んでいたか、お湯の温度が高過ぎたためでしょう。
“50℃洗い”をご存じでしょうか?
テレビで話題になったあさりの洗い方ですが、
お湯が熱すぎると、あさりがその段階で死んでしまう可能性があるんです。
通常のあさりの砂抜きは6時間以上かかります。
すぐに調理できずに、
待ち時間が長いことがネックなんですよね・・。
でも、お湯を使った方法の50℃洗いなら、
たったの10分でできてしまうんです!
通常の砂抜きとの比較として、
通常パターンを、まず紹介します。
通常のあさりの砂抜きとは?
①砂抜きの水の準備
水200mlを用意し、塩小さじ1杯を完全に溶かしておきます。
この塩分濃度は、海水より少し薄い程度です。
海水よりやや低い塩分だと、あさりが砂を吐きやすくなります。
海水より濃い塩分濃度にしてしまうと、
あさりが窒息してしまうので注意してくださいね。
②あさりを浸す
あさりの貝の部分が少し出る程度まで塩水で浸しましょう。
真水の状態だと塩が完全に溶けきらず、
下の方は塩分が濃くなってしまいます。
あさりが完全に沈んでしまう状態にならないようにしましょう。
③蓋をして、冷暗所へ
あさりが活発な場合、
水を元気よく容器の外に吐きだします。
蓋は新聞紙でも対応可能ですし、
容器専用の蓋でも問題ありません。
また冷暗所といっても、
そこまで暑くなければ冷蔵庫に入れない方が良いです。
④6時間待つ(お店での購入なら3時間)
ただ待つだけでなく、たまに観察しましょう。
観察点は、「あさりが砂を吐いているか・あさりの水管が出ているか
・水に黒いものが沈んでいるか」です。
この6時間は、潮干狩りでとれたあさりの場合です。
お店で買ってきたあさりは、
砂抜きしつつ販売されているので3時間程度で砂抜きできます。
元気なあさりですと水もかなり元気に飛んできますので、
小学生でしたら夏休みの自由研究の観察材料にもなりますね♪
では、お湯を使って砂抜きをする方法を紹介します。
あさりの50℃洗いとは?
①まずは、あさりを水洗いします
水道水で充分ですので、貝がらに付いた汚れを落とします。
この時にあまり激しくこすり合わせると、
貝がら自体が砕けてしまうので、優しくゴロゴロと洗ってくださいね。
お湯が出来上がるまでは水に浸けておきます。
②50℃のお湯を準備しましょう
温度計が自宅にある方は、ぜひ使ってください。
温度計が自宅にない場合は、
沸騰させたお湯と同じ量の水道水を混ぜれば、
だいたい50℃のお湯が完成します。
つまりは、200ml沸騰させたお湯に、
200mlの真水を混ぜれば良いだけなんです!
“だいたい”なので完成するのは、
49℃~53℃あたりの温度になってしまいます。
③お湯に浸け、10分置く
50℃のお湯に入れ、ゴロゴロと混ぜたあとは、
10分間置いておくだけです。
④確認
お湯がやや白くなったら砂抜き完了のサインです。
あっという間ですね!
あさりを砂抜きして開かないのは食べられる?
あさりを砂抜きして、
加熱調理した時に貝が開くのであれば食べられます。
ですが、もともと死んでしまっている貝は
加熱しても開きませんので無理に開けて食べるのは厳禁です!
死んでしまった貝の見極め方
貝を購入したり、潮干狩りでとってきたあとで、
きれいに洗いますよね?
その段階で見極められるんです。
あさりが水管を出すのは生きている証拠ですが、
水管を引っ込めるのも生きている証です。
ゴロゴロと洗う時に、
貝が完全に閉じていないものは死んでしまっています。
また、匂いが悪いものは、
死んでしまっている可能性があります。
手に取って、洗う段階で見極めて、
死んでしまっているものは除外させましょう。
安全に美味しく食べたいものですね♪
まとめ
あさりの食中毒は、特に天然の貝に多いです。
市販で販売されている貝は安心できるのですが、
潮干狩りの貝は、規制の範囲外なのです。
潮干狩りをする区域が、
ちゃんと検査をしていいるかどうかを確認してから
向かった方が良いかもしれませんね。
貝はあたると怖いので、
気を付けて楽しみましょうね!