引っ越しの際などに特に起こりやすい
「カーテンの幅や長さが足りない」というアクシデント。
カーテンのサイズはおおよそ規格があるので、
「だいたいこのくらいかな?」と思って購入すると、
幅や長さが足りないことも…。
規格外の窓の大きさで既製品のカーテンでは合わない場合もありますね。
しかしオーダーメイドのカーテンは非常に高い…。
そんなカーテンの幅や長さが足りない時に、
どういった対処法があるのかご紹介いたします。
自分で工夫することで、
サイズの合わないカーテンも買い直しせずに使えるようになりますよ。
カーテンの幅が足りない時の対処法は?
「ドレープをほどく」
カーテンは上部にひだがよっていますが、
それをドレープといいます。
1枚の大きな布を使っているので、
このドレープをほどくことでカーテンの幅が広がります。
フラットになってしまうのは嫌な人は、
ドレープを2~3割減らす程度にしておくと、ほどよいひだが残ります。
手間がかかりますが、一度全部ドレープをほどいて、
幅が合う程度にドレープをつくっていくといいですね。
しかし、ドレープ部分の生地は裏地が入っているので、
改めて縫う際は細い針を使うと折れてしまったりする恐れがあります。
長くて太い針を選ぶと折れにくいかと思います。
和針なら三ノ五か三ノ四、メリケン針なら6~7号長針がおすすめです。
ミシンで縫う際も針の太さには気を付けましょう。
「観葉植物を飾る」
遮光性は気にしないけど、
カーテンの幅が足りないのは見た目が嫌というときにおすすめな対処法です。
吊り下げるタイプの観賞植物をカーテンレールに取り付けることで、
一気におしゃれになります。
幅が広いタイプのグリーンカーテンの観葉植物も販売されています。
強力両面テープで取り付けられるものもあるので、
窓の枠に貼ってしまっても大丈夫です。
他にも鉢植えに入った大型の観葉植物を窓の脇に置いて、
カーテンを真ん中に寄せるようにつけても上手くごまかせるのではないでしょうか。
大型の観葉植物はインテリア性が高く、
癒し効果も高いです。
フェイクグリーンを選べば、手入れの必要もありません。
「違うカーテンを縫い付ける」
違うカーテンやマルチカバーといったものが余っている時に
おすすめの方法です。
カーテンの端にちらりと見える違うデザインの布がおしゃれに見えます。
2枚の布を重ねることで、
遮光性も上がるので一石二鳥です。
しっかりとした生地でなくても、
余った布などを両端に縫い付けたりすることでぐっとおしゃれになります。
フリルなどをつけてもデザイン性が高まります。
カーテンの長さが足りない時の対処法は?
「アジャスターを伸ばす」
アジャスタータイプのカーテンフックを使っている場合は、
アジャスターを伸ばすことでカーテンの丈を調節できます。
最大4cmほどは長さを調節できます。
アジャスタータイプのカーテンフックでない場合は、
100円均一でフックを買うといいかもしれません。
全ての部屋のカーテンフックを買えたとしても
数百円程度なので経済的です。
「カーテンリングをつける」
カーテンリングは既存のカーテンフックに継ぎ足しして使用できる製品です。
木目調やシルバーといったデザイン性の高いものが多いので、
部屋の雰囲気に合わせてナチュラルにカーテンの長さを調節できるのが特徴です。
「裾をほどく」
どのカーテンでも裾は折り返して縫い付けられています。
その折り返し部分をほどくことで、
10cm程度はカーテンの長さを伸ばすことができます。
ほどくだけなので手間もかかりませんし、
余計に買い出しをしなくて済みます。
折り目が気になる時はアイロンをかけるとフラットになります。
また、カーテンのデザイン性を壊さずに済むのがおすすめポイントです。
パイピングテープでも簡単に処理ができるので、
縫い物が苦手な人でも簡単にできます。
また、同時にフリルなどをつけると15cm前後は長さを伸ばすことができるので、
一見すごく長さが足りない時でも対処ができます。
「フリンジをつける」
フリルやタッセルといったフリンジを裾につけることで、
カーテンの長さが足りない時の対処だけではなく、
アクセントにもなるのでおすすめです。
フリンジをつけるだけで、
シンプルなカーテンでも一気におしゃれになります。
しかしフリンジをつけるとカーテンの丸洗いが難しくなったりするので、
頻繁にカーテンを洗濯したい人は洗える素材のものを選びましょう。
また、手縫いでもつけられますが、
洗濯をしたい人はミシンで縫い上げた方が壊れる心配がありませんね。
ビーズなどのアクセントがついている場合は、
メンテナンスが大変になるので注意が必要です。
まとめ
我が家も規格外の大きな窓があるので、
通常の家具店などでは売っていなかったり、
オーダーメイドをおすすめされます。
そういったときは自分で縫い付けたり、
ほどいたりしてなんとかしのいでいます。
他の布を縫い付けたりすると、
「ダサくなってしまうのでは?」と最初は恐々しますが、
部屋の雰囲気に合うものを選ぶとぐっと部屋が明るくなります。
工夫することで家にあるもの、
もしくは安価でも充分おしゃれに長さを出すことができます。