千歳飴は名前に「千歳」が入っているように、長生きをして欲しいという願いを込められて作られたものです。
七五三に使用されるのもちゃんと意味があってのことです。
ただ、美味しいかと言われると、うなずきにはちょっと時間を要すかも(笑)
この記事では、千歳飴がまずい理由、硬い場合や食べきれない場合の対処法、千歳飴とミルキーの違いなどを紹介していきます。
千歳飴がまずい理由
千歳飴は、長生きを願うためのものです。
子どもの健康長寿の願いを込めた飴というわけですね。
ですが、願いとは裏腹に子供にとってはあまり美味しくない、正直まずいと言う声がかなり多いのが事実ですし、私も昔のイメージですがおいしくないという印象。
自分の時の印象だけでなく、自分の子どもの時に大人が食べた場合もまずいと感じるということは本当にあまりおいしくないんでしょう・・・。
そもそも長生きを願っているものなので、「食べる」というために作られていないのか、とさえ思ってしまうような味です。
千歳飴は昔ながらの作り方をしており、今のような甘味料が使われていないので、なおさらまずく感じるかもしれません。
砂糖の甘さがダイレクトにくるので、まずいと感じる・・・つまり荒っぽいと言う感じですね。
千歳飴が硬いという場合の対処法
千歳飴を食べる際には硬いので包丁すら通りません。
包丁の背やハンマーで砕いて、一口サイズにして食べるようにしましょう。
砕いて割ると言う感じですね!
それで一口サイズにしていくのです。
千歳飴が硬いのはその作り方に理由があるんです。
千歳飴の製法としては昔からある製法のさらし飴という製法になっています。
方法は、熱した水飴を冷まして、何度も引っ張って空気を含ませてわざと硬くする方法のことです。
そして固まった飴を棒状に成形したものが千歳飴です。
金太郎飴も同様の方法で作られていますが金太郎飴もかなり固いですよね。
製法として硬くなってしまうだけであり、他の意味合いがあって硬くなっているわけではありません。
昔にはそういう飴の作り方だったのが、ずっと受け継がれて、変わらず千歳飴はその製法で作られているというだけのことなんです。
千歳飴が食べきれないという場合の対処法
千歳飴が食べきれない場合は、溶かして砂糖代わりに使うという手段もあります。
かといって溶かして砂糖の代わりにしても保存できないのでは?と言う声には、
金槌か何かで一旦細かく砕いてビンに密閉しておき、必要な量をその時その時で溶かす感じです。
例えば煮物を作る際の煮汁に砂糖の代わりに飴を使ってみましょう。
砂糖よりも溶けるのにすこーし時間は要します。
昔は甘いものは非常に貴重だったため、細長い千歳飴を、縁起物として家族やご近所の方と分け合って食べたということもあったんです。
もし溶かすのもめんどくさいなら、近所に配る、仲良いお家に配るなどもいいかもしれませんね。
千歳飴とミルキーの違いは?
千歳飴がまずいと言う声により、千歳飴にいろんな種類が出ているのはご存じですか?
ネットやショッピングセンターでも購入できるのです。
そして大手の不二家さんにも千歳飴はあるのですが、それがミルキー味なのです。
絶対美味しいですよね!
晴れ着を着たペコちゃんの可愛らしいデザインをしており、カラーも赤と白の2色よういしてあるのでもうまさに千歳飴です!
口にしてみるとミルキーの濃厚な味わいが楽しめました。
ただ飴が非常に硬く、歯の詰め物がとれそうな粘着度なのは仕方がない感じです。
大人が食べても硬いと感じるということは、子供の場合は噛めないかもなので噛まないでずっと舐めている感じ。
不二家のミルキー千歳飴はコンビニやスーパーでも不二家の千歳飴を取り扱っています。
まとめ
千歳飴はまずいイメージですよね。
今のいろんな飴の甘さみたいに甘味料が昔は無かったので、砂糖そのまんまの独特な味。
しかも硬いのでなかなか割れないし、記念ものと言う意味で形だけになりがちな千歳飴です。
しかし今はネットでも様々な種類の千歳飴が販売されています。
不二家からはミルキー味の紅白千歳飴が出ています。
パッケージもペコちゃんでかわいいですよ!
千歳飴は長寿を願って作られたものです。
その想いがこもっていれば、味にこだわらずいろんなものを見て取り入れてみたらよいかもしれませんね。