厄払いの年に厄払いをしないとどうなるのかちょっと気になりますよね。
しなくても気持ちの持ちようなのかなと思うのですが、みんな周りが当たり前に言っていたり、親から言われたりするといかなきゃならないのかと思ってしまいます。
それに、行かなかった時に悪いこと起こったら、厄払いに行ってないからだと思えてしまいますよね。
気にもしてないと何かが起こっても厄とかではなく、いつも通りの不運でスルーしたりもするので、個々の価値観や捉え方なんだろうなと感じます。
ちなみに私は友達と行きました。
そのメンバーは5人でしたが全く何もなかった人もいれば、体が病気になった人も、家族が事故に遭った人もいました。
私も例にもれず、立て続けにいろいろあって「厄払いしたのにな・・・」と落ち込みましたが、厄払いをしたからこれくらいで済んでるのかもとも考えれますもんね。
今回の記事では、
厄払いをしないとどうなるのか?
お参りだけでも良いのか?
厄払いをしなかった人はどうなのか?
など厄払い全般のことを紹介していきます。
厄払いをしないとどうなる?
厄除けは「絶対にしなければならない」という義務はありません。
役年にお祓いをしないからと言って、必ず厄災にあうということではありません。
冒頭にも書きましたように、人それぞでであり捉え方でもあるのです。
災難に遭ったとしてもそれは厄年だからでは無く、他に原因があることも十分に考えられるでしょうし、他の時期でももっとひどい目にあっていることもあります。
普段から迷信を全く信じていなかったり、厄年があっても意識していない人、すごく意識している人など、気持ちの問題も大きく作用するでしょう。
厄除けとは、厄除け祈願をすることを指します。
災難が起きたとき、最小限にすむように祈願することなので、予防というより深刻にならないようにということなのです。
祈願は、しておいてマイナスはないので、やっておいたら良いと個人的には思いますね。
もし、厄除けをしなかった結果、普段と同じ状況が続けば「何もなかった」と思うでしょう。
厄除けをしないで、なにか災難にあえば、「厄除けをしなかったからだ」と思ってしまうからなんです。
そうでなくてもそう思ってしまうことがあるから。
さらに厄は、本人だけではなくその家族にも及ぶと言われます。
本人が良いと思っても家族も含めて考えて、厄除けを「するかしないか」決めたほうがいいですよね。
結果、個人の考え方次第なので、するもしないも否定されることではありません。
厄払いをしないでも大丈夫だった人は?
厄払いしてもいろいろ異常なことが起きる人もいるし、厄払いしないで何も起きない人もいます。
厄払いしても不運はあるということです。
私は冒頭にもあったように、厄年のお祓いはしっかりしました。
しかし私にはこの厄年、厄年だと言えるほどの異常事態が立て続けに起きましたよ。
転勤の身で震災にあう、交通事故3回すべて貰い事故、婦人科の疾患などです。
しかしこれらがすべて重なっていると思ったのは、厄が終わったころ。
当時は厄だからとは思っていませんでした。
今考えると、ここまでの出来事が起こったのは厄だからなのかなと思いましたが、今元気に生きていられるので良かったなと思います。
それに、もししていなかったら今頃「命があったのかな?」と思えるほどの出来事でしたから今でもしていて良かったとは思っています。
一方で一緒に厄払いに行った友達は何一つ起きず、むしろラッキーイヤーだったと言っているくらいでしたよ!
少し厄払いとは違うやり方をしている人もいますよ。
厄年になったら神社に厄払いに行くのではなく、挨拶に行くということはするのです。
「お役目が来たな。ちゃんとやりますって、神さまにご挨拶に行こう」と言う捉え方です。
厄年というのが役割を与えられる年と捉え神様に挨拶するということですね。
後、よく言われるのは厄年の出産に関しては、地域や宗教などによって若干解釈が異なるのですが、「厄年に出産すると、赤ちゃんが体の厄を払ってくれるので縁起がいい」という地域があります。
その中でも昔の日本では「男の子が生まれるといずれ一家の大黒柱になる」という考え方から、男の子のみが厄払いになるという地域もあるんです。
これにも特に根拠はありません。
また、厄年に女の子を出産すると“厄がうつる”なんて言われる事もあったようですが、これも明確な根拠はありません。
厄年自体も深い根拠はないですからね。
厄年の根拠や信憑性は?
厄年は厄災が多く降りかかるとされる年齢であるということから、気を付ける風習ができています。
ただ年齢的なものはともかくとして、科学的な根拠は不確かで、陰陽道由来とされるものの出典は曖昧な状態なのです。
平安時代の書物には見られ、旧来から根強く信じられているというのは歴史上にも残っています。
ですので、科学的根拠もないので気休めだと思う人もたくさんいますよね。
厄年は「災難を受けやすい年」という面ばかりが強調されがちですが、厄年は本来、還暦(61歳)や古希(70歳)といった一定の年齢になったことを祝う「年祝い」と同じく、晴れの年齢と考えられていたこともあるのです。
加えて、前述したように厄年を迎えることは、地域社会において責任ある立場になることを意味し、役割を与えられる年と捉えるところもあります。
厄年に悪いことが起きるという説には根拠はなく、この位の年齢に病気になりやすいという傾向から神頼みで、災いを払拭しようとした名残だという説もありますが、これは確かに一理ありますよね。
女性は特に30代後半に出産後や働き方が変わったりと変化が多いので、ターニングポイントになりやすいので偶然なのかシンクロする時期です。
男性だと仕事でも中堅で、会社でも重要なポストになったりしやすい時期ですので、どちらにせよ大変になる時期で体も比例して大変になるから当たり前と言えば当たり前なんですよね。
厄払いはいつ行くのがベスト?
厄年は十二支占いを参考に算出され、12年に一度となるのが昔はありました。
たとえば、13歳、25歳、37歳、49歳、61歳、73歳、85歳、91歳。
しかし時代と共に年齢も変わっていき、江戸時代に入ってからは下記の年齢が厄年とされているのです。
男性は数え年で、25歳・42歳・61歳
女性は数え年で、19歳・33歳・37歳
そして、厄年の厄払い・厄除けは年始~節分が多いと言われます。
厄年の厄払い・厄除けの時期もまた、寺社や地域によって違いますが、一般的には新暦(現在)の元旦から、旧暦の元旦である節分までの間に行なわれることが多いです。
数え年では元旦に歳を取るため、厄年を迎えたら早めに厄払い・厄除けします。
ただ、現代は厄払い・厄除け自体は年中受け付けている寺社がほとんどなのです。
もちろん厄年であっても、節分以降に厄払い・厄除けもできますので都合の良い時間を作っていくという感じで良いでしょう。
前厄、本厄、後厄のうち、いつ厄除け祈願をするとしたら前厄の段階が良いと言われていますね。
厄払いはお参りだけでも大丈夫?
結論から言えば、厄除けとしてお参りだけでもOKです。
ここで言う「参拝」とは、本殿や本堂に上がって祈祷をあげてもらうことはせず、神社本殿やお寺本堂前にある賽銭箱前でお参りするというスタンスです。
厄除け・厄祓いの祈祷を受けたほうが自分の気持が鎮まる、ご利益を賜われたと感じるのであればしたほうがいいし、神様に祈るなら自分で挨拶するだけでOKと思う人はそれで良いのです。
多くの神社・お寺では厄除けには厄除けの神様・仏様を指定し、そのご利益・ご神徳を賜って厄を除け、厄を祓って祈祷をあげてくれます。
厄払いに行く時の服装や金額は?
厄払い・厄除けを受ける際の服装といっても、特に決まりはありません。
ただし、厄払い・厄除けの祈願に上がるのですから、神様・仏様やお仕えの方に失礼がないよう、過度な露出や華美な服装は避けた方がいいでしょう。
男性なら紺や黒などの落ち着いた色のスーツ、ジャケットでかっちりしていくと良いでしょう。
女性なら落ち着いた色のスーツ、ワンピースなどがベストです。
また、靴下やストッキングを必ず履いておくと良いです。
厄払い・厄除けの金額は、一般的に5,000円から10,000円が相場です。
直接神社やお寺に尋ねてみるとよいですし、公式のHPに書いてある場合が多いですよ。
お金は白い無地の封筒か蝶結びの祝儀袋に包み、神社では「御初穂料」「玉串料」、お寺では「御祈祷料」「御布施」と書くのが一般的です。
地域によりますが、うちの地域はお酒も納めたりしますね。
厄払いの流れ
祈祷の流れを紹介してみましょう。
神社では社務所などでご祈祷の申込みをします。
ご祈祷は何人か合同で行われることが多いので、名前を呼ばれるまで待合所で待ちます。
その間に手水舎で手を洗い、口をすすいでおきます。
自分の番が来たら本殿に上がらせてもらい、儀式を受けるという流れになります。
神職による祓詞と巫女の舞などによって儀式が進んでいきます。
起立したり、頭を下げたりと、その都度指示がありますのでそれに従います。
まとめ
厄年と言われるとなにか災難が起きたり、自分だけでなく家族に災いがあるのではないかと不安になりますよね。
でも科学的な根拠もなく、おそらく年齢的に責任のある立場にもなるし体の変化も出てくる年齢なので気を付けようという傾向なのではないでしょうか。
ただ、祈祷するかどうかは自分の価値感や気持ちの問題です。
厄払いをして後悔することはないけど、しなくて後悔することはあり得ます。
しておくことに損はないのではないかと個人的には思いますね。
自分の捉え方次第ですが、その厄年は健康などに注意を払っておくことに越したことはないです。
自分のことだけだとそんなに心配もしないのですが、家族までなにか降りかかると思うとかなり気になってきますよね。
そうなると、自分の為ではなくとも家族のために祈祷しておいても良いかもしれません。