厄年というものは男性・女性ともに年齢は違いますが、
病気や災難に遭うと言われ、
お祓いしたり厄落としで配りものをした記憶はあるのではないでしょうか?
今は33歳、37歳ですと結婚・出産を控える女性も沢山いると思います。
今回は、厄年は妊娠しやすいと言われる理由や、
厄落としにもなると言われる意味などをご紹介します。
厄年は妊娠しやすいと言われるのはなぜ?
厄年は妊娠しやすいと言われるのは科学的根拠はありませんが、
おそらくこの年齢は近年の初婚の平均年齢が30歳であることから考えると、
30歳で結婚して、そろそろ子どもを…となると、
ちょうど前厄から大厄にかかる満年齢でいうと、
31歳から32歳の年齢になりますね。
また、2人目、3人目となると、あまり近いと大変なので、
3、4歳離れたタイミングでと思います。
そうなると満年齢でいうと35歳から36歳の年齢にかかってくる為、
妊娠しやすいと言われるようになったのではないでしょうか?
それに、前厄と後厄を合わせると30歳~39歳の間で6年ありますので、
どうしても厄年の間に妊娠・出産をしないようにするのは、
タイミング的に難しいのではないでしょうか。
厄年の妊娠は厄落としになる?
厄年には地方によっては配るものや風習は違いますが、
刃物や洗剤・食器を配ったりします。
厄を配って、厄年の人が厄災に遭わないように周りに厄を配ります。
前厄・後厄の出産はあまり気にしないで良いです。
では、本厄での出産は良いのか悪いのかはどうなのでしょうか?
結論から言うと、
出産は厄落としでよいとされる地域が多いです。
男女どちらでも構わないや、
男の子のみと言われる地域もあるようです。
昔は男の子は家を継ぐことから家の宝とされ、
男の子は生まれた時点で厄が落ちたとされるそうです。
また自分の厄は落ちても、
子どもに厄が移ると言われる所もあります。
でも、子どもに厄が移ったらかわいそうですよね。
そこで、「捨て子」をすることで、
厄を子どもからも落とす習慣があります。
と言っても、本当には捨てません。
捨てるふりをします。
捨てる場所は神社や、また川向うに捨てるという地域もあるようです。
生まれた子供を神社に置いて、
後を振り返らずに神社から立ち去ります。
後ろを振り返らないのは、私が住む地域は、
後ろを振り返ると、厄をまた拾ってしまうのでいけないと聞いたことがあります。
厄でない人も後ろを振り返ると、
みんなの厄を拾うので振り返ってはいけないのです。
予めお願いした(血縁関係のない)大人が赤ちゃんを拾い、
自宅へ連れ帰り一晩預かります。
次の日に、本当の母親の元へ連れていくことで厄が落ちます。
もちろん、周りの人が赤ちゃんから目を離さずに行います。
また神社ではなく、病院に置いたまま退院してまた迎えに
いったという人もいました。
子どもを拾う役の人は拾い親として、
実の親と同様の付き合いをしました。
子どもの名づけもしたそうですよ。
厄年の年齢は体や生き方に変化が現れる時期
女性は数え年で19歳・33歳・37歳・61歳で、男性は数え年で25歳・42歳・61歳が本厄になります。
数え年は生まれた年を1歳とし、
1月1日に1歳を年を取ります。
そして厄年は結婚や、家を建てたり、引っ越し、転職、
新しいことを始めるのは良くないとされています。
しかし、厄年の年齢は体や生き方に変化が現れる時期です。
(個人差はあるでしょうが)
特に大厄の女性の33歳・37歳・男性の42歳はライフスタイルが変わったり、
仕事で重要なポジションに着いていたり、子育てや家庭の事で大変だったりします。
また女性ですと、家事や育児で大変だったり、
ホルモンバランスが変わって体調不良になりやすいという年齢でもあります。
まとめ
厄年には体への変化が現れる時期です。
妊娠・出産は厄年でなくても、
精神的・身体的に負担が大きい出来事です。
「悪いことが起きるかも」と不安になっていると、
お腹の赤ちゃんにもよくありません。
神経質になりすぎて、チャンスをふいにしてしまったり、
何かよくないことが起こった時に、
厄年のせいにしてしまったりするのも逆によくありません。
どうしても不安であれば神社で厄落としをお願いして、
不安をなくして心穏やかに毎日過ごしたほうが良いと思います。
またラッキーアイテムとして長いものや、七色のもの、
うろこ模様のものを身に着けるとよいとされています。
長いものはスカーフがあげられます。
七色のものは真珠のアクセサリー等があげられます。
真珠は光の加減で何色にも見えるからです。
うろこ模様のものは財布が挙げられます。
財布は春に買うと縁起がいいので、
この機会に買い替えるといいかもしれませんね。
また、考え方で、
「子供を授かった時点でいいことが起きている」とも言えます。
自分は気にしていなくても周囲が気にしているようでしたら、
厄払いをしてもらってお守りを持ち歩くなどして、
安心して出産を迎えられるようにしたら良いのではないでしょうか?