赤ちゃんの時のおしゃぶりの存在って大きいですよね。
しかし、使う前は癖になるとか歯の形に問題が出るかも・・・などの理由で心配もしていました。
でも、使ってみるととても役立つのですごく活用していました。
しかし、ある時から外すタイミングがわからなくなって困ったのも確かです。
おしゃぶりはメリットもデメリットも両面あることも良くわかります。
だから絶対ダメでもないし使うことを推奨することもないです。
おしゃぶりの色々なことを知って、どうしていくかをお母さんが判断することが一番ですね。
今回の記事では、おしゃぶりは後悔するのか?
メリット・デメリット、辞めるタイミングや注意点を紹介していきます。
おしゃぶりは後悔するので使わない方が良い?
おしゃぶりをすると後悔する、あまりよくないという噂はよく耳にするような気がします。
実際、おしゃぶりは赤ちゃんがぐずってしまったり、寝てくれないときに役立つアイテムです。
私自身もそのぐずりや寝る時のおしゃぶりは、かなり助かったという事実があります。
しかし、一方で、長期間の使用は歯並びや発語への影響が指摘されているため、頼りすぎず遅くとも2歳半頃にはやめられるようにしようという声も多くあります。
おしゃぶりは後悔するので使わないほうが良いのかということですが、結論から言うとどちらでもOKです。
なぜなら、メリットもデメリットもあるので使った私からすると後悔はしていません。
外すときにタイミングがわからず迷ったことも悩んだことも事実ありました。
でも逆に使っていた時にすごく助けられたのも事実です。
ですので、今、総合的に考えてもどちらでも良かったと思っています。
あとは、外すとき大変だし、始めから使わないほうが良いという声も結構多くあります。
外すときに大変というのは卒乳と同じで、絶対外れる時がくるので大丈夫だし、小学1年生でおしゃぶりをしている子はいないと思うのであまり神経質に考えなくても大丈夫です。
ちなみにうちは、おむつを取るということにすごく恐怖感を母親である私がもっていたのですが、意外とすんなりいったのです。
おしゃぶりも同じである時にすっごく外すのを嫌がったので先が思いやられたのですが、その数日後に全く興味がなくなる、自分から思い出さないようになる、という感じだったのです。
あまり母が気負いすぎないことを個人的にはお勧めします。
ちなみに日本と海外、特に欧米と育児についての考え方が全く違うことがあって、おしゃぶりの存在も例外ではありません。
おしゃぶりを使うことに対して、日本では否定的な意見が多いですが、欧米では泣いている赤ちゃんにおしゃぶりさせず、泣かしっぱなしにする方が虐待であるという考え方も存在するのです。
欧米では、おしゃぶりを使うほうが当たり前の考え方だったりします。
たしかに欧米ってちょっとしたことで虐待と捉える風潮があって、それほど子供を国でまもっているのがよくわかりますよね。
子どもの事件、事故なんか日本でニュースが流れますが、その内容をみて欧米の人は本当に驚くそうですよ。
ひとりで家に子供を残らせる、ひとりで登校下校なんて欧米ではありえないと言いますからね。
おしゃぶりのメリット
さて、おしゃぶりの存在の良し悪しは最終的に個人で判断するしかないのですがメリットやデメリットを知って考えてみましょう。
まずはおしゃぶりのメリットです。
いくつかありますが、私としてかなり存在感が大きかったメリットは2点でした。
①静かにしてほしい場所で静かになる
②寝てくれる
この2点がものすごく助かったことが何度もありました。
実際に周りのママさんの声を聴いてみると、
精神的な安定、泣きやむ、静かになる、入眠がスムーズと言う声はおしゃぶりを利用した人達の声で圧倒的に多い声です。
それと、鼻呼吸をしない赤ちゃんの場合にも利用をむしろ推奨されていることもあります。
赤ちゃんは基本鼻呼吸らしいのですが、なんらか原因があって、成長とともに口で呼吸したり、また口をしっかり閉じないままTVを見たりする子供が増えてきているそうです。
口で呼吸しないようにおしゃぶりを与えるのは、歯並び発語に影響があるとしても手段としては与えた方がいいという例もあります。
発語に影響があってもおしゃぶりを!と言うくらい口呼吸は良くないのです。
その他のメリットとして以下があります。
・寝かしつけの時間が減る。
・保護者の働きかけで止めやすい。
・乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを下げる
・哺乳瓶拒否を防げる
母の育児で助かるという存在に思われがちですが、赤ちゃんの精神安定という面や、SIDSのリスクを下げるというメリットがあるので赤ちゃんにとってもメリットがあるということです。
私はそれを聞いて、ちょっと罪悪感から逃れたように感じましたので、多くのママは使うことに罪悪感を持っているのではないかと推測しています。
うちも息子が小さい時は、このおしゃぶりで精神が安定しているというか落ち着くという感じがよくわかりました。
眠るという観点だけでなく、外にいったり日頃の生活だけでも刺激を一杯受けて赤ちゃんなりに緊張するのでしょう。
外でおしゃぶりをしていると比較的安定して楽しそうにしていた記憶がありますね。
あと外泊に関しても同じで、おしゃぶりがあると安心して寝られたり過ごせたりした記憶があります。
赤ちゃんが喋っているわけではないので、ママとしてそう思っていただけかもしれませんけどね!
おしゃぶりのデメリット
それでは次におしゃぶりのデメリットを紹介していきます。
おしゃぶりは一度使用すると癖になりやすく、長時間に渡って使用していると噛み合わせが悪くなる確率は使用していない子供と比べると高くなるというのは実例であるようです。
癖になるのは確かに私も痛感しましたね。
その他には、言葉掛けやふれあいが減る、発語の機会が減る等のデメリットを言われています。
この中で個人的に感じたのはかみ合わせと癖になることは実感しましたが、言葉かけ、ふれあいの減少、発語の機会を奪うということは全く感じませんでしたね。
また、赤ちゃんは生後4~5ヶ月くらいになると、何でも口の中に持っていってしゃぶるという行為が見られます。
これは目と手の協調運動の学習と共に、色々なものをしゃぶって形や味、性状を学習している大事なアクションです。
おしゃぶりを常用していると手で掴んで口へ持っていくことができないため、大切な学習の機会が奪われることになってしまうということも問われている点です。
多くのママたちが懸念しているのはかみ合わせの点です。
しかし、おしゃぶりを使う子どもみんながかみ合わせが悪くなるわけではありません。
もし、かみ合わせが悪くなったとしても3歳以下であれば、おおむね1年以内に自然治癒することがほとんどだと言われていますよ。
あとはこのメリット・デメリットの可能性を考えつつ、どうしていくかはママの考え方それぞれです。
おしゃぶりをやめるタイミングは?
おしゃぶりは、3歳の誕生日までにやめることを目標にしましょう。
というのが、よく育児書やいろいろなものに書かれているひとつの基準ですが、具体的に吸啜反射がなくなり、自分で物をつかめるようになったら止めるのも良いですよ。
タオルや自分のこぶしなどなめて落ち着けることもできますので、おしゃぶり以外のもので落ち着く練習を始めていくとおしゃぶりを自然に卒業しやすいというのもあります。
ちなみにうちは、夜中おしゃぶりが口から外れる度に起きるようになったら止めてみました。
睡眠が浅くなる度におしゃぶりが口にないのに気づき、また眠るためにおしゃぶりを求めるようになったら、入眠の癖が強くなってきている証拠だといわれています。
その時に辞めたので、比較的スムーズに辞めれました。
1歳前後~2歳は、保護者の働きかけでは止めづらいですが、自然と取れることも多いんですよ。
おしゃぶりの卒業の方法
おしゃぶり卒業の方法は以下です。
・ぐずったりしてもおしゃぶりを与えない
・お気に入りのおもちゃなどであやす
・たくさん話しかける
・スキンシップをうんと増やす
ではより詳しく、おしゃぶり卒業の方法をご説明しますね。
・おしゃぶりを欲しがったらお気に入りのおもちゃで遊ばせる
子供がおしゃぶりを欲しがったりしてぐずり出したら、お気に入りのおもちゃを取り出して、気をそらすようにしましょう。
そして、おもちゃを使った遊びに集中させると良いですよ。
おもちゃに集中することによって、だんだんとおしゃぶりの存在を忘れていくので、上手く卒業させることが出来ます。
・たくさん話しかけて会話の練習をさせていく
子供が2歳を迎えたら、今まで以上にたくさん話しかけて会話の練習をさせていってくださいね!
会話の練習をすることでコミュニケーション能力も高まるだけでなく、親に話しかけられたことで子供も安心感を持つようになります。
安心感が強いと、おしゃぶりを欲しがらなくなるし、成長していくにつれて自己肯定感なども高く育ちやすくなるでしょう。
何かとメリットが多いので、おしゃぶり卒業のためにも子供との会話をたくさんしていくと良いですよ。
・スキンシップを多くとるように心掛ける
スキンシップが多いことによっても小さい子供は安心感を得られるため、ぐずった時もおしゃぶりを欲しがることが減っていきます。
おしゃぶりってそもそも、安心感を得られるという理由で使いたがる子が多いのですが、親からのスキンシップが増えた場合でも安心できるものです。
おしゃぶり卒業のタイミングになったら会話だけではなく、スキンシップもより多めにしてくださいね!
以上がおしゃぶりを卒業させるための主な方法なので、実践していくことをおすすめします。
おしゃぶりなしでのなだめ方のコツ
おしゃぶりなしでの小さい子供のなだめ方は、気に入っているおもちゃや絵本を取り出して気をそらせるか、言葉をある程度理解できる年齢ならおしゃぶり卒業を説明しましょう。
すぐに実行できるなだめ方のコツとしては、お気に入りのおもちゃや絵本を見せて、おしゃぶりを上手く忘れさせることですね。
また、だんだんと大人の言葉も理解できる年齢なのでしたら、『もうお兄さん(お姉さん)だから、おしゃぶりはやめようね』と、分かりやすく説明するのも効果的です。
まだ言葉を完全に理解できない頃はおしゃぶりから気をそらすのが良いですが、言葉を理解できるなら説明して納得させると良いでしょう。
2歳頃って特にイヤイヤ期にも突入しているので、色んなおもちゃを与えてみたり、ギュッと抱きしめてスキンシップをとってもOK!
おしゃぶりも卒業できて上手くなだめることも出来るので、トライしていきましょうね!
おしゃぶりの注意点
おしゃぶりを使うのは大丈夫ということで使うにあたっての注意点を説明しますね。
①新生児~1ヵ月頃の赤ちゃんには使わないほうが良い
おっぱいや哺乳瓶を吸うだけで疲れてしまうような月齢には使わないようにしましょう。
おしゃぶりで満足したり疲れたりするので母乳の摂取が減少することになり得ます。
②おしゃぶりを服やベッドに固定しない
おしゃぶりが口から外れると汚れたりまた戻す必要があるからと、ひもやゴムなどで固定して効率化を図ることがあります。
しかし、これは事故につながるため絶対にやめておきましょう!
③口に合ったサイズのものを使用しましょう
おしゃぶりには月齢に合わせたサイズのものが販売されています。
成長に合わせてサイズを変えていくことで、しっかりとフィットし、赤ちゃんが上手に吸うことができます。
それぞれの月齢に合わせたものにすることでかみ合わせの心配なども減りますよ。
④衛生面に充分気を付けましょう
おしゃぶりは口に入れるものですので、毎回消毒するなどしてきれいに保つようにしましょう。
おしゃぶりを使うときは、赤ちゃんに合ったものを選び、消毒を心がけて清潔を保ちながら上手に活用することが大事です。
どこにでも置いてあると汚れるので口に入れるものだからこそ気を付けましょう。
まとめ
あかちゃんのおしゃぶりには、赤ちゃんにとってもママにとってもメリットデメリットがあります。
ただ無理して意固地になって使わないというよりは、どんなメリットデメリットがあって、どういうことに注意しておくべきなのか知っておけば活用しても良いと思います。
なんとなく日本っておしゃぶりは使わないほうが良いという風潮がありますが、米国ではおしゃぶりをしないで泣き続けさせるのは虐待と考えるほどです。
だからなんとなくのイメージではなくちゃんと理解をしてどうしていくか考えましょう。
月齢ごとに見直してみるのもひとつです!