受験シーズンに入ると色々なところで、合格、不合格の声が聞こえてきます。
合格したときはその喜びを一緒に味わうことが出来ます。
でも、友達や自分の子が不合格だった時、どのように声を掛けたらよいのか迷う人も多いでしょう。
特に受験に落ちてしまった時は、励ましてほしい人もいればそうでない人もいます。
なかなか気持ちの整理が出来ず、話しかけられるのも嫌だという人もいるでしょう。
そんな時、身近な人であれば少しでも元気になってもらいたいですよね。
今回は、自分の子ども編と、友達編とにわけてそれぞれどのような言葉が良いのか紹介していきます。
受験に落ちた人にかける言葉とラインの例文!自分の子供編
自分の子どもが受験に落ちたとき、どのような言葉を掛けたらいいのでしょうか。
子どものこれまでの頑張りを一番近くで見てきた分、声掛けには迷いますよね。
まず大切なのは、子どもの努力を認め、見守ることです。
時には何も言葉をかけず、そっと見守るのも一つの方法だと思います。
それでもなにか言葉をかけたいときは、「ショックを受けている心への共感」「これまでの努力を認める」ことを意識しましょう。
直接伝えるのももちろんいいですが、声を掛けられる状況ではない時はラインで伝えるのも一つの方法です。
「とても頑張っていたのに残念だったね」
「○○が努力している姿は立派だったよ」
「受験勉強で成長したことはあなたの支えになるよ」
このような言葉を、短く優しく伝えましょう。
中には親に迷惑をかけた、と思っている子どももいるかもしれません。
そんな時は子どもの存在を認めてあげるような声掛けをするといいですね。
受験に落ちた人にかける言葉とラインの例文!友達編
次に、友達が不合格になってしまった時の声掛け例です。
親しい友達であればあるほど、家族は知らないような受験への思いや葛藤を知っているかもしれません。
また、あなたも同じ受験生であれば、余計にどのような言葉をかけるか迷いますよね。
友達が受験に落ちてしまった時、気を付けるべき点は「努力を認める」「共感する」「いつもの雰囲気で」「無理に元気づけようとしない」ことです。
励まそう、励まそう、と思って余計なことを言ってしまうと、傷つけたり嫌味に捉えられてしまうこともあります。
「残念だったね、話はいつでも聞くよ」
「おいしいものでも食べに行こう」
「悔しいよね」
また、親がかける言葉の時と同様、無理に励まそうとせず、友達の様子次第でそっと見守ることも大切です。
友達が話したいようだったら静かに話を聞く、話したくないようだったらそっとしておく、など友達の様子で変えることも大切です。
受験に落ちた人の心境
受験に真摯に向き合ってきた人ほど、不合格だった時の心境は計り知れません。
人によっては、自分の存在価値を否定されたように感じたり、自分はもう何をやっても駄目だ、と自暴自棄になってしまう人もいるかもしれません。
時間がたてば、また次の目標に向かって努力したり、失敗から学んだりと前向きな気持ちがわいてくるものです。
しかし、そういう気持ちの切り替えが出来るのは簡単なことではありません。
人によって気持ちを立て直すにも時間がかかることを覚えておきましょう。
受験に落ちた人にNGな言葉かけは?
先述したとおり、受験に落ちた人には無理に励ましたり慰めたりするのはNGです。
特に正論や理屈などを並べ立てては、全く励ましにならないどころか、逆に傷つけてしまいます。
「受験に落ちたからといって死ぬわけではない」
「みんなとは1年しか変わらないよ」
これらの言葉は欠けてはいけない言葉とされています。
また、相手の努力を否定するような言葉も避けましょう。
「もう少し頑張ればよかったね」
「あと〇点足りなかったね」
確かに、受験に落ちたということは勉強不足だったり情報不足だったりすることが要因かもしれません。
しかし、受験に落ちた直後にこのような言葉を言われて嬉しい人がいるでしょうか。
受験に落ちたときには、あなたがその立場になったとして、言われたくないことは言わないようにしましょう。
また、ラインなどで言葉をかけた後に返事がなくても催促するのはNGです。
相手は返事をする気分ではないのかもしれません。
たとえ返事が来ても、相手はまだ傷心中であることを頭に置いておきましょう。
別記事で、色々な立場や状況の人に対して、「かけてあげられる言葉」についてをまとめています。
どんな言葉をかけてあげたら良いかがはっきりと分かりますので、相手の方の状況に合わせた項目を是非チャックしてみてください!
まとめ
受験に落ちることは、想像しているよりもショックな出来事です。
身近な人であれば、励ましたい、元気になってほしい、という思いが先に立ってしまいそうですが、まずは相手の気持ちを考えることを第一にしましょう。
無理な励ましなどはNGです。
つらい気持ちに共感したり、静かに話を聞くだけでいいのです。
そしてできるだけいつもの雰囲気で、あまり暗い気持ちになりすぎないように心がけたいですね。