別料金がかかるグリーン車ですが、間違えて乗ってしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか?
もし、間違えて乗車した場合、どのように対処したらよいのか困ってしまいますよね。
そこで今回は、グリーン車に間違えて乗った時の対処法について、ご紹介していきます。
グリーン車から普通車へ移動は出来る?
グリーン車はグレードが上の車両だけあって、座席も広く設備やサービスが整っているため、車内でも快適に過ごせるのがいいですよね。
ただその分、別途料金が発生するため、ピーク時を除けば空いている事が多い印象です。
車両の外に四つ葉マークが描かれるグリーン車ですが、グリーン車のチケットを購入していないのに、間違えて乗ってしまったという方も多いです。
確かに急いでいる時や、電車に乗り込むまで時間がなかった時などは、階段を降りてすぐの所に停車している車両に乗り込んでしまう事もありますよね。
通常、グリーン車は新幹線や普通列車の中央付近に車両があることから、ホームの階段やエスカレーター、エレベーターのすぐ側に配置されている事が多いんです。
ただ、グリーン車を使用したい場合は別途料金を支払う必要があります。
しかも駅の券売機や事前に購入した時よりも、車内で購入した方が別途料金は高くなってしまいがちです。
そんな時、グリーン車から普通車へ移動すればいいんじゃないかと考える方もいるでしょう。
以前は「通行税」というものが存在しており、通行するだけで運賃に課税されていました。
現在は、消費税の導入と同時に廃止されたため、通行税というものは必要ありません。
しかし、基本的にグリーン車から普通車へは行き来できないようにロックされているケースが多く、移動は簡単にはできないでしょう。
特に、ラッシュ時や満席状態の繁忙期などは、グリーン車から普通車へのドアがロックされているケースがほとんどです。
また、車内のアナウンスでも「グリーン券をお持ちでない方は、グリーン車の通り抜け(移動)はやめてください」と放送されています。
JRの規定にも、「グリーン車の通路にお立ちの場合も、グリーン料金が必要となる」と記載されているため、移動はできないと考えるのが正解でしょう。
グリーン車はデッキに立ち乗りでも料金が発生する!?
グリーン車から普通車への移動は別途料金がかかりますが、グリーン車のデッキに立ち乗りした場合でも、もちろんグリーン車の料金は別途発生します。
こちらもJRの規定にしっかりと「デッキなどにお立ちの場合もグリーン料金が必要になる」と記載してあります。
つまり、グリーン車のデッキはもちろんのこと、通路に立つのも料金が発生するということですね。
そもそもグリーン車は、普通列車に付加価値と利便性を備えた車両です。
そこに足を踏み入れると言うことは、その付加価値の料金を支払う必要があります。
確かに普通車よりも料金は高めですが、その分の価値があると考えればお分かりかと思います。
デッキにも現在では防犯カメラがついている事も多く、車掌やグリーンアテンドが適時チェックにも来るため、料金は必ず発生すると考えてよいでしょう。
グリーン車のデッキにいたらバレないは嘘!?
グリーン車のデッキにいたらバレないというのは嘘です。
定期的にグリーンアテンダントや車掌がチェックに来ますし、デッキにいる方には必ず声をかけグリーン車のチケットを持っているかを確認します。
これは規定でも決まっている事ですし、公共交通機関に乗る以上、しっかりルールは守りましょう。
その場でグリーン券を購入することもできますし、現在は携帯などからすぐにチケットを購入することもできます。
グリーン車に足を一歩踏み入れてしまった以上、別途料金は避けられませんので、しっかり払いましょう。
ただし、グリーン車のチケットを購入したが満席で使用できなかったケースは、グリーン車アテンダントや車掌にお伝えすると、確認をした上で払い戻しをしてくれます。
新幹線ではなかなかないケースですが、普通車のグリーン車が満席というケースはラッシュ時にはよくある光景のため、もし購入したけれど座れなかった場合は自分からも声をかけましょう。
まとめ
快適に過ごせる分、別途コストがかかるグリーン車ですが、移動やデッキの立ち乗りは必ずバレますので、しっかり対応しましょう。
他の方の迷惑にもなりますし、グリーン車はチケットを持っていない方はデッキ、通路やトイレも使用禁止です。
車掌やグリーンアテンダント、防犯カメラが設置されているケースも多いため、ルールはしっかり守ってくださいね。
今回の記事を参考にして、もし、グリーン車に乗車してしまった際の参考にしてみてください。