分譲マンションや戸建てでは地域から自治会・町内会の加入が求められますよね?
地域によっては町内会自体がないという場所もありますが、町内会がわずらわしいと感じる方も多いのではないでしょうか?
回覧板は古きよき名残ではありますが、多忙な方にとっては負担に感じることもありますよね・・。
今回は、町内会の回覧板はいらないので断る時の角の立たない伝え方と、後々のデメリットについてご紹介します。
回覧板をいらないと断ることは可能?
回覧板だけを断れるかどうかは、自治会長・町内会長に確認してみて下さい。
自治会費を払うか払わないかは自分の判断ですが「回覧板だけは結構です!」としっかりお断りして大丈夫です。
ただそこの地域の催しだったりに参加するのは気まずいでしょう。
前述したように町内会の会員である以上、お知らせは回ってきます。
町内会の仕事は基本は順番に回すものなので、町内会脱会も検討されている場合は、役員から説得される可能性は高いです。
町内会加入では、年会費がかかります。
全国的に見て、平均年間7000円ほど支払う地域が多いです。
地域によっては、年間20000円以上支払う場所もあります。
年会費は、多くの地域で一括または前期・後期という形で集金されるため、
「払えない・家計が苦しい」と嘆く方が多い実情があります。
町内会加入は、強制加入ではないため断ることもできます。
別記事で詳しくご紹介してますので、ぜひそちらの記事も参考にして下さい!
町内会に入らないことでのデメリット!ゴミ捨てが出来ないって本当?
ですが、町内会の高齢化がある地域では、地域の環境維持のために町内会の加入をお願いされる場合もあります。
強制ではないですが、地域を守ることにつながっていてほしいということですね。
回覧板自体を”サインをして、隣にまわすだけ”と気楽に考えてみるのも良いのではないでしょうか?
役員の仕事をお願いされているわけでないのであれば、回覧板を回すだけと捉えてみると気楽になれるのかもしれませんね。
どうしてもの理由がある場合は、やはり自治会長・町内会役員と話し合う必要があるでしょう。
回覧板の角の立たない断り方は?
さっきもお伝えした通り各市町村の自治会長さんにまずは話をします。
個人的な近所の方とその場しのぎの話はトラブルのタネになる確率が高いです。
各家ごとに絶対的にみんな生活リズムが違います。
いつもお家にいらっしゃって一家を守ってる奥様には、主婦が働きに出てる大変さは少し理解してもらいにくい場合もあります。
今は隣人がどんな人が住んでいるのか、男性なのか、女性なのかすらわからないまま何年も住んでるなんて話は当たり前。
少し不安もありますが、その方が心地よさを感じるという人がびっくりするほど多いのです。
これじゃ、回覧板なんていらないですよね。
掲示板をちらっと覘いて大切な案件だけを頭に覚えておくというのがいいですよね!
角が立たない観覧版の断り方はなかなか難しいですが、町内会に入らない・脱会するという選択肢があります。
やはり生活様式が変わってきて、入らない方が増えてるのでそんなに固く考えずに入らないようにしましょう!
ただゴミ置き場の掃除や、やる事が何かあったらできることは少し加担しておく方がいいです。
しかも何か災害などが起きたときに、ご近所さんのお力添えをおかりする場合もあるので全く知らん顔をするというのは難しいです。
ただの挨拶を交わすだけとはいきません。
回覧版を断った後のデメリットは?
そもそも回覧版は自治会や町内会に入らなければ回っては来ませんので、町内会に入らなければ良いのです!
もともと町内会の入会は「任意」のものなはずなのですがなぜか半強制的に入会させられると困ってる人が結構います。
回覧版が回ってくるというだけじゃなく地域清掃や子供たちの登下校の見守りなど、当番制でやってきます。
お祭りの実行委員などの一挙引き受け運営をしたりもしますね!
子供会なんかも計画している地域もあります。
その地域に住んだ人が何か起きたときに不便なことが起きて困らないように、そのすべてと言っていいほどの情報が回覧版に記載されてます。
それをデメリットだと考えたらきりがないのですが。
決められたごみ捨て場を使えるのはやっぱり自治会などに加入しているからと言っても過言ではないです。
ですので、回覧板はいらないくせにごみは出すのね・・・なんて言われちゃう可能性もあります。
トラブルのタネにならないようにしたいものです!
とにかく回覧板が回ってこないという事は、自分の住んでる地区の情報が入ってきづらくなってしまうという事ですね。
単身でマンションで仕事が忙しく寝に帰るだけなら回覧版なんかいらないですが、
子供がいるような家族で住んでいる場合は、きっと周りのママ友なんかに加入するよう促されてしまうでしょう。
そうするとなかなか断りにくくなっちゃいますよね。
どちらにせよ自治会長さんに相談した方が早いです。
『情報がなにもはいってこないよ~』と言われたとしても自分の事情をちゃんと話し理解してもらうことが大切です。
でも回覧板や町内会をお断りしたとしても周りのご近所さんとは少々つながりは持っておいた方がいいでしょう!
回覧板の役割って?
・地域の催し物のお知らせ
お祭り、バザーなどの町内会の会議で決まった内容です。
・ゴミ収集
収集日の変更、注意事項
・警察の広報
地域と警察の橋渡しの役目
・防災・防犯情報
地域の各家庭でできる対策など
回覧板は、読んだらハンコを押すか名前を書いて、読んだことがわかるようにして地域全員に情報をもれなく流す役割です。
地域住人の安否確認もできるのが、回覧板の大事な役割の1つでもあるんです。
本来の地域の連絡事項は、言継ぎ(伝言ですね)や掲示板で情報の共有をしていました。
昭和15年に政府が連絡事項を県に回したのが、回覧板だったので全国的に普及したようです。
高齢者が多い地域では、SNSの活用は厳しいため回覧板が活躍している現状です。
確かに、回覧板を見て地域の住人が確認したことがわかるのであれば、トラブルも少なさそうですね。
町内会の回覧板は廃止できる?
新型コロナウイルスで回覧版は大丈夫なのか論争が起きてるところもあり、一時的にやめようとなってる地域もあります。
また、回覧板がすでに廃止になっているも地域もあります。
それには、”町内会の役割が薄くなってきた地域である”ということが条件になっています。
共働きが多い世代が多い地域だと、地域に関わること(掃除や会議など)に時間が割けないことが原因にあります。
時代も変わりつつ人との関わり合いもかわってきている世の中ですから、仕方がない事なのです。
回覧板自体を廃止できるかどうかは、地域次第になります。
回覧板を「どうしても、回してほしくない!」と、お考えの場合は町内会を脱会する必要があるでしょう。
または、町内会の会議にあげる必要があります。
町内会脱会や会議にあげる場合、町内会役員とトラブルになる可能性もあります。
回覧板が必要とされる地域はある!
回覧板を廃止したいのは、きっと大した内容でないからではないでしょうか?
”こんな内容なのに、次に回さないといけないの?”と思われるのかもしれませんね。
確かに、回覧板の内容は、毎回似たような内容ばかりかもしれません。
ですが地域によっては回覧板にサインしつつ、光熱費を徴収する地域もあり、全国的に廃止は簡単にはならないでしょう。
そして、回覧板発行もとの町内会が廃止になると以下の結果になります。
・防犯灯が切れる
・地域の掃除がなくなり、汚くなる
・警察との連携が取りづらい
・近所との交流がなくなる
安心できる環境だからこそ、不要なように感じられるのではないでしょうか。
災害や犯罪があったときに、近所の人間同士で助け合いが必要とされます。
回覧板を通じて、近隣住人とのコミュニケーションがとれるツールとして捉えると、負担でなくなるかもしれませんね。
まとめ
”町内会は必要ないのではないか”というテーマでSNSでは話題になっていたりします。
現在は平和な環境で、特に困ることもない生活課かもしれません。
ですが、いざ自分だけで対応できない事態が起こったときに頼るべきは・・・「遠くの親戚より、近くの他人」でしょう。
わずらわしいと感じることが多いかもしれませんが、近所の方を大事にすると自分も大事に思われるかもしれませんね。
隣近所にどんな人が住んでいるかわからない生活よりも、心配しあえる近所の人がいると安心は大きいのではないでしょうか。
デメリットは色々あるかもしれませんが、自分が安全に住めて癒しに帰ってくる我が家だからこそ、少々いやなことも軽く付き合っていく必要があるのではないでしょうか。