そもそも児童会というものは、子どもたちによる自発的で自治的な組織のことです。
主に小学校高学年の子が作る組織で目的は学校生活の充実や向上のためにあるものです。
いわゆる中学校、高校でいう生徒会の役割と言えます。
そしてその児童会の下に、放送委員、運動委員、環境美化委員などの委員会があってそれぞれの運営をするのです。
児童会選挙に勝つにはやはり、生徒と先生からの信頼が大きなポイントになってきます。
ですので、日ごろから支持を得ているかが大きな分かれ道です。
しかしそれでもこの選挙の時の演説やスピーチ、公約なども大事になってきますので、今回はその児童会選挙に勝つ方法を紹介していきたいと思います。
児童会選挙に勝つ方法とは!
児童会選挙に勝つ方法ですが、ポイントは3つです。
- まず自分はどのポジションにつきたいか決める
- 公約をしっかりと考える
- 他の生徒と直接かかわる
具体的な児童会の仕事は、計画や運営、異年齢集団による交流、学校行事への協力というのが主ですね。
児童会なので、高校や中学と選挙の点で違うのは、小学生ならではで「人気」という点で選ばれやすいということです。
中高生は公約や人柄、実績などを見ていますが、小学生はそこまでの能力はまだありません。
児童会には会長、議長、書記長、並びに副会長、副議長、副書記がありますが、まず自分はどのポジションにつきたいか決めます。
そして公約はそれなりに考えて決めます。
そして大事なのは児童会は他の生徒との直接のかかわりです。
投票が低学年からか高学年だけなのかも学校によって違いますので、その対象者に対して顔を覚えてもらって良い人、面白そうな人など良いイメージをもってもらうのが大切。
そのためにできるのは、朝毎朝一番にきて玄関前に立って挨拶をするというのが一番効率的ですね。
あとは長休みの時間を使って他のクラスを回ってみるなども効果的かもしれません。
児童会選挙の演説の例文3選
最終的には児童会選挙では演説が必要です。
演説は固いものより、小学生たちに伝わりやすいものにすることがおすすめです。
しかし、なおかつ先生方からの信用信頼も大事ですので、きっちりするところと柔らかくするところのバランスが大事となってきます。
演説する時の例をあげてみましょう。
例文①
今回児童会の会長に立候補した〇年〇組の〇〇〇〇です。
私は学校が大好きです。
でももともとここまで大好きといえるほどではなかったのが正直なところなのです。
学校が好きになったのには理由があります。
昨年卒業した児童会長だった〇〇さんの存在です。
〇〇さんのおかげで学校が楽しくなってので、私が会長になることで今学校が楽しくない、不安など気持ちを抱えている人を少しでも楽にしたい!
そしてたくさんの人が学校を好きになってほしいという気持ちで立候補しました。
例文②
児童会の副会長に立候補した〇年〇組の〇〇です。
私が副会長に立候補したのは、人を支えたり人の役に立つことが好きだからです。
私が支える事によって会長が児童会の運営をしやすくなり学校が良くなることにつなげたいと思い立候補しました。
例文③
児童会の書記に立候補した〇年〇組の〇〇です。
私は学校でもっとさまざまなことが学べたら良いなと思っています。
勉強だけでなく友達との関係や自然を大切にすることやSDGSなどの取り組みをして、市内で1番すてきな学校にしたいと思って立候補しました。
児童会選挙のスピーチのコツ
児童会の選挙のスピーチのコツをいくつか紹介します。
①ボディランゲージを使う
言葉だけで話すより、身振り手振りを使ったほうが見た目的に印象がつよくなりますし、思いの強さも伝わりやすいでしょう。
②大きな声ではっきりゆっくりと
元気と明るさのアピール、そしてちゃんと話したい事が伝わるように大きな声ではっきりとゆっくりと話しましょう。
③生徒の目を見ながら話す
原稿をみて話すのではなく、前を向いてなるべくいろんな人と目を合わせて話すことでさらに伝わりやすくなります。
児童会選挙の公約例
児童会選挙の公約は大切です。
学校をよくするためにを一番の目的にして、あとは生徒たちの望んでいることと、先生たちとの思いのバランスを考えた公約をつくりましょう。
そしてその公約は守れる、達成できるものにすることがポイントです。
①全校生徒の交流を深めるイベント
全校生徒の交流を深めるために、月に2回の休み時間を学年を超えた集まりでイベントをします。
日頃はクラスや学年での交流は多いのですが、学年を超えた友人をつくることでさらに絆を深めます。
②ごみゼロきれいな学校
キレイな学校は良い学校です。ゴミ一つ落ちていないきれいな学校をつくります。
みんなで掃除をきれいにしましょう。
③SDGSの取り組み
SDGSの取り組みをして地球のためになることをします。
環境にやさしく、物を無駄にせず大事にするというSDGSの考え方を学校で広めて、地球にやさしい学校つくりをします。
まとめ
児童会選挙というのは小学校の生徒会のようなものです。
選挙となると有権者は小学生なので、小学生にあった公約、スピーチなどコツがあるものです。
一番大事なのは、この人が児童会になることで学校がよくなりそう、楽しくなりそうとワクワク感を持たせることですね。