女性にとって身だしなみのの一部であるメイク。
男性の身だしよりも手間も時間もかかるケースがほとんどです。
新幹線でメイクはマナー違反なのか、新幹線内でメイクをしても問題ないかという事ですが、答えは、「控えた方が無難」です。
致し方ない状況もあるかと思いますが、どうして控えた方が良いのか具体的に解説していきます!
新幹線でメイクはマナー違反?指定席でするのは非常識?
席によっては周りから見えにくい場所を指定することも可能。
新幹線でメイクは、他人の迷惑にならない範囲であればOKという考え方もありますが、「非常識」と感じる人も一定数存在しているため、控えた方が良いでしょう。
賛否両論ある話題ですので、まずは「非常識だ!」と感じる人の意見を見てみましょう。
- 独特な香りが苦手、体調が悪くなることがある。
- フェイスパウダー等の細かい粉が飛んできて座席や服が汚れる。
- 身だしなみを整えること自体、本来人目につかない場所ですべきことで、視界に入るだけで不快。
代表的に言われるものはこのあたり。
それでは、無香料のものをパウダーは使わず、周りに人がいない時であれば問題無いのでしょうか。
マナーとは周りの人に不快な思いをさせないようにするためのものです。
不快に思う人が多くいる以上、控えた方が無難です。
しかしそうすると、メイクをしている人、しようと考えている人にも言い分はあります。
- 食事や飲酒の匂いの方が不快。
- 大声で話をしたり、ゴミを散らかして行く人もいる中で、実害は無い。
- 他人に迷惑はかけていない。
一理ありますよね。
食事飲酒メイクはどちらも交通機関から「絶対禁止!」と言われているわけではないので、どちらも個人のマナー観に委ねられています。
忘れてはならないことは、メイクをすることだけがマナー違反と批判されている訳ではないということです。
食事や飲酒も、周りの人が不快と思うような見た目や匂いを発している場合は、同様に「控える」対象です。
ゴミも片付けず食い散らかす人、お酒を飲んで酔い大声をあげる人、そんな人にたまたま囲まれた席だったら…。
1度嫌な思いをしてしまうと、飲食している人自体に嫌悪感を抱いてしまう場合もありますよね。メイクも同様です。
粉飛びしてもお構い無し、作業中腕があたる、強い香りの香水を振りまくなど、厄介な方々は存在します。その影響で全体的に悪い印象がついてしまっているかもしれませんね。
肝である「他人に迷惑をかけない」という点ですが、迷惑か否か判断するのはその他人です。
度々論争になるほど、「非常識」と感じる人が存在している以上、配慮した方が無難というのが、公共の場の暗黙のルールでしょう。
新幹線のパウダールームでのメイクは問題ない?何号車にあるの?
新幹線のパウダールームは正式には「洗面室」であり、ほとんどの新幹線で、お手洗いと同様に奇数号車にあります。
車内でのメイクは基本的にこちらで行いましょう。
見た目は簡易的な洗面台という印象ですが、付いているコンセントは座席とは違い、1000wまで使用できるので、ヘアアイロンの使用も可能です。
身だしなみを整えることを想定されて作られていると感じますね。
純粋に手を洗いたい人への配慮や、お手洗いの近くで人の出入りも多いので複数人でたまるようなことはせず、周りに気を配ることを忘れないようにしましょうね。
N700系の一部車両では、全身が映る三面鏡が設置されたパウダールームがあります。
こちらは存分に使用して問題無いでしょう。
こういった車両、今後増えていくと良いですね。
新幹線でのメイクは揺れるしやりにくい?
さて、先述したパウダールーム、もとい洗面室ですが、椅子は無く、寄りかかれる場所も両側の壁のみです。
アイブロウの角度、アイライン、アイシャドウのグラデーション、涙袋の影…きりがない程にメイクは繊細な作業が多いですよね。
動いている時はすごく揺れるので細かい作業をするのは極めて難易度が高いです。
停車中に作業出来るよう、調整して洗面室へ向かいましょう。
同じように考える人も多く早い者勝ちなので、洗面室の近くに指定席をとっておくことをおすすめします。
まとめ
新幹線でメイクをするシチュエーションは、時短のためという理由が1番多いかと思います。
ただ説明した通り、座席は周りの人とトラブルになる可能性があり、洗面室の場所を確保するにも手間が必要。いざメイクを開始すると揺れて揺れて手元が狂う…と、修羅の道です。
周りのためにだけではなく、あなたのためにも、
可能な限りは別の場所で済ませる方が、結果的に楽かもしれません。
メイクは本来とても楽しいものですが、「やらなければいけない事」としてこなさなければならず、嫌気がさすこともありますよね。
追われすぎず、移動中くらいは座席でゆったりと過ごせると良いですね。