町内会という昔からの組織はだんだん時代とともに疎まれはいますが、無くならないのはやはり地域になくてはならないものだからなのでしょう。
町内会で一番厄介なのは役員です。
なりたい人は問題ないのですが、ほとんどの人はやりたくないわけです。
しかしその自治体ごとに役員の決め方は決まっているので、その町内会にいる限り逃れる事はできません。
今回の記事では、
- 町内会の役員をお願いする時のポイント
- 町内会の役員の合理的な決め方
- 自治会・町内会役員の選出でよくあるトラブル
などを紹介していきます。
役員決めの時に困らないように最後まで読んで知識を得てください。
町内会の役員をお願いする時のポイント!
町内会の役員をお願いする時のポイントとしては「謙虚に対応するけど下手にですぎない」ということが大切
です。
まず引き受けてもらいたいので、謙虚にお願いするという姿勢は大事です。
しかし、町内会というのは町内の全員で運営しているのであり、依頼するあなたが特別お願いする立場でもないわけです。
本来ならお願いというよりやって当たり前なのですが、そこはスムーズに事が運ぶようお願いの姿勢はとっておいて、でも下手にですぎないようにしましょう。
あまり下手にでると厄介なことに巻き込まれてしまったり、お願いされやすくなってしまったり、余計なことをしなければならなかったりしますので、そこはバランスよい態度でいることが大事です。
言い方としては、
「今度〇〇役員が順番で回ってきたのでよろしくお願いします。なにかわからないことがあったらいつでも前任の私に連絡してください。」
というような感じでいきましょう。
町内会の役員の合理的な決め方は?
町内会などの役員決めで一番大事なのは平等性なのです。
役員決めの時にスムーズにいくようにもめないようにするために良い方法は以下の2つです。
- 順番性
- くじ引き
なぜこれが良いか、それは平等性が高いからです。
順番とくじ引きに関しては文句のつけようがない、自己責任です。
本来は順番なら一番スムーズのような気がしますが、一応くじにしておくというのもOKです。
ただ問題になるのは、そのくじ引きをするときに欠席する人です。
役員をしたくなくて欠席する人も予定的に欠席という人もいます。
そういう時は、あらかじめ不参加だったら必然的に役員ですということや、不参加なら会長が代理でくじを引きますということを知らせておくことが大切です。
順番だと次に自分がやるのもだいたいわかるので、事前に心構えができて本当は良いとは思いますよね。
くじ引きの場合は二年連続とかならないように、役員をやった人は抜けていく仕組みが良いでしょう。
一方で推薦という形もまあまあ平等性はあるのですが、これも談合などで無理やり誰かを推薦するように仕向けることも可能なのでトラブルにもつながりかねません。
くじ引きか順番性が一番合理的です。
その前にやりたい人がいたら、それはそれでラッキーですよね!
自治会・町内会役員の選出でよくあるトラブル
自治会や町内会役員の選出でトラブルは今までたくさん各地であったでしょう。
特に多いのは役員決めの時の欠席で、そのまま役員になった場合はトラブルになりがち。
「仕方ない事情で休まざるを得ない」、もしくは「体調が悪くても行くべき?」などの声 があって当然ですよね。
欠席がわざとでなくやむ負えない場合でも、くじは代理参加ありにしたほうが平等性は保てますよ。
ようするに平等性のない決め方だと、揉めるのは目に見えているということです。
そう考えると順番性が妥当な気はしますよね。
まとめ
自治会、町内会は役員制度が回ってきます。
みんな面倒だと思っているのなら辞めたらよいのにと思うのでしょうが、市役所などから委託されているようなこともあり簡単にやめられないのです。
それに町内でゴミが捨てられるのもそういう係員がいるからこそです。
快適に過ごせている部分って実は多くあるんです。
ですので町内会や自治会は無くなっても困るものなのです。
かといって役員はできるなら避けたいのもみんな同じ気持ちです。
できるだけ役員決めをスムーズにするためにも、順番制やくじ引きをして決定することで平等性は保てますので、合理的なやり方で選出していきましょう。
トラブルに発展することも多い自治会や町内会ですから、平等性を優先して行うことをお勧めします。
なりたい人がいて積極的にやってくれたら助かるのですが、ずっと一人の人がやっているのも問題ですので、いつかは回ってくるとおもい覚悟しておくほうが良いですね。