保育園では毎月誰かのお誕生日をお祝いします。
子供に贈る誕生日メッセージは毎日のお世話に追われて、いざ書こうとすると何を書いていいか、手が止まってしまう方もいますよね。
市販のお誕生日カードや、絵本を使う園もありますが、保育士さんが手作りしているところもあるので、手作りカード作りの参考にしてもらえると嬉しいです。
誕生日のお祝いメッセージの書き方のポイントやコツを保育士さ向けに紹介していきます。
1歳の子供に贈る誕生日メッセージはどんな内容!?
1歳ですと、初めての誕生日を迎えるわけですが、まだ本人は文字が読めないので、基本的には当日ご両親が読まれるのを前提に作ります。
家族の方が思い出として残しておいて、本人が大きくなって読み返したときに、「こんな感じだったんだ」と、振り返ることができるようにしておくと大変喜ばれるはずです。
1歳だけでなく、2歳以降も同じですが、1歳の誕生日は一生に一度しかありません。
こんな1歳だったんだ、普段こんな事をしているんだ、もしくは好きなんだ、という内容を入れるのがポイントです。
また、子供はあっという間に成長するので、身長や体重を記録してあげると喜ばれます。
もう一つはご両親が読まれるのを前提にと言いましたが、ひらがなで書いてくださいね。
1歳の子供に贈る誕生日メッセージの文例4選
では、具体的にどんな文章で書けばいいのでしょうか?
基本的には1歳といえば、まだ歩けるようになるかどうかの年齢です。
それに成長が著しいので、お座りからハイハイ、立って歩き始める子もいるでしょう。
入園時と現在(誕生日)で比較して、できるようになったこと、変わったことを(良い部分で)入れると作れるはずです。
普段どんな様子で過ごしているかと、初めての誕生日を祝う内容にするのが良いでしょう。
読みやすいように、漢字交じりで文例を紹介しますが、実際に誕生日カードに記入するときは、ひらがなで書いてあげてくださいね。
例文1
○○ちゃん、1歳のお誕生日おめでとう。初めてのお誕生日のお祝いをパパやママと一緒に
お祝いできて△先生は嬉しいです。いつもニコニコ笑顔の○○ちゃん、これからも素敵な
笑顔を見せてね!
例文2
例文3
○○君、初めてのお誕生日おめでとう。保育園に入ったころはお母さんと離れるのが寂しくて
毎日泣いていたね。でも、慣れてきたら△先生にもいっぱいかわいい笑顔を見せてくれるように
なりましたね。最近は歩けるようにもなったから先生とこれからもいっぱいお散歩しようね。
例文4
○○君、1歳のお誕生日おめでとう。車遊びが大好きな○○君、先生も一緒に車遊びを
するのが楽しいよ。これからもいっぱい先生と遊ぼうね。
なかなか難しいとは思いますが、誰でも当てはまりそうな言葉ではなく、その子が普段どんな風に過ごしているか想像できるような内容にします。
親だったらどんなことに興味を示すのかわかっているので、無難なメッセージだと見抜かれてしまいますよ。
1歳の子供に贈るメッセージカードのデザインや形はどうする?
大人だといわゆるハガキタイプでも思い出に残ると思いますが、文字の読めない子供には
何か特別な仕掛けがあったほうが喜ばれます。
メダル型
首から下げるタイプ。
比較的自力で作りやすいと思います。
持ち運びができるのと、記念写真を撮ったときに見栄えがいいです。
欠点は、破損しやすいことです。
嬉しくて走り回って引っ掛けてしまった…ありえる話です。
作るときはすぐに引きちぎれないよう、穴を補強して作るといいですよ。
絵本型
絵本のように数ページあるタイプ。
飛び出す絵本のように仕掛けがあるタイプもあります。
保護者の方にもメッセージを書いてもらうことができるので、記念にしやすいです。
欠点は手作りをしようとすると、時間がかかってしまうことです。
また、保護者の方がメッセージをなかなか書いてくれないと、作るのがギリギリになってしまいますね。
カード型
折りたたみ形で、開くと仕掛けが出てくるタイプ、季節に合わせたカード(春なら桜、
夏ならスイカ等)、ケーキの形に作ったものなど。
比較的作りやすいほうです。
ただし、仕掛け・装飾が貧相に見える場合があるので工夫が必要です。
また、季節に合わせたものだと、毎年同じ形のカードになるので、バリエーションが必要になってきます。
別記事では、他の年齢の子供に贈るメッセージの例文や書き方のコツもご紹介してますので、ぜひそちらの記事も参考にして下さいね。
まとめ
いかがでしょうか?
毎日のお世話に追われてて、いつも大変だと思います。
でも、先生にとっては毎月のことでもその子にとっては一生に一回にしかないお誕生日です。
保護者の方にとって、わが子の成長を振り返る機会でもあります。
一番大事なことは、その子の特徴を捉えて、1年経ってできるようになったこと、その子が今はまっている事を記してあげることです。
また、普段楽しく過ごしていることがわかるような事を記すと、何年かして、保護者・本人が見返したときに、先生が一生懸命作ってくれたこと、そしてきちんと園児の様子を見てくれていた事に改めて気づくのではないでしょうか?
カードも作るのはとっても大変ですね。
最近では型紙や作り方の動画など、アイデアがたくさん探せますので、自分の器用さと相談しながら作成しましょう。