昨今、副業が盛んになってきました。
会社が認めているところもかなり多くなってきましたよね。
それでも公にはまだ、副業をOKしていない会社もありますので、そういう時にこっそりする場合もありますよね。
毎回収入が増えているのは良いんですが、年度末になると年末調整や確定申告などの行事が入ってくると、バレるんじゃないかと心配になりますよね。
私自身、経理を担当しているので、経理の側面からよくこの事情はわかります。
今回の記事では、正社員をやりながらバイトすると会社にバレるのか、正社員をしながらバイトしていると税金や確定申告などどうなるのかを説明していきますね。
正社員をやりながらバイトすると会社にバレる?
結論から言うと、正社員をやりながらバイトすると会社バレます。
私が総務経理をしているので良くわかります。
どのタイミングでバレるのかご説明してみます。
①3~6月の間に住民税の変更
これは、毎年住民税の変更があって、総務経理業の人が給与報告を税務署にして、税務署から住民税額の決定通知が届き、7月から1年の住民税が決定するわけなんです。
それで、うちの給与報告では、住民税は●●円の予定だったのに、なぜか決定通知には違う金額が・・。
と、なると、一番に副業が頭をよぎるので、このタイミングでわかります。
②10月あたりの社会保険金額の決定
これも住民税と同様、こちらが給与報告を提出して、一年の社会保険金額が決定して通知がきます。
能力制のある仕事では、かなり変動も見られますが、一般的にはそんなに変動しません。
ですので、社会保険額の決定通知が、こちらの報告したものとズレていたら、住民税と同じように副業を頭をよぎります。
能力性の仕事で、給料に毎月大きな変動があったとしても、きちんと経理さんが把握をしていれば、おそらくバレます。
③うわさ
副業はだいたい社内の噂で入ってきたりします。
どこか見えるところで働いていればそこに偶然出くわすことや、田舎などだと繋がりで知り合いが働いていたりということもあり得ます。
在宅ワークなどでは、仕事中にそれをしていたり、同僚に副業のことを話していたしてバレるケースは本当に多いんです。
①②の税金、保険関係は給料天引きでなく、自分で支払いし年度末で確定申告を自分でするのであれば、バレないかもです。
しかし、そんなことをわざわざする人はいないので、自分だけ普通徴収にすると言われた時点で副業を疑います。
ということから、経理の立場から申しますと、どういう形でかは副業はバレてしまいますね。
正社員をやりながらバイトすると税金や確定申告どうなる?
前述とも被ってきますが、正社員をやりながらバイトすると税金や確定申告が心配ですよね。
まず上記の経理にバレるという住民税や健康保険などの税金、年金系は、そのまま特別徴収として会社で徴収されますから何にも変わりはないです。
ただ、副業で収入が多くなっていれば住民税や保険などは高くなります。
要するに、徴収額に変化はあるものの、会社から引き落としという特別徴収には変わりありません。
しかし、副業をバラしたくないため、住民税を自分自身で普通徴収として納めるのであれば、確定申告が必要となります。
ただし、前述しましたが、住民税を自分で支払いますと会社の総務経理などに申告する時点で、まず副業かと思われることは固いですね。
住民税を自分で納めることにする理由を、はっきり副業意外のことで伝えられるのであれば、状況はまた変わってきます。
それと確定申告については、この税の支払いのほかにもう一つ、その副収入の所得が20万円を超えているのであれば、必然的に確定申告必須となります。
確定申告すること自体は、正社員のほうの会社にわかることではないですので、個々で行うことになります。
私は、確定申告を5回ほどしたことありますが、初めての人からすると結構面倒な作業になります。
それを逃れる事ができるか?ということでいくと、できません。
その理由は、正社員のほうの会社も、アルバイトのほうの会社も、税務署に給与報告を提出していて、誰にどれだけ支払ったと報告しているんです。
ですので、税務署のほうで突合せするとわかってしまうことなので、確定申告していなければ、最悪脱税扱いや延滞税を徴取されてしまいます。
ちなみに私は別件で、確定申告が必要なことを知らずにしていなくて、延滞税を支払ったことがあります。
・・・が、安くはありません。出費として痛かったです・・。
ですので、きちんと納める物は納めるべきですね。
まとめ
正社員でアルバイトをしていると、会社にバレるかというところでは、高い確率でバレます。
バレないように、自分で確定申告や税も自分で納めるということをしていたら、もしかしてバレることは逃れられるかもですが、その分自分でしなければいけない手続きは増加します。
安心して生活を送りたいなら、禁止の会社では正社員とアルバイトを兼ねることは決しておすすめできません。