ラベンダーは綺麗な花ですが、植えてはいけないとも言われています。
ラベンダーを植えてはいけない理由は以下の3つです。
- 根が傷つくと弱ってしまう
- 高温多湿がとても苦手
- 水やりの頻度が他の植物と違う
ラベンダーは環境によってすぐに弱ってしまうほどデリケートな植物なので栽培は意外と難しいです。
ポイントさえ分かっていれば栽培は可能ですが、気候や環境づくりはとても大事です。
ラベンダーを植えてはいけない3つの理由の詳細
ラベンダーの性質上植えるのをおすすめできない理由がいくつかあります。
枯れたら廃棄してしまうぐらいの軽い気持ちでの栽培ならそこまでは気にしなくてもいいですが、長く育てたいのであれば気を付けてください。
根が傷つくと弱ってしまう
ラベンダーはとてもデリケートな花です。
根が傷ついてしまうとすぐに弱ってしまい枯れてしまいます。
他の草花と一緒に植えてしまうと傷つけてしまうことがあるので、一緒に植えるのは適していません。
ローズマリーと一緒に植える人が意外といますが、たしかに生育環境が似ているので寄せ植えの組み合わせとしては良いですが、根が絡まってしまった場合どうしようもなくなります。
そこを注意して植えてください。
高温多湿がとても苦手
品種によって違いますが、基本的には高温多湿が苦手です。
ラベンダーは梅雨に蒸れてかれてしまうことが多いので、梅雨前に収穫をかけて切り戻しします。
なので、高温多湿を好む夏に開花する植物との寄せ植えには適していません。
水やりの頻度が他の植物と違う
ラベンダーは乾燥を好む植物です。
なので、水をやりすぎてしまうと根腐れしてしまいます。
他の植物と水やりの頻度も違うので、寄せ植えしてしまうと根腐れする可能性があるので気を付けてください。
ラベンダーを植えたくなる3つの長所
ラベンダーはとても綺麗な花を咲かせ、香りも良い人気のハーブです。
紫色の花は、華やかで尚且つ落ち着きのある雰囲気になります。
ラベンダーには約30種類もあり、それぞれ異なる特徴や用途があります。
アロマ効果
ラベンダーの香りには、リラクゼーション効果があります。
他にも集中力の向上や、睡眠の質向上や抗菌・抗ウイルス作用などの効果が認められています。
その為、エッセンシャルオイルやアロマセラピー、化粧品や香料、薬品などに使用されています。
オイルなどは自分で作れませんが、香りに効果があるので香りを嗅ぐと落ち着く傾向があります。
ドライフラワーになる
芳醇な香りと鮮やかな紫色がとても素晴らしいドライフラワーになります。
アロマと違ってドライフラワーはご家庭でも簡単にできます。
綺麗な見た目と香りだけでなくいろいろな方法で活用できます。
作り方も簡単にできるので、ドライフラワーにして香りを楽しみ落ち着く雰囲気作りも良いと思います。
ハーブティにできる
ラベンダーは品種によっては、ハーブティとして使うことができます。
一般的にハーブティとして使用できる品種は「イングリッシュラベンダー」、「コモンラベンダー」の仲間です。
中には、ハーブティに向かない品種もあるので、購入する際に店の人に確認してから買ってください。
ラベンダーの花言葉や風水は?
ラベンダーは、アロマや芳香剤、入浴剤や化粧品などにも使われています。
さまざまなアイテムに使われることの多いラベンダーですが、花言葉や風水についてわからない方も多いと思います。
「花言葉」だけでなく、その由来もまとめていきます。
ラベンダーの花言葉・由来
・「沈黙」「私に答えてください」
鎮静効果があるため気持ちを落ち着かせるという意味でつけられました。
マイナスな意味ではなく、平穏が訪れた時の状態を表しています。
・「あなたを待っています」「期待」
ヨーロッパの伝説からきていて、少年を一途に想う少女の行動からつけられたそうです。
・「清潔」
ラベンダーには抗菌・殺菌作用があります。
古代ギリシャ・ローマ人は選択をする際に水の中にラベンダーを入れていました。
ラベンダーの開花時期には、ラベンダーの花の上に洗濯物を置いて乾かしていたとも言われています。
・「疑惑」「不信感」
英語で「ブルー」は憂欝やネガティブな気持ちを表す色です。
そのイメージから「疑い」という花言葉になったんです。
ラベンダーの風水
ラベンダーの風水効果は、様々あります。
南のリビングや玄関に飾ると社交運や人気運、そしてビューティー運が上がります。
知性や芸術にも効果があります。
玄関だと、仕事運も上がります。
南西のリビングに飾ると女性の運気が上がります。
家庭での女性の運気が上がれば、家庭運も上がると言われています。
風水でより良く運気を上げてみましょう。
ラベンダーを植えてはいけない場所3選
ラベンダーを育てるには植えてはいけない場所を避けて、ラベンダーにとって環境が良い場所を作ることが大切です。
ラベンダーを植えてはいけない場所3選をご紹介していきます。
あまり日が当たらない場所
ラベンダーは、日がよく当たる乾いた場所が好きです。
あまり日が当たらないところに植えると、植物が元気に育ちにくくなります。
さらに、じめじめした場所や風通しが悪いところでは、カビや病気の原因になりやすいです。
ラベンダーの茎や葉はデリケートで病気になりやすいので、良い場所で育てることが大切です。
陽の当たらないところで育てるとラベンダーの花の色が変わったり、においが弱くなることもあります。
きれいな色やいいにおいを楽しむためには、日の当たる場所で育てることが大切です。
もし、暗い場所に植えてしまったら、成長が遅くなったり、病気になることがあるので、日の当たる場所に移すことをおすすめします。
じめじめした場所
ラベンダーは、サラッとした乾いた場所を好む植物です。
じめじめとした場所に植えると、ラベンダーの根周りが悪くなり、病気の原因となることが多いです。
この病気が進行すると、ラベンダー全体が元気を失い、最終的には生きていけなくなることも考えられます。
元気なラベンダーを育てたいのなら、このような状態は避けたいですよね。
さらに、湿った場所はカビや小さな虫が繁殖しやすい環境となります。
これらのカビや虫はラベンダーの成長を邪魔するだけでなく、他の植物にも悪影響を及ぼす可能性があります。
ラベンダーを長持ちさせるためには、乾いた土での育て方がベストです。
水やりも適切に行い、風がしっかり通る場所を選ぶことがポイントです。
風が通ると、湿気が取れて、ラベンダーが元気に育ちます。
じめじめした場所に植えてしまった場合でも、すぐに気付けば改善することができます。
ラベンダーを乾いた場所に移し替える、または風通しを良くする工夫をすると、元気に回復することが期待できます。
とにかく、ラベンダーの健康を考えるなら湿った場所は避けるようにしましょう。
風通しが悪い場所
ラベンダーは、その美しい色と心地よい香りで、お庭や花壇を明るく彩るのに最適な植物です。
しかし、風が通りにくい場所に植えてしまうと、ラベンダーの元気が無くなることがあるのです。
風が通らない場所は空気がこもりやすく、湿気がたまりがちです。
この湿気はラベンダーの大敵。
湿った環境では病気や害虫が出やすくなり、それがラベンダーの健康を害することも。
また、風が通らないと太陽の光も十分に当たりにくくなることがあり、それによってラベンダーの成長が遅れたり、花が少なくなったりすることもあります。
だから、ラベンダーを植えるときは、少し工夫することが大切です。
まず、風がしっかりと通る場所を選びましょう。
そして、太陽の光がたっぷりと当たる場所にすること。
これだけで、ラベンダーはぐんぐんと成長し、たくさんの花を咲かせて、その香りで私たちを癒してくれます。
【体験談】
実際に私も風の通りにくい場所にラベンダーを植えた経験があります。
初めは順調に育っているように見えたのですが、しばらくすると元気がなくなってきました。
湿気がたまる場所だったので病気や虫がたくさんついてしまい、最終的には元気を失って枯れてしまいました。
ラベンダーを上手に育てる3つのポイント
ラベンダーを上手に育てるには以下の3つのポイントが大切です。
- たくさんの水をあげすぎない
- 剪定し過ぎない
- 水はけが良くて乾いた土を選ぶ
それぞれ詳しくご紹介していきます。
たくさんの水をあげすぎない
ラベンダーは、乾いた場所を好む植物です。
だから、水をたくさんあげすぎると、根が痛んでしまうことがあります。
特に、最初に植えたばかりの1週間は根がまだ弱いので、水をあげすぎると根が傷つけられて、成長が悪くなることがあります。
ラベンダーには一回でたくさんの水をあげるより、土が乾いたときにちょうど良い量の水をあげる方が良いです。
鉢に植えている場合は、下の方から水が出るくらいまでたっぷりあげたあと、土が乾いたらちょうど良い量の水をあげましょう。
乾燥を好むので水やりには注意してください。
剪定し過ぎない
ラベンダーは剪定が欠かせません。
梅雨を迎える前に剪定しておくと、株の蒸れを防げますのでお手入れを忘れずにやってください。
でも、ラベンダーは花や香りがきれいなだけじゃなく、その形もすごくきれいです。
ですので、切りすぎてしまうと、そのきれいな形が変わってしまいます。
また、ラベンダーを剪定し過ぎると、大きくなりにくくなってしまいます。
花や葉も育ちにくくなります。
そして、風が通りにくくなり、病気や虫が出やすくなってしまいます。
もっと悪いことに花が咲かなくなることもあります。
正しい切り方は、枯れた葉や枝だけを切るくらいにして、形を変えないように気をつけることが大切です。
ちゃんとした切り方をすることで、ラベンダーのきれいな形を保ちつつ元気に育てることができます。
水はけが良くて乾いた土を選ぶ
ラベンダーは、水はけが良くて乾いた土が好きです。
でも、土の選び方を間違えると、ラベンダーは元気に育たなくなったり、花が咲かなくなったりします。
特に、湿った土だと根が腐ることもあるんです。
そうなると、根に茶色い点ができたり葉っぱが黄色くなったりします。
ラベンダーを植える前に、土がしっかりと水を流せるか確認することが大切です。
水はけが良くなるように、砂やちょっとの石を混ぜるのもいい方法です。
さらに、古い葉っぱや肥料を混ぜることで、土をよくしてラベンダーが元気に育つ手助けをすることができますよ。
【体験談】
私も、ラベンダーを植える時に、失敗したことがあります。
最初、庭を掘って、新しい土を入れたんです。
でも、その土がジメジメしていて、水がなかなか流れなかったので、ラベンダーが元気に育たなかったんです。
だから、もう一度、庭を掘って、ちゃんとした土に変える必要が出てきました。
まとめ
ラベンダーを植えてはいけない理由は、
- 根が傷つくと弱ってしまう
- 高温多湿がとても苦手
- 水やりの頻度が他の植物と違う
という3つの理由です。
ラベンダーは環境によってすぐに弱ってしまうほどデリケートな植物なので、栽培は意外と難しいです。
気候や環境がとても大切なのです。
育てるのにいろいろと注意が必要で、お手入れもとても重要です。
でも、続けることで美しいラベンダーになるなら頑張ってみてもいいですよね。
別記事で、「植えてはいけない」と言われている植物の一覧をまとめています!
あなたの家の庭に植えてる植物も「植えてはいけない」と言われてる植物の一つかもしれません。
なぜ、そのように言われてるのか、などの理由なども詳しく紹介しています。
気になる植物をチェックしてみてくださいね!