生で食べるとシャキシャキとして、加熱するとホクホクと、2つの食感が楽しめる菊芋は、美味しくて栄養素もあるので人気ですよね。
でも、植えてはいけないという事を耳にした事がありませんか?
そこで今回は、菊芋は植えてはいけないのか?
育てる前に知っておくべきことについて、ご紹介していきます。
菊芋は植えてはいけないといわれる理由!
栄養素があり、糖尿病予防にも効果的と言われる菊芋ですが、なかなかスーパーでは見かけないですよね。
北アメリカ原産というだけあって、日本ではまだまだマイナーの食べ物の1つです。
そのため、気軽に菊芋を食べたいと思い、自宅で栽培を考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、菊芋は植えてはいけないと言われています。
それは、菊芋の繁殖力はとても強く、菊芋を掘り残してしまうと雑草化してしまい、肥料を吸い、土を悪くしてしまう効能があるからです。
そのため菊芋を育てた土では、他の作物が育たなくなってしまうほどなんですよ。
そのため、他の作物を作ろうとしている方は避けた方がよいかもしれませんね。
また、どうしても作ってみたいという方は、プランターで栽培するのもおすすめですよ。
菊芋のように、血糖値を下げてくれる効果のある野菜って、なかなかないですよね。
ちょっと大変でも、菊芋を育ててみたいという方もきっと多い事でしょう。
続いて、菊芋の育て方についてご紹介していきます。
菊芋の育て方!場所や土は?
まず、場所や土ですが、菊芋は水はけがよく肥沃な土がマッチしています。
栽培する場合は、植え付ける2週間前から土壌を整えるように準備しましょう。
畑で栽培する場合は、堆肥や元肥を入れる前に石灰を入れ耕します。
石など余計なものを取り除き、石灰と元肥を馴染ませます。
2週間ほどしたら、植え付けてOKです。
もし、プランターで栽培する場合は、野菜用の培養土を使用しましょう。
菊芋の育て方!植え付けの時期は?
菊芋の植え付けに適した時期は地域にもよりますが、関東では3月上旬、東北などでは4月下旬から5月中旬までに植え付けるとよいでしょう。
菊芋は、霜に弱いため、必ず霜が溶けたシーズンに植え付けを始めましょう。
水やりは頻繁にする必要もなく、自然に振る雨でOKです。
あまり手をかけずに、すくすくと育ってくれるのは頼もしいですよね。
気温は17℃以下が生育にベストですので、関東以南よりも関東・東北地方が適しています。
植え付けると、2~3週間で発芽しますよ。
菊芋の育て方!肥料は?
菊芋は、肥料は基本的には必要ないのですが、元肥のカリを入れると生育がよくなるので適しています。
頻度としては、1ヶ月に1度程度でよいでしょう。
また、それと同時に土寄せをすると、より頑強になるのでいいですよ。
もしプランター栽培をする場合は、乾燥気味に育てることがポイントです。
表土が乾いていたら水やりをするといった程度でいいので、湿度が高すぎないように気をつけて下さい。
菊芋の育て方!管理方法は?
菊芋は非常に生育旺盛なため、そのまま放置しておくと、庭やプランターがものすごいことになってしまうんです。
そのため、植え付けてから2ヶ月ほど経過したら支柱を立てましょう。
2m以上もの大きさに育ち花も咲かせるため、支柱は2.5mくらいで準備しておくとよいですね。
支柱と菊芋を30cm間隔で紐で結んでいきましょう。
9月~10月頃になると、菊に似た黄色い花を咲かせます。
それまでの間はどんどん成長していってしまうので、2ヶ月の時に支柱で支えてからは定期的に紐で結び、きちんと管理していきましょう。
菊芋の育て方!収穫時期は?
菊芋の収穫時期は10月下旬以降がベストです。
茎が枯れてきた具合が、ちょうど収穫の時期なので見落とさないように気をつけて下さいね。
根本20cmほどを残して、菊芋を収穫しましょう。
ただ、菊芋は収穫した後ですと日持ちがしません。
そのため必要な数量だけ収穫し、日々チェックしていくようにしましょう。
霜が降りる前の11月下旬まででしたら大丈夫ですので、計画を持って収穫することが大切です。
まとめ
以上、「菊芋は植えてはいけない?育てる前に知っておくべきこと!」についてご紹介でした。
菊芋の栽培って難しそうなイメージでしたが、初心者でも簡単に栽培できそうですよね。
美味しくて栄養素もあるなら、作ってみたいなと思った方も多いのではないでしょうか?
ただ、一度作り始めると繁殖力が非常に高い作物なので、その点は注意が必要です。
また、もし他の作物も作りたい場合は、土壌作りをしっかり整える必要があるので、計画性を持ってトライするのがいいですね。
今回の記事を参考にして、ぜひ菊芋栽培の参考にしてみてください。