昔からサザンカは庭や家に植えてはいけないというような噂というか謂れを聞きます。
ただ、どうしてダメなのかというと根拠などは定かではないのです。
なんとなく縁起がよくないというイメージが強いんですよね。
今回の記事では、サザンカを庭に植えてはいけないと言う理由、風水的な問題、花言葉などを紹介していきますね。
サザンカは庭に植えてはいけないと言われる理由
サザンカは庭に植えてはいけないと言われている理由はいくつかあります。
ただどれも絶対的ということはなく、なんとなく受け継がれてきたという印象ですね。
まず一つ目の理由。
ちょっと誤解を生んでいるようです。
椿の花と混乱しているところがあるんです。
屋敷内に椿を植える事を、昔の武家などが忌避したという昔からの言い伝えで、その理由は、花ごと落ちていくので、打ち首を連想させるので良くないということです。
切腹であれば本人の意思ですが、打ち首となると取られるものなので、縁起が悪いということになったのでしょう。
サザンカは花びらがヒラヒラおちていくので、椿よりは縁起が良いといわれているくらいですからね。
はじめは武家の家だったのですが、どんどん一般の家にも噂として広まっていったのです。
これはイメージから良くないというようになったひとつの理由ですね。
次の理由として、害虫を呼びやすい樹だと言われているからです。
こちらの理由としては、一つ目の理由とちがって現実的な理由です。
サザンカ自体に危険性はないのですが、害虫を呼びやすい為に危険指定されているのです。
特にチャドクガの餌となるので、手入れを怠っていると繁殖し大量のチャドクガが発生するのはリアルにあるんです。
毒を持った毛に触れてしまうとそこから人間に害が及びます。
具体的な被害としては、皮膚炎が起き、痒くなって赤い発疹が出来てしまうというものです。
一つ目のよくある謂れ的なものと、現実の害虫を呼ぶ樹ということであまり庭に植えないほうが良いということになったんでしょう。
サザンカは風水的に縁起が悪い?
サザンカは風水的に悪いのではなく、縁起として前述の武家時代からのイメージが悪い
という様にさせているのでしょう。
サザンカを植える方角は、北西、北、北東、東南が吉と言われているくらいですからね!
風水的に植物や樹で縁起がよくない、または植えるのはダメと言われているのは、壁や塀にツタなどツルのある植物を這わせるのは良くないと言われます。
ですので風水的にサザンカが縁起が悪いということはありませんので、気にしなくて大丈夫です!
別記事で、「植えてはいけない」と言われている植物の一覧をまとめています!
あなたの家の庭に植えてる植物も「植えてはいけない」と言われてる植物の一つかもしれません。
なぜ、そのように言われてるのか、などの理由なども詳しく紹介しています。
気になる植物をチェックしてみてくださいね!
サザンカの花言葉
サザンカ全般の花言葉には、「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」という意味があります。
晩秋~初冬の花で最盛期は12月なので、冬の寒さに打ち勝つとか、あのような寒い中でも咲くというひたむきさなどが表されているのかもしれませんね。
そういう意味でも素敵な樹ですよね。
そしてサザンカの花言葉は色違いでもあります。
赤いサザンカの花言葉は「謙譲」「あなたがもっとも美しい」
白いサザンカの花言葉は「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」
ピンクのサザンカの花言葉は「永遠の愛」
愛を退ける以外は、素敵な花言葉ですよね。
ここにはない花言葉でひとつ「繊細」というのもあるんです。
花びらがはらはらと一枚ずつおちていく様を見て繊細と言う意味もあるのかもしれませんね。
花名の山茶花(サザンカ)は、中国語でツバキ類を指す「山茶(さんさ)」に由来し、山茶花の本来の読みである「サンサカ」がなまったものといわれています。
サザンカは園芸品種が豊富で300種類以上あるとされ、花色や花の咲き方はバリエーションも豊富なんですよ。
そういうことならむしろ、園芸では良いものですよね(笑)
冬の寒い日、寒さ厳しいさなかに咲いてくれるなら、厳しい冬の癒しになるような気がしませんか?
庭にあると温かい気持ちになれそうですよね。
まとめ
サザンカは12月や冬に最盛期を迎えます。
冬に咲くので、ひたむきさとか永遠の愛とか素敵な花言葉を持っているのがサザンカです。
しかし家に植えるのはあまり推奨されていません。
理由はイメージ的なものとリアルな害虫問題です。
リアルな害虫問題とは、サザンカの樹自体に問題があるのではなく、サザンカの樹に寄ってくる虫が人間に害を与える虫になっているからです。
皮膚の炎症などちょっと辛い被害がありますので、あまり庭に植えないほうが良いとされているのです。
でも花はきれいだし、冬の寂しい寒さ厳し時期にサザンカが庭で咲いてくれていると、温かい気持ちになったり癒しになったりしそうな気がしますけどね。
なかなか昔から言い伝えられる謂れってなくならないものですね。