アジュガは見た目もかわいいし、かなり簡単にしかも早く増えてくれるので、お庭の絨毯などにするのにぴったり。
でも、アジュガの特性から植えてはいけないとなる家庭も必ずあるんです。
今回の記事では、そんなアジュガを植えてはいけない理由、どれくらい広がるのか、育てる時の注意点などを紹介していきますね!
アジュガを植えてはいけない理由3選!
冒頭でアジュガを植えるのが良いと言う話をしましたが、みなさんに当てはまるというわけではありません。
アジュガの特性から、アジュガを植えてはいけないとなる家庭も必ずあります。
アジュガを植えてはいけないその理由を紹介しますね。
旺盛すぎる繁殖力
アジュガは植えやすいし育ちやすいし簡単そうなので、ついつい知識もないまま買って植えてしまうととんでもない繁殖力に困ってしまうかもしれません。
限定されている場所だけ欲しかったのに、そこからさらに伸びて予定外のところまで這っていってしまうことで外観が損なわれます。
草丈が高すぎる
これは管理をすれば済むのですが、草丈も思っている以上に高く育ちます。
放っておくと、高くて広いアジュガに庭以上に覆われてしまうことにもなり得ます。
なってからの剪定や管理はとってもめんどくさいですよね・・・。
枯れた時に一気に枯れる
蒸れや湿気に弱いので、枯れたり腐ったりする可能性がありますが、それはどの植物もあることですよね?
ただ繁殖力が強いので、枯れると瞬く間に全体が枯れるのです。
そのため庭の見た目などが酷い感じになってしまう恐れがあります。
アジュガはどれくらい広がる?
アジュガの繁殖力には驚く人がほとんどです。
簡単に育てて、すごい勢いで繁殖します。
ある程度広がるということは知識で持っていても、思った以上の広がりを見せます。
そして少ない株でも広がりはすさまじいものです。
アジュガは、ランナーと呼ばれる地面を這うように伸びる茎によってどんどん広がっていきます。
そして、ランナーの先にできた子株や、こぼれ種でさらに増えていきます。
なので倍々ゲームのように増殖していくものなので、キリがないと思う人もけっこういますよ。
ひとつの株からでるランナーの数が多いし、早いのであっという間に絨毯のようになります。
だいたい3倍くらい広がっていきます。
一株から何本かのランナーを出しているので、株数によってはものすごい繁殖力になります。
地植えのアジュガがどれくらい広がるのかは栽培環境にもよりますが、アジュガにとって適した場所に植えた場合は、1年で株が四方に30㎝は確実に広がります。
アジュガの立ち上がった花茎と四方に伸びたランナーで、思いのほか広範囲に広がっているようにさえみえます。
高さも横もスピードが速く広がりますので驚きます。
増え過ぎて困るので庭に植えてはいけない植物として、よく知られている植物はミントですが、アジュガもミントと同じシソ科の植物です。
アジュガがランナーを伸ばして広がっていく様子は、ミントの増え方とよく似ています。
ミントも素早く増殖します。
でもミントのような独特の香りはアジュガにはありませんよ。
別記事で、「植えてはいけない」と言われている植物の一覧をまとめています!
あなたの家の庭に植えてる植物も「植えてはいけない」と言われてる植物の一つかもしれません。
なぜ、そのように言われてるのか、などの理由なども詳しく紹介しています。
気になる植物をチェックしてみてくださいね!
アジュガはグラウンドカバーとして最適
グラウンドカバーとは、芝生のように地面を覆って育つ植物のことを指します。
前述の内容で理解はもうできていると思いますが、アジュガはグランドカバーとして最適なのです。
土の表面を覆うように広がり、ガーデンの足元がとてもキレイになりますよ。
芝生はカジュアルな感じですが、アジュガだとちょっと上品な感じのイメージになります。
植える植物によっては、香りを楽しんだり季節も楽しむことができます。
ミントなども香りがさわやかで良いですよね!
小さいスペースでも広いスペースでも、その広さに応じてお花でじゅうたんを作ることだって可能なので、大きさは育てるコントロールさえすれば問題ないのです。
グラウンドカバーは見た目もさることながら、地表を覆うことで地温の上昇を抑えたり、乾燥を防ぐこともしてくれるのです。
レンガや石の小路などの周辺に植えたグランドカバープランツには、建物と周りの木や背の高い植物をなじませるクッションのような役割で使っている人もいますよ。
工夫はたくさんできると言うわけです。
さらにグラウンドカバーは、雑草対策にももってこいなのです!
土の露出面積を減らすことで雑草が生える面積を減らすことができるし、その分もオシャレに変身するしで一石二鳥なんですよ!
年中きれいな状態のグランドカバーを保つのに最適なのは、耐寒性の強い常緑の多年草がおすすめなのです。
グランドカバーになる植物を植える場所が日向だったら直射日光や暑さに強い植物を、日陰だったら耐陰性のある植物を選ぶようにするときれいな仕上がりが期待できますよ!
グランドカバーになる植物を選ぶポイントは、ある程度広がりながら成長する、とても成長の早い強い植物を選ぶ事が良いとされています。
強くて速く育つ植物は、土の栄養を多く吸収するので雑草が生えるのを防ぐのです。
通路の踏み石やレンガの間に植える場合は、踏まれても枯れない強い植物であることも必要ですよね。
踏まれて汚くなるとせっかくの見た目が逆効果になってしまいます。
グランドカバープランツの代表といえば、完全に芝生ですよね?
でも、芝生のお手入れは案外難しくてめんどくさかったりするんですよ。
お手入れが簡単なグランドカバーを上手に使えば、ガーデンを好みのおしゃれさにできるので、チャレンジしてみると良いかもしれません。
そのグラウンドカバーの中でもアジュガは耐寒性もあり、湿った場所に育ちやすいです。
半日陰のガーデンでのグラウンドカバーにも向く多年草の代表格!
マット状に株が広がり、3〜5月ごろには花穂を立ち上げて青紫やピンクの花を咲かせます。
無機質さがなく上品かつかわいいお庭のベースが出来上がりますよ!
銅色の葉も魅力で、四季折々の姿で美しい庭をつくってくれるでしょう。
丈夫で育てやすく、ある程度高さも出せるので花壇の縁取りなどにもおしゃれかも!
アジュガの育て方と注意点
お庭のグラウンドカバーにも人気で4月~6月にかけて花が咲くので、芝生などのグラウンドカバーより華やか。
でも、アジュガは寒さに強く、暑さに弱い植物です。
まず大前提に日陰を好みます。
■アジュガを育てる場所
アジュガを地植えをするときは直射日光や西日が当たらない場所にしてください。
鉢植えで育てるときは、夏以外は1時間ほど日当たりの良い場所に置いて、基本的にそれ以外は日陰で管理をします。
■アジュガの水やり
アジュガを鉢植えする場合は、土が乾いてきたらたっぷり水やりをします。
地植えの場合は根付いたら水やりは不要です。
あまりやりすぎないように乾いたらというのが基準ですね。
■アジュガの肥料
アジュガは、植え付けのときに緩効性肥料を与えてください。
追肥はしなくても育ちます。
肥料が多すぎると肥料焼けを起こす可能性もあります。
■アジュガの土
アジュガは乾燥は苦手です。
水はけも必要ですが、ある程度の保水性のある土をお勧めします。
アジュガを初めて育てる人は、観賞植物用の培養土が良いですよ!
■植え付け
アジュガは春と秋の2回植え付けできるタイミングになります。
春よりは秋に植えた方が育てやすいと言われるのは、夏を越すのが唯一大変かもしれないからです。
■植え替え
アジュガを植え替えるタイミングは、植え付けをしてから4~5年後になります。
生育が弱くなったら、新しい土に植え替えるようにしましょう。
アジュガと一緒に植えるおすすめの植物
アジュガと一緒に植えることがおすすめの植物を紹介していきますね!
シェードガーデンの花壇ならアスチルベ、ヘレボラス、アジサイ、シャクナゲなどの足元にアジュガを組み合わせるととっても見た目のバランスが良く仕上がります。
アジュガと青紫系の花を合わせると落ち着いて調和のある花壇に、白やピンクの花と合わせれば可憐で清楚な感じになります。
ラミウムなどで黄色系で統一も素敵だし、高さを出すようにカルーナなどの葉っぱ系の色を入れると良いでしょう。
ニゲラやガウラというのもありますが、かなり背が高くなって乱れるので、寄せ植えよりは花壇にまとめ植えしたほうが見映え的には素敵です!
他には、アイビーなどもアジュガと寄せ植えするにはオススメです。
アジュガと相性の良い花は、日陰でも咲き、できればアジュガと同じ期間に植え替え可能な草花が手数も増えなくて負担がないですよ!
まとめ
アジュガはグラウンドカバープランツとしてとても良い働きをしてくれます。
見た目もキレイですが、無駄な雑草対策にもなってくれます。
一番代表的なグラウンドカバーの芝生はカジュアルな雰囲気を醸し出しますが、アジュガは可愛い花があります。
少し色も映えますし、可憐で清楚なキレイな雰囲気を演出してくれます。
お手入れも簡単で比較的簡単に育つのですが、育ちが良すぎて広がるのもすごく早いのです。
あっという間に地面に張って広がっていきます。
スペースを自分で決めて、その範囲内で育つように工夫していきましょう。
そういう意味では、鉢植え、プランターなどでもOKですよ!
相性の良い植物と一緒に育てる事でさらにお庭が華やぐでしょう。
オシャレなお庭、可愛いお庭を目指すなら、アジュガのグラウンドカバーがおすすめです。