秋頃から咲き始めるツワブキの黄色い花は、小ぶりで可愛らしいですよね。
フキと似た食感のため、茹でたり佃煮にしても美味しいため、食材として使用できるのもポイントです。
そんなツワブキですが、植えてはいけないとも言われているのです。
ツワブキを植えてはいけないと言われている理由は、以下の2点です。
- 繁殖能力が高すぎる
- そのまま食べると食あたりを起こす
今回の記事では、ツワブキを植えてはいけない理由の詳細、花言葉や風水などについてご紹介していきます。
ツワブキを植えてはいけない2つの理由!
関東以南の三輪や沿岸部に生息するツワブキは、キク科の多年草で黄色い小柄な花を咲かせます。
日本原産というだけあって、塩害や日陰にも強くたくましい所が特徴なので、育てやすいというイメージを持っている方も多いことでしょう。
でも、そんなツワブキを自宅の庭などに植えてはいけないと言われています。
その理由2選を詳しくご紹介していきます。
繁殖能力が高すぎる
日陰や沿岸部でもよく育つツワブキは、特に管理や土質を気にしなくてもグングンと育ちます。
そのため、手入れもほぼいらず育てやすいのは事実ですが、一方で繁殖能力が高すぎるのが難点です。
特に、ツワブキは花が咲き終わると、タンポポの綿毛のような状態になります。
その綿毛や風に吹かれて、あらゆる所に飛んでいくため、気付かぬうちにものすごい増えてしまう可能性があるからです。
また、根がしっかりと生えて、一度根付いてしまうと処理がしにくく大変だという理由から、ツワブキを植えてはいけないと敬遠する人もいるのです。
そのまま食べると食あたりを起こす
食用としても楽しめるツワブキですが、毒性があるため必ず火を通してから召し上がらないといけません。
他の食材や植物と同様に、簡単に生食してしまうと食あたりを起こしてしまう可能性もあるんです。
そのため、自宅の庭で他の生食できる植物や野菜などを育ててる場合は、敬遠されてしまうというのも納得ですね。
ツワブキを植えたくなる2つの長所
- 観賞用として秋冬のシーズンも楽しめる
- 食用や生薬としても使用出来る
観賞用として秋冬のシーズンも楽しめる
秋冬のシーズンに咲く花や楽しめる植物って限られていますよね。
そんな中、ツワブキは10月頃から12月頃になると黄色い花を咲かせ、その後は綿毛を鑑賞することもできます。
冬場の時期に、明るいビタミンカラーの花が自宅の庭に咲いていると、気持ちも華やかになりいいですよね。
食用や生薬としても使用出来る
フキに似ているツワブキは、火を通せば食用としても使用することができます。
フキの煮物などのように、ツワブキを使用してみるのはいかがでしょうか?
フキとは異なる食感を楽しむことができますし、佃煮などにして召し上がっても美味しいんですよ。
ただし、ツワブキには毒性の成分が含まれているため、必ず火を通してあく抜きをすることが必須です。
また、ツワブキの歯や根は生薬にもなるため、昔は打撲や切り傷を炎症を抑えるためにも使用されてきました。
食中毒や下痢にも効果があると言われているため、今でも自宅で生薬として使用している人もいるんですよ。
ツワブキの花言葉や風水は?
黄色い花はビタミンカラーで、元気を与えてくれるイメージがありますよね。
そんな黄色い花を咲かせ、枯れた後はタンポポのように綿毛も楽しめるツワブキですが、花言葉や風水もとてもいい意味が込められています。
まず、ツワブキの花言葉には「謙虚」「困難に負けない」といったコツコツ努力し、頑張っていくというポジティブなイメージが込められています。
これは根を張って育つツワブキならではですよね。
また、風水では運気の出入り口と言われる玄関に、ツワブキの花を飾ると運気が上がると言われています。
植物はよい運気をもたらすと言われており、中でも玄関に陽のイメージが強いツワブキのビタミンカラーを配置すると、より効果があると言われているんですよ。
別記事で、「植えてはいけない」と言われている植物の一覧をまとめています!
あなたの家の庭に植えてる植物も「植えてはいけない」と言われてる植物の一つかもしれません。
なぜ、そのように言われてるのか、などの理由なども詳しく紹介しています。
気になる植物をチェックしてみてくださいね!
ツワブキを上手に育てるポイント
繁殖能力が高く、初心者でも育てやすいと言われているツワブキですが、上手に育てるポイントはどんな点があるでしょうか?
まず、鉢植えする時は土が乾いたら水をしっかり与える事が大切です。
地植えの場合は、土が乾燥している場合のみ水を与えればOKです。
しっかり水を与える事で、土の中の空気も整えることができるので、ツワブキを育てるにあたり、土台をしっかりさせることができます。
また、土の中でツワブキの根が根詰まりをしないために、1年に1回程度、対策を行うことも重要です。
鉢植えの場合は、現在使用しているモノよりも1サイズ大きなモノに移し替えるなど、根が腐ってしまう事を予防します。
ツワブキは根から水分や栄養を吸収していくため、この作業は忘れずに行うようにしましょう。
まとめ
古くから日本に根付いているツワブキは、観賞用としても食材としても楽しめるので、自宅で栽培してみようという方にもってこいですね。
育て方も初心者でもトライしやすいシンプルな方法でできるため、昔から自宅で育てる人が多いというのも納得です。
雑草対策にもなり、秋冬の寒い時期にも花を咲かせてくれるため、自宅の庭が華やかに色づくのもいいですよね。
今回の記事を参考にして、ぜひ自宅でツワブキを育てて見る時の参考にしてみてください。