バコパは、比較的育てやすい植物なのですが、管理をしっかりしておかないと生え放題になり大変だという面もあります。
管理自体はさほど難しくないので、手入れさえポイントを絞ってしていれば楽しめるお花ですが、植えてはいけないと言われることもあります。
バコパを植えてはいけない理由は以下の3つです。
- かなり生い茂るので管理が大変
- 日本の気候に合っていない
- 虫が発生しやすい
- 花言葉がある意味ネックになる
今回の記事では、バコパを植えてはいけない3つの理由の詳細、花言葉、育て方のポイントなどを紹介していきます。
バコパを植えてはいけない理由3選!
バコパを植えてはいけないと言われている3つの理由の詳細をご説明します。
実際は、「バコパは植えてはいけない」ということはありませんので、まずそれは念頭においてください。
しかし、植えると「デメリットがあるよ」「植えないほうがいいよ」ということがあるだけのことです。
人によりきりなので、あまり気にしないでも良いので参考程度にチェックしてくださいね。
かなり生い茂るので管理が大変
バコパは茎がよく分かれて這うようにどんどん広がっていていき、株もよく茂ります。
そのため放っておくと生え放題ということになり乱雑な庭になるので注意してください。
日本の気候に合っていない
実はバコパは高温多湿に弱いのでそもそも日本の気候にあまり合っていないのです。
バコパは地面を這うように広がり、見た目にはきれいですが、とても暑い、湿った場所や、とても寒い場所ではうまく育ちません。
ですので、もともと常緑の多年草なのですが、一年草だと思っていた方が良いのです。
バコパを植えると、夏や冬を乗り越えるためには、暑さや寒さから守る工夫が必要です。
外に植えるのが難しい場所では、鉢植えにして家の中で世話をする必要があります。
ですから植えない方がいいというより、住んでいる場所によっては地面に植えるのを避けた方がいいということです。
虫が発生しやすい
バコパを植えるのを避けた方がいいもう一つの理由は、病気を引き起こす虫が出やすいことです。
バコパは、アブラムシやオンシツコナジラミという名前の虫が好んで寄ってくる植物です。
これらの虫は、4月から11月の間、特に天気が暖かくなると多く見られます。
予防や対策として薬を使うことができますが、バコパが広がっていると、これらの虫がたくさん発生して、対応するのがとても大変です。
これらの虫は病気を広げる原因となるので、注意しておく必要があります。
花言葉がある意味ネックになる
花言葉は基本的にとても良いものなのです。
その中に家族というのがあるので、家族の花が咲くのは素敵なお庭ですよね!
でも逆に枯れたりすると、「家族が枯れるようで縁起でもないことを考えてしまう」のでやめておいた方が良いと言われるのです。
バコパを植えたくなる4つの長所
逆にバコパを植えたくなる長所ももちろんありますよ!
①花がかわいい
花は白、紫、ピンクでとてもかわいらしく咲きます。特に寄せ植えなどに人気です。
優しい色合いで癒しをくれますよ。
②開花期が長い
バコパの特徴として開花期が長いので、長い間可愛い花が楽しめるというメリットがあります。
③耐寒性がある
基本的には高温多湿が苦手なのですが、冬には強いので冬越しはできます。
しかし、一応初心者は一年草だと思っておくことが無難です。
④病害虫被害が少ない
病害虫に強く、あまり発生しませんし、丈夫で育てやすい植物です。
バコパの花言葉は?
バコパの花言葉はとっても素敵です。
- 小さな強さ
- 愛らしい
- 心が和む
- 家族
とても素敵な癒し系の花言葉ですよね!
庭にあると幸せな家族をイメージしてしまいます。
別記事で、「植えてはいけない」と言われている植物の一覧をまとめています!
あなたの家の庭に植えてる植物も「植えてはいけない」と言われてる植物の一つかもしれません。
なぜ、そのように言われてるのか、などの理由なども詳しく紹介しています。
気になる植物をチェックしてみてくださいね!
バコパの育て方を初心者にも分かりやすく解説!
バコパは南アフリカに約130種もあり、オオバコ科ステラ属の多年草です。
バコパの花期は3月~6月、9月~11月とされていて花期が長いのも特徴的です。
分枝して伸びた茎の葉の付け根から花柄を伸ばして、花径1~1.5㎝程度の小さな花を咲かせる姿はとっても愛らしいと評判です。
バコパは比較的育てやすい植物ですので、初心者の方にもわかりやすくポイントを絞って育て方を紹介していきます。
栽培環境としては、基本、日当たりを好みます。
しかし、高温多湿は苦手なので夏場は涼しい半日蔭の場所で育てることがおすすめです。
通年を通して風通しは良くしておくことが重要です。
しかし、冬に関しては寒冷地などでは霜などに当たらないよう、防寒をしてあげる事も必須です。
庭植えにすると、枝垂れる枝が地面に接して蒸れやすく、中心付近の葉が枯れてしまうことが往々にありますので、鉢植えで育てることが容易だとされています。
植物を育ててみたい方で初心者の方でもバコパは向いていますしチャレンジしやすいです。
ぜひバコパで成功体験を積んで、いろいろな植物にチャンレンジしていく足掛かりにされることをお勧めします!
水やり
庭植えはよっぽどの日照りで乾燥が続かない限り、水やりの必要はありません。
水やりに関しては、庭植えの場合は降雨のみでOKです。
鉢植えの場合は、土の表面が乾燥していたらたっぷり水を与えるようにしてください。
肥料
庭植えの場合は肥料を必要としません。
鉢植えの場合は、3月~10月までの間、緩効性化成肥料を定期的に置き肥するか、液体肥料を施すようにしてくださいね。
用土
土に関してのポイントは水はけです。
水はけのよい土を用意してください。
腐葉土3に対し赤玉土5とピートモス2の配合の土を用意しましょう。
植えつけ、 植え替え
植え付け:3月~5月か9月~10月
古い株はこの時期に土を少し崩して植え替えると成長が伸びます。
種まき
なんとバコパの種は市販されていないんです!
ですので育てたものから採取する必要があります。
種まきは春の3月~5月のあたたかい気候の良い時に行ってください。
しばらくは土をかぶせないで水をためた皿に入れて給水していく感じです。
そして本葉が3枚ほどできたら鉢や地面に植え替えをしていきましょう。
切り戻し
年に2度、6月と9月に切り戻しをしましょう。
バコパは高温と多湿に弱いので夏が苦手です。
6月には半分の高さにして風通しを良くする刈込をしましょう。
9月に関しては枝を成長させるための切り戻しなので、茎をきりそろえていく程度にしてください。
病気・害虫
基本的にバコパは病気に強いので、病気にはかかりづらいのがメリットです。
しかし害虫の被害は多少あって、アブラムシなどの被害にあいます。
4月~11月の期間、比較的長いですが新芽に発生しやすいので気をつけてくださいね。
もし発生したならその部分を切り取り処分してください。
最後に薬剤を散布しておくとなお安心です。
バコパの増やし方
バコパは3つの増やし方がありますが、どれもそんなに難しくはないのでやってみください。
バコパを増やすには挿し芽が一番有効な方法です。
挿し芽で増やす場合
挿し芽をするなら3月~6月の春、9月~10月の秋で過ごしやすい季節に行います。
やり方としては、株元になるべく近い固い茎を3㎝ほどに切ってください。
それを挿し芽に使う元にしてくださいね。
種まきで増やす場合
種まきで増やす場合は、春の3月~5月くらいが良い時期です。
土に覆わず皿に張った水で給水し葉っぱが出てきたら土に植え替えしましょう。
挿し木で増やす場合
増やす方法としてもう一つは、硬い茎を5㎝ほど切って、用土に挿して行う挿し木です。
土が乾かないようにたっぷり水やりをして根を張らしてください。
根が生えたら土に植え替えをしてください。
バコパが枯れる原因は?
バコパが枯れる原因は、主に風通しが悪く蒸れて枯れるケースが非常に多い
のです。
風通しが悪くなることで蒸れることもそうですが、日光も当たりづらくなっている状態なので同時に日照不足としても枯れていくのです。
上記が一番多い原因ですが、他には水やのやりすぎで根腐れを起こすこともありますので、水やりは少な目で大丈夫です。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水やりをして、庭植えの場合はよっぽどの日照り続きでない限り水やりは必要ありません。
バコパは比較的育てやすい植物なので、水やりを適当にして、日商と風通しの環境さえ整えておけばちゃんと成長します。
しかも、ちゃんと成長させることで挿し木、挿し芽、種で増やし長年楽しむことができる植物ですので、丁寧に管理しつつ楽しんでください。
枯れるというようになることは、病害虫に強いので少ないです。
だからこそ管理次第でどうにでもなりますよ。
まとめ
バコパは花期が比較的長く小さなかわいい花が白色、ピンク、薄紫など咲きます。
とても愛らしい姿でさらに花言葉も愛らしい、家族、なごむなど素敵な言葉となっています。
しかし、庭植えをお勧めしないとされる理由は、繁殖が強いので管理や手入れをしないと荒れ放題になっていくからです。
しっかり管理さえしていればとても簡単に咲かせられるので初心者にもおすすめの植物です。
庭に張り巡らせるのに懸念があるのであれば鉢植えをお勧めします。
鉢植えだとちょこんと咲く花の様子がまた一段とかわいいですよ!
多年草ですが、高温多湿が苦手でそもそも日本には弱いものなので、一年草だと思って育てる事をお勧めします。
耐寒性は強いので冬越えはしますが、一年ごとと割り切る方がキレイに上手に咲かせられると思いますよ。
ぜひ可愛らしくて育てやすい、病害虫の被害もすくないバコパを育ててみてはいかがでしょうか?