子供のころ、母親が鏡台にむかって化粧をする姿を見て、「あんな風に、オシャレをしてみたい!」と思った人は多いはず。
私も、そんなひとりでした。
こっそり母親の口紅を借りて真っ赤な唇で友達の家に遊びに行って、その子のお母さんにギョッとされた記憶があります。
しかし、「女性はみんな、メイクが大好き」「化粧品やコスメグッズをプレゼントすると、喜ばれる」という先入観は、間違っている場合があるのです。
メイクブラシのプレゼントはいらない?
それとも、メイクブラシをもらうと嬉しい?
メイクブラシをいらない人、もらって嬉しい人、それぞれのタイプを紹介しながら、プレゼントとしてメイクブラシに込める意味を説明しますね。
メイクブラシのプレゼントはいらないという人は?
かつて、撮影の現場で仕事をしていた時のこと。
多くのタレントさんが、ほとんど化粧を施さずに、素顔に近い状態でスタジオ入りをしていました。
そして、メイクが終わって姿を現したタレントさんは、完ぺきに仕事の顔へと切り替わっていたものでした。
人を別人に変えてしまう、メイクの魔術。
その技に魅かれて、ヘアメイクさんにたくさん質問したところ、こんな答えが返ってきました。
「メイクは顔だけでなく、心も変える」
撮影の合間に、ヘアメイクさんの仕事道具をちょっと拝見。
色とりどりの口紅やアイシャドー、同じ肌色でも濃淡が違うファンデーションなど。
まるで、芸術家の絵具セットのような豊富な色彩。
見ているだけで、心がワクワクした記憶があります。
「化粧品だけでなく、コスメグッズも大切なのよ。たとえば、メイクブラシ。
リップ、アイシャドー、ファンデーション、チーク、用途ごとにブラシの形は違うので、使い分けが必要。
毛質もナイロンやポリエステルの人工毛、馬やヤギの天然毛など、たくさんあるわ」
それまで、特に化粧に関心がなかった私。
しかし、「持っているだけでも、美意識が養われる」というヘアメイクさんの言葉に心がすっかり動かされて、化粧品やコスメグッズをたくさん購入したのでした。
残念ながら、その後は仕事の忙しさにかこつけて、買ったメイクブラシは一度使っただけで放置した状態に・・・
長い間、放っておいたメイクブラシはカビが生え、そのままゴミ箱に捨てることになってしまいました!
このように、メイクブラシが宝の持ち腐れになってしまう人は、プレゼントされると困ってしまいます。
また、化粧をしない、日焼け止め程度にファンデーションを塗るだけという人にとっても、メイクブラシのプレゼントは迷惑になってしまいますよ。
メイクブラシのプレゼントが嬉しいという人の意見は?
出席した結婚式でいただいた引き出物のカタログに、日本製の高級なメイクブラシがありました。
このように、メイクブラシが贈り物として高く評価される場合もあります。
メイクブラシのプレゼントが嬉しいという人は、例えばヘアメイクさんのように美意識が高い人。
化粧でメイクブラシを使うと、どうしても汚れてしまいます。
そのため、買い替えが必要。
また化粧を施す場所ごとに、メイクブラシを使い分けなければなりません。
化粧にこだわる人にとって、メイクブラシは何本あっても足りないくらい必須アイテムです。
化粧品を購入すると初めから付いていたり、100円ショップで簡単に手に入るメイクブラシ。
しかし美意識が高い人は、お気に入りの品が決まっているはず。
そのように、こだわりがある人にぴったりなメイクブラシをプレゼントすると、とても喜ばれます。
メイクブラシのプレゼントには意味がある?
メイクブラシをプレゼントとして贈ると、相手に何か特別なメッセージを伝えることになる?
変な誤解を相手に与えるのではないか、と心配する人がいるかもしれません。
しかし、メイクブラシのプレゼントは、特定の意味を持ってはいません。
安心して、受け取る相手としてふさわしい人に贈りましょう。
プレゼントを贈る時って、本当に喜んで貰えるかどうか不安ですよね。
別記事では【いらないと思われる可能性のあるプレゼント】や【プレゼントの意味】をまとめています。
是非、こちらの記事も参考にしてからプレゼントを決めてくださいね!
メイクブラシのプレゼントを贈る場合のおすすめは?
熊野筆
広島県安芸郡熊野町で、江戸時代から職人の手で1本1本、丁寧に作られている熊野筆。
安心のメイドインジャパンとして、海外でも品質性が高く評価されています。
女子サッカー「なでしこジャパン」が国民栄誉賞を授与された時、熊野筆が副賞として贈られたことで名声をより高めました。
M.A.C(マック)
ブラックの柄に、マックの白いロゴ。
スタイリッシュなシルエットで、コスメバッグに入っているだけで気分が盛り上がります。
見た目だけでなく、手に取った時の持ちやすさで定評があります。
まとめ
化粧をあまりしない、メイクにこだわらない、こんな人がメイクブラシのプレゼントを受け取ると困ってしまいます。
逆にメイクにこだわりを持つ人に、欲しいブランドのメイクブラシを贈ると、とても喜ばれます。
またプレゼントとしてのメイクブラシに、特別な意味はありません。
欲しいと思っている人に、お気に入りのメイクブラシを贈る、これがプレゼントを成功させるポイントです!