ダンススタジアム(DANCE STADIUM)は、
ダンスの技術だけでなく学校のダンスの作品を競う大会です。
全国的なストリートダンスの競技大会で、
日本高校ダンス部選手権、日本中学校ダンス部選手権の2つをまとめて、
ダンススタジアムといいます。
一体どんな人が審査員で、
どのような審査基準があるがご存知でしょうか?
今回は、ダンススタジアムの審査の事について詳しくご紹介します。
ダンススタジアムの審査員ってどんな人?
ダンススタジアムの審査員は、
ダンス業界で活躍されている方です!
ダンス業界とともに、
他の分野でも活躍されていることが基準で選ばれています。
パフォーマーや指揮者、コリアグラファー(振付師)も含まれていますので、
表現力や演技面をバランス良く評価できるのです。
また、大手プロダクションで、
常にオーデイションに関係されている方も審査に関わってきますので、
演技を見る目は厳しいでしょう。
厳しい反面、評価された内容は、
誤りのない評価になるということですね。
この舞台で優勝するということは、
確実に誇れる内容になるでしょう!
ダンススタジアムの審査基準は?
では、審査員による審査基準はどのような内容でしょうか?
項目別で紹介します。
1.ビジュアル(10点)
見た目の審査になります。
・衣装の評価
→衣装が揃っているか、演技の内容と合っているか。
・表情の評価
→全員の表情が確認されます。
演技内容に合うかどうかも評価されるでしょう。
2.エンターテインメント(10点)
いかに、人を楽しませるか・感動させられるかが評価されます。
・演出
・振り付け
・メリハリ
・演技の見せ方
中学生・高校生の参加ですが作品としてしっかり評価されますので、
作りあげる段階から高い意識が必要になりますね。
3.テクニック(10点)
基本のダンス技術が評価されます。
全員が揃っているか、バランスも含めてチェックされます。
4.音楽(10点)
選曲はもちろん、構成が評価されます。
5.スペシャリティ(10点)
各審査員の総合評価の点数です。
ダンス業界で活躍していることは原則でありますが、
それぞれ分野の異なる部門で輝いている方ばかりですので、
目線は異なる可能性があります。
胸にひびく演技は確実に評価されるでしょう!
各審査員が上記の5部門で、
それぞれ10点点数が付けられる評価方法になります。
この1~5の評価ですが公表はされていません。
結果だけが発表されます。
結果次第で、
ダンスをあきらめたりしないで欲しいためです。
個人のダンスの技術より、
チームとしての作品がどう育ってきたのかを評価するということですね。
春の新人戦では
1年生が対象のダンススタジアムですね。
今後の活躍を見るための大会でもあるのでしょう!
別記事では、ダンススタジアム新人戦の日程や、
チケットの購入方法などについても詳しくご紹介しますので、
ぜひ参考にして下さい
ダンススタジアムの狙いと厳格なルールについて!
①成長の成果
過去に出場したかではなく、
ダンスでどこまで成長したのかを発表する場を提供することにあります。
②チーム競技の責任感
個人競技ではないためルールには厳しいです。
チーム内の1人でもルール違反が出た場合、
参加資格がなくなる可能性があります。
ルールのなかには下記のようなものがあります。
・客席への物を投げる行為
・エントリー人数と異なる場合
・喫煙、飲酒
・会場ステージからの飛び降り行為
・演技時間を守らない演技
ルールの判断は審査員が行うものではありません。
キーパー(監督者)が違反のチェックをします。
最悪の場合は出場資格がなくなりますが、
基本は減点対象になります。
1人ではない責任感がでてきますね。
これも、厳粛な大会を守るための対策でしょう。
③コミュニケーション能力の向上
・大会に向けての練習
・大会までの準備
・チームのまとまり
ダンスの団体といえば、
コミュニケーションをはずしての成功はないでしょう。
本番での不測の事態ではコミュニケーション能力が低いと、
ただただパニックになってしまうだけでしょう。
ダンス以外の職種でも大事な
コミュニケーション能力が育ってほしい狙いもあります。
キーパー(監督者)のチェック項目
非常識な行為以外を確認するだけの存在ではないのがキーパーです。
他にもチェックする項目があります。
①チーム人数
スモールクラス→2~12人
ビッグクラス→13~40人
②演技時間
2分~2分30秒
③小道具の使用
小道具のセッティングは30秒以内
④ダンスプログラムのチェック
ユニゾンをプログラム内で計50秒以上
特に演技時間に関しては減点または失格になります。
すべてにおいて、
本番前までに完璧にしておきたい内容ですね。
まとめ
大阪府登美丘高校のバブリーダンスが話題になったのは、
記憶に新しいですよね。
学生時代に真剣に打ち込んだことは、
大人になって壁にぶち当たったときに、
励ましてくれる思い出になります。
ダンサーを目指す方はもちろん、
将来のためだけでなくチーム全体で優勝を目指しましょう!!