大晦日はどうすごそうかと早いうちから計画を立てる人も多いと聞きます。
近年では、家でゆっくり過ごすという家庭も多くなっています。
大晦日にやってはいけないことや怖い縁起や由来、
大晦日にするとよいことなどを紹介していきますので参考にしてくださいね。
大晦日にやってはいけないこと4選
大晦日にやってはいけないことをご紹介します。
①正月飾りをつけること
門松やしめ縄、鏡餅などの正月飾りは、年神様を迎えるためのグッズです。
12月28日までに済ませるか、30日に準備しておくものです。
その正月飾りをつける行為が大晦日に準備するのは失礼なことなのです。
31日では「一夜飾り」になってしまうからというように、一日しかお飾りをつけていないことになることが失礼に当たるからです。
また、大切な神様を迎える準備を一晩で簡単に終わらせることは、神様を軽く扱っているという印象もあるからですね。
②餅つき
大晦日は餅つきも避けた方がよいといわれています。
31日についた餅は「一夜餅」と呼ばれるので、前述の一夜飾りと同様の意味をもちます。
大晦日にバタバタしながら準備したということも縁起が悪いとされる理由も同じですね。
③台所の水仕事
31日大晦日に台所に関係する水仕事をやってはいけないことは、煮物などの灰汁が出る料理を作ることがNGとされています。
理由としては、灰汁が出るという言葉は悪が出るという意味としてとらえることが出来るためです。
お正月は神様をお迎えする日でもあるので、その前日に悪「アク」を出してはいけないというもじったものですね。
④料理全般
これはどうしてもというわけではないのですが、キッチンの火や水の神様に休んでもらうためです。
一年無事に過ごせたことへの感謝の気持ちを込めて大晦日には火や水を使わないと昔はされていました。
ちなみに年始も神様をお迎えしているのでNGです。
でも正月とはいえ、ご飯を食べたりしますのでなかなか難しいことです。
旅行などにいってしまえばできるかもしれませんね。
大晦日にやってはいけないことの怖い縁起や由来
大晦日にやってはいけないことの怖い縁起のことを紹介してみましょう。
実は大みそかは早く寝るのはダメだと言われているのです。
「大晦日に早く寝ると白髪やシワが増える」という言い伝えがあるのをご存じでしたか?
白髪やシワが増えるということは、老け込むことを意味しており、年齢のバロメーターのようなものですし、女性にとってはゾッとすることですよね。
早く寝てしまうことは、神様に仕える義務を果たしていないとジャッジされると言われます。
そうなると、生命力が衰えて老け込み、白髪やシワが増えることになるわけです。
大晦日にするといいことは?
大晦日は、年明けとともに「年神様(歳神様)」をお迎えし、祀るための準備を行う日というのが言い伝え
です。
昔、大晦日の夜は一晩中眠らず年神様を迎えて祀り、もてなすことで新年の幸福と豊作を祈願していました。
「日付が変わるまで起きておく」「夜中に初詣に行く」などが習わしとして残っていますよね。
大晦日にするとよいことを紹介します。
①年越しそばを食べる
年越しそばは、「細く長く生きる」という縁起物です。
また、そば麺は切れやすいことから「1年間の苦労や災厄を断ち切る」、金銀細工師が金銀の粉を集めるときにそば粉を使っていたことから「金運がアップする」という意味もあるので、年越しそばは食べると良いでしょう。
②除夜の鐘をつく
除夜の鐘の音には、人々の迷いや苦しみを断ち切る力があるのです。
あの音を聞くと不思議と落ち着きますよね。
③お風呂にゆっくりと入る
大晦日に入るお風呂のことを、「年の湯」と言います。
昔は毎日入浴する習慣がなかったため、お風呂に入ることは特別な行為でした。
「年の湯」は、身体の汚れを落とすだけでなく、厄落としの意味を持っているので大晦日に一年の厄を払って、新たな気持ちで正月を迎えると言うわけですね。
まとめ
大晦日や正月にはやってはいけないことが言い伝えや由来であります。
しかしなかなか現代では難しいこともありますね。
料理をしない、洗濯をしない、家事をしないというのは正月に旅行しない限り難しいでしょう。
でも近年では、家でゆっくりお正月を過ごす家庭も増えています。
今一度大晦日や正月の過ごし方を見直してみて、由来などに沿ってみるのも今の時代だからこそ良いかもしれませんね。
あまり神経質になる必要はありませんが、年越しそばや除夜の鐘や年末のお風呂など、良いこととされていることは積極的に取り入れてもよいかもしれませんね!
気持ちの問題ですが一年の厄を払うお風呂なんてすごく気持ちが良い気がします。