面接は就職活動の山場です。
就職活動において本命の一社しか受けないという人はほとんどいないでしょう。
しかし、複数の会社の採用試験を受ける場合に起こってしまう悲劇があります。
それは面接日程が重なるという悲劇です。
この場合はどちらかの面接日程をずらしてもらわなければなりません。
ただ、注意しなければならないことがあります。
面接日程をずらすことはノーリスクではなく、
就職活動においては不利に働くこともあるからです。
今回は面接の日程変更で不利になる理由と、
就活で注意すべきポイントを紹介します。
面接の日程変更で不利になる理由2選
理由①:本命ではないと相手に思われる可能性がある
企業も、学生が複数の会社の採用試験を受けている可能性が高いことは把握しています。
日程変更を依頼する=第一志望ではない、と受け取られる可能性があります。
ただし、ただちに内定の望みはなくなるかと言うとそうでもありません。
選考の初期段階(一時面接など)では候補者も多いので、
面接日も複数用意されているケースもあるので変更しても問題ないです。
ただし、選考が進んだ最終面接などは多忙な社長や役員が面接官となるため、
面接日の日程変更依頼が選考辞退ととらえられることもありえます。
ご自身の選考段階をよく検討したうえで、
日程変更をするかどうかをきめることをおすすめします。
理由②:スケジュール管理能力が低いと相手に思われる可能性がある
社会人にとってスケジュールを管理しながら仕事を進めることは必須のスキルです。
面接という重要なイベントの日程変更は、
スケジュール管理ができていないと思われる可能性があります。
ただ、これは日程変更を依頼するタイミングによって異なります。
企業から面接日程の連絡があった直後で、
日程変更依頼をすれば選考への影響はあまりないです。
ただし、企業からの面接日が提示され、
それに同意をした後だと話は変わってきます。
一度日程調整したものの変更依頼は、
スケジュール管理能力について問われる恐れがあることはご理解ください。
面接の日程変更で注意するポイントとは?
ポイント①:日程変更は緊急でなければメールで伝える
日程変更を依頼する場合は記録が残りやすいメールで送りましょう。
記録が残っていれば「言った」、「言わない」でもめることはありません。
ただし、急な体調不良などが原因で、
急遽前日や当日に変更を依頼する場合は電話で連絡をいれてください。
電話で了承いただいた場合も、
お礼とともに日程変更の内容をメールしておきましょう。
日程変更のお礼メールに関しては別記事で詳しくご紹介してますので、
ぜひそちらの記事も参考にして下さい。
就活の面接日程変更のお礼メールの例文2選!直接伝えるタイミングは?
こうすることで丁寧な印象を与えられるとともに、
記録を残せるというメリットがあります。
ポイント②:日程変更をメールする際は文面に注意する
メールする際はビジネスマナーに沿ったメール作成をこころがけてください。
必要な項目は、わかりやすい件名、会社名や役職をしっかり書いた宛先、
挨拶、簡潔な内容(日程変更の際は複数の候補日を記載してください)、
締めの言葉、自分の名前です。
メールがきちんとしていれば相手に好印象を与えることも可能です。
ポイント③:日程変更の理由に注意する
試験など学業関係が理由の場合は、正直にそのまま伝えましょう。
注意すべきは他の企業の選考と重なってしまった場合です。
相手企業に「こちらが第一志望ではない」と思われるのは避けなければなりませんので、
「先約がある」などの表現をおすすめします。
ポイント④:日程変更は1度までにする
何度も変更を依頼するとスケジュール管理能力を疑われます。
日程変更は1度まで、と覚えておいてください。
別記事で、就活に関しての重要なポイントと、絶対に知っておくべき事をまとめています。
こちらの記事を参考にして、少しでも有利に就活を進めてくださいね!
まとめ
就職活動の山場である面接では複数の企業の選考を受ける中で、
日程が重なってしまうこともありえます。
面接の日程変更はアプローチの方法を誤れば、
選考で不利になる可能性もあります。
ポイントは自分のスケジュールをしっかり把握しておくことです。
しっかり把握していれば、面接の日程が提示された際にすぐに可否がわかります。
すぐに変更を依頼すれば選考への影響をおさえることができるはずです。
一度OKをだしてしまった後の変更依頼は相手に、
「第一志望ではないのでは?」「スケジュール管理がなっていない」と受け取られかねません。
こうなると就職活動は不利になってしまいますので、
自分のスケジュールをしっかり管理して就活に臨んでください。