妊娠5か月の安定期になると、腹帯を巻くといいと言われています。
安産な犬にあやかって、妊娠16週から19週の間の戌の日に巻きますよ。
大きくなっていくお腹を支えることや、安産祈願の意味があります。
ところでこの腹帯ですが、誰が買うものなのか、いまいちよく分かりませんよね。
奥さん側の親なのか、旦那さん側の親なのか、風習があるかどうかもはっきりしません。
地域によっていろいろなのでしょうか?
もしも風習があるのなら、知っておきたいですよね。
そこで、この記事では、腹帯は誰が買うものかをまとめてみました。
また、誰に巻いてもらえばいいか、寝るときはどうするかについても紹介します。
腹帯は誰が買うもの?
神社で安産祈願をする予定の方は、神社から貰える場合もありますよ。
あらかじめ、確認してみて下さいね。
腹帯は、昔は嫁入り道具のひとつでした。
ということは、お嫁さんの実家で用意されていたんですね。
でも、今は『嫁入り道具』という風習はほとんど無くなっていますので、基本的には誰が買っても大丈夫ですよ。
腹帯は、最近では使わないなんて方もチラホラいるんですが、一つくらいは持っていたほうがいい妊婦さんアイテムです。
妊婦さんになるとお腹も大きくなり、普段できていたこともままならなくなってきます。
そんな時にサポートしてくれるのが腹帯です。
誰が買うかは、地域によっては今も風習が残っている場合もありますので、不安であればご両親や義父母に確認してみるといいですよ。
腹帯の種類と特徴!自分で買えば好みのものが選べる?
昔は、腹帯といえばさらしで巻いていました。
しかし今は、たくさんの種類の腹帯が売られています。
腹巻タイプやベルトタイプ、ガードルタイプなどがあります。
簡単に着けることのできるものが多いですね。
さらしタイプ
安産祈願で使用する方が多いタイプです。
しかし巻き方が難しいという難点あり。
岩田帯とも呼ばれています。
ガードルタイプ
ガードル一体型なので、着ぶくれすることなく着用できます。
着脱も簡単なため、実際に使用する上では一番人気のタイプです。
腹巻タイプのベルト内臓腹帯
腹巻と一体型になっているので、寒い日には防寒もしてくれます。
サポートベルトタイプ
大きくなるお腹をしっかりサポートするベルトが付いています。
妊娠中期から後期にお腹が大きくなっていく頃に使用する方が多いです。
骨盤ベルトタイプ(コルセットタイプ)
骨盤ベルトなので、しっかりと腰をサポートしてくれます。
妊婦用でないもの沢山販売されているので、購入時には妊婦用であることをしっかり確認することが必要です。
産前産後兼用タイプ
産前産後に使用可能なので、長期にわたって使用できます。
時期によって変える必要がないので経済的ですね。
また手間もないため、人気のタイプです。
大まかに分けても6種類あるので、特徴を理解してあなたに合ったタイプを選んでくださいね。
働いている妊婦さんや、上の子の育児中の妊婦さん、さらしを巻くことに自信がない妊婦さんも、はくだけであれば楽ちんです。
赤ちゃん用品を販売しているお店や、通販などで、手軽に購入できます。
デザインや機能性などを考えながら、好みのものを選ぶのも楽しいですね。
腹帯はいつ誰に巻いてもらう?
腹帯を巻くときに、帯祝いをする家もあります。
帯祝いの歴史は古く、古事記にも記述があります。
帯祝いというのは、神社で安産祈願をした後に、ごく身内だけでお祝いをすることで、この時に腹帯を巻きます。
かつては、子宝に恵まれた家庭の妻が巻く役だったんですが、現在は巻き方さえ分かれば誰が巻いても大丈夫です。
また、特別にお祝いの席を設けない場合も多いですので、そんな時は妊婦さん自身が好きな時に着けて大丈夫です。
せっかくだから『戌の日』に着けたい、という妊婦さんもいますよね。
『戌の日』は、月に2~3日、まわってきます。
12年ごとに巡ることでおなじみの干支ですが、日にちにも割り振られていますので、『戌の日』も、12日に1回まわって来ますよ。
妊娠16週から19週の間の都合の良い『戌の日』に着けるといいでしょう。
『戌の日』に大安が重なる日は、神社で安座祈願する方も多いです。
カレンダーなどでチェックしてみて下さいね。
腹帯を巻くことのメリット
腹帯を巻くことのメリットとして、主に次のようなものがあります。
・大きくなってくるお腹を支える。
・肌の保湿ができ、妊娠線の予防にもなる。
・お腹の冷えを防いでくれる。
・お腹を支えることで、腰痛を軽減してくれる。
・お腹の赤ちゃんを衝撃から守ってくれる。
5か月を過ぎると、それまではそんなに目立たなかったお腹もどんどん大きくなります。
立ち上がったり、歩いたりするだけでもひと苦労です。
最終的には3㎏ほどを常に抱えての生活になります。
うちの子は予定日を過ぎて、4㎏で産まれました。
なので、最後の2か月ほどは、まるで修行のようでした・・・。
腹帯をすることで、重たいお腹との生活をなんとか切り抜けましたよ。
腹帯は寝るときはどうする?
日中、家事や仕事をしている時は有難い腹帯ですが、寝る時は少し苦しそう・・・。
寝る時も、腹帯は巻いておくべきなんでしょうか?
寝るときに腹帯をつけることのメリットは主に冷えの防止です。
妊婦さんによっては、冷えるとお腹が張ってしまうこともありますね。
夏でも冷房の効いた部屋で寝る場合は、冷えを防いでくれますよ。
また、大きくなった赤ちゃんがお腹の中を圧迫して痛いときがあります。
そんな時は、腹帯で支えることで少し楽になるかもしれません。
産院によっては、寝る時も着けることを勧める場合があります。
逆子の防止に効果があるという理由です。
ただ、お腹が大きくなるにつれて、妊婦さんの睡眠に対する悩みは増えてきます。
もしも、腹帯をすることが少しでも負担であればしなくて構いません。
妊婦さんにとって楽であれば、どちらでもいいのです。
腹帯をしてもしなくても、赤ちゃんの健康には影響ありませんよ。
戌の日に安産祈願はするもの?
そもそも戌の日に安産祈願をするというのは、妊娠5ヶ月になった妊婦さんが初めに向かえる戌の日に安産祈願に行くというものです。
戌はとても安産であることを知っていますか?
しかも一気に沢山の子犬を産むということから、昔から戌は安産の象徴とされてきました。
内容はその神社やお寺によって少々違いますが、安産祈願をしてもらい、妊婦さんに腹帯を巻きます。
最近では腹帯をもらうだけのところもあります。
ただ、妊婦さんとひとくくりにいっても状態は様々です。
体調がすぐれない方もいるでしょう。
そんな時に無理をする必要はありません。
絶対に戌の日当日に行かなくてはいけないというわけではありませんので、体調の良い時や予定を開けられる日に行きましょう。
戌の日の安産祈願の神社やお寺の選び方
まずは近くの神社やお寺で安産祈願が行われているか確認しましょう。
人気の神社やお寺では、安産祈願で込み合う場合もあります。
長時間待つというのは、妊婦さんにとってはつらい時間です。
体調が一番大事ですから、場所を変えたり日取りを変えたりすることをおすすめします。
妊娠5ヶ月以降の初めての戌の日が基本ですが、安定期に入ってからでも十分OKです。
あえて時間や日をずらすことを一つの工夫ですよ。
どんなタイミングであれ、安産祈願をしてもらうことに変わりはありませんよ。
戌の日の安産祈願での腹帯の持参方法
安産祈願をしてもらう神社やお寺によって、腹帯の持参方法に違いがある場合もありますから、まずは事前に確認することが一番大事です。
・巻いていって、一緒に祈祷してもらう
・腹帯だけ提出して祈祷してもらう
・神社で祈祷された腹帯を購入する
そもそも戌の日の安産祈願は、「腹帯を巻く日」という意味もありますから巻いていかなくてもいいんです。
神社で購入できるところもあります。
先に買っておかなくていいので時短でき便利です。
また神社によっては腹帯のタイプを指定するところもあります。
購入した後でそんな情報はつらすぎますので、まずはリサーチですよ。
まとめ
腹帯は誰が買うのかについてまとめてみました。
いつ誰に巻いてもらうか、寝るときはどうするかについても紹介しました。
腹帯は誰が買ってもいいし、妊婦さんの好みで選ぶのもいいですね。
また、腹帯を巻いてもらう場合も、誰が巻いても大丈夫です。
腹帯を寝るときに着けるかどうかについてですが、どちらでも構いません。
妊婦さん自身が寝やすい方法で大丈夫です。
妊婦さんになってつわりも経験し、大変な毎日の中で戌の日の安産祈願がやってきます。
仕事をしている方や、時間に余裕がない方にしてみたら面倒な行事ごとに思えますが、産まれてくる赤ちゃんの安産祈願というとても重要な内容です。
戌の日当日に神社やお寺に足を運ぶ必要はありませんが、体調の良い日にぜひ一度行ってみてくださいね。
また腹帯は、赤ちゃんにとってもお母さんにとってもメリットのあるものです。
オシャレママにはつらいアイテムかもしれませんが体調が一番です。
いろいろなタイプからあなたにピッタリの腹帯を使ってみてくださいね。
病気でないとはいえ、さまざまな身体の変化のある妊娠期間。
腹帯を上手に利用して、少しでも身体の負担を減らして下さい。