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しきみを庭に植えてはいけないのは風水的に縁起が悪いから?

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しきみは、もくれん科の常緑小高木(じょうりょくしょうこうぼく)で、四季を通じてきれいな葉をつけている植物です。

 

そんなしきみですが、『庭に植えない方がよい、縁起が悪い?』と言われることがあります。

詳細についてご紹介させていただきます。

しきみを庭に植えてはいけないと言われる理由

しきみを燃やすと、その葉や幹から死臭のような匂いがするという言われがあります。

 

その為、縁起の悪い植物と考えられることがあって庭に植えてはいけないと言われています。

 

また、しきみは有毒性の植物でもあり、八月から九月にかけて熟する実には、劇物に指定されているアニサチンが含まれています。

 

下痢や嘔吐、全身けいれん、意識障害などの中毒症状があり、経口摂取により毒性を発生させるとされています。

 

これらのことから、小さなお子さんがいる家庭やペットを飼われているお家は、庭にしきみを植えない方がよいでしょう。

 

しきみは風水的に縁起が悪い?

風水というのは、そもそも気の流れを読む環境学の一種ですよね。

では、風水的にしきみを庭に植えることが気の流れにどのように作用するか紹介していきましょう。

 

しきみとは、従来、仏教色の強い植物であることは先ほどまでの説明で理解していただけたと思います。

 

実際、しきみも榊と同様、仏壇に飾られることが多い植物です。

「亡くなった方との繋がり」や「自浄作用」の意味があります。

 

自浄作用の意味をとらえると、決して縁起が悪いとも言い切れませんが、毒性のあることもあり、縁起がいい植物とも言い難いですね。

 

しかし、江戸時代の頃からは庭木として盛んに植えられていることも多かったのです。

 

風水的には、北や西の方角に背の高い常緑樹を植えると風を防ぎ、家を守ってくれるとする考え方があります。

 

しかし、しきみは比較的背の低い植物の為、あてはまりませんね。

ざくろや南天、ヒノキなどですと縁起が良いとされています。

 

そのほか、東に植えるとよいとされる庭木は、梅、カキ、つつじ、ハナミズキ。

南に良いとされているのは桜や紅葉、アジサイ、まつなどですね。

 

一般的に庭木で縁起の良いとされるものは、松竹梅、南天、柊、つつじ、ゆずりは、こでまりなどが有名です。

 

そのことを踏まえても、しきみが風水的に庭木として縁起がいいとは言いづらいかもしれませんね。

 

しきみの花言葉

しきみの花言葉は「甘い誘惑」、「援助」、「猛毒」の三つです。

猛毒を持つわりに、かわいらしい小さな花を咲かせることからしてもぴったりの花言葉ですね。

 

花にももちろん毒性があるので注意が必要ですよ。

 

ですが、しきみから発見されたシキミ酸は、インフルエンザの時に処方されるタミフルの原材料でもあります。

 

シキミ酸事態に薬効があるのではなく、生成されたものに対して薬効があるので、素人がうかつに触ってよいものではなさそうですね。

 

しきみの属名はイリキウムです。

イリキウムとはラテン語の誘惑に由来しており、独特のしきみの香りに誘われるという意味で「甘い誘惑」ともいわれるのでしょうね。

 

別記事で、「植えてはいけない」と言われている植物の一覧をまとめています!

植えてはいけない植物一覧!

あなたの家の庭に植えてる植物も「植えてはいけない」と言われてる植物の一つかもしれません。

なぜ、そのように言われてるのか、などの理由なども詳しく紹介しています。

気になる植物をチェックしてみてくださいね!

しきみの名前の由来

しきみの名前の由来には二種類の説があります。

 

一つ目は「悪しき実」です。

しきみを燃やすと、葉や幹から死臭のような匂いがすると言われていることから来てます。

 

二つ目は、実の形より「重き実」「敷き実」と書き、果実が敷き詰められたような形状の実がなることからしきみと呼ばれるようになったとする説です。

 

しきみは漢字ではと書きます。

香木の一種です。

 

その為、仏教の葬儀によく使われる植物です。

特に関西地区ではしきみを使う宗派が多いです。

 

鑑真和上が中国から日本にもたらしたとの言われもあり、弘法大師が青蓮華に似ていることより密教の祈祷のため使用していたとの説もあります。

 

日蓮正宗はしきみを特に重用する習慣があります。

宗教色の強い植物の為、庭に植えていると勘違いされることもあるかもしれませんね。

 

しきみと榊のちがいとは?

しきみは樒と書くように、榊とも大変字が似ています。

葉もよく似ており、仏前や神前に使われる点でも似ています。

 

仏教において、しきみは家族が亡くなったときの臨終勤行のお飾りとして使用されます。

また、お墓の花筒にお供えする地域もあります。

 

しきみの香りは独特で、遺体の腐敗臭を消すためにもお飾りやお供えで用いられていたのでしょう。

 

また、その毒性が浄水作用をもたらすため、仏壇やお墓を浄化する意味もあったのかもしれません。

 

それに反して榊は、もっぱら神棚など、神事の際に使われることの多い植物です。

榊の葉のつき方の方がしきみに比べると平べったいのが特徴ですよ。

 

まとめ

しきみは、仏教ととても密接につながりのある植物です。

 

庭木に植えるよりは、毒性などを考慮しても、お寺などで鑑賞するのがよいのかもしれませんね。

 

もしも植えるときは、果実や葉に不用意に触れないよう、誤飲や誤食のないようよく注意して取り扱ってくださいね。