元旦に火や包丁を使わない方が良いのは、火の神様を休ませることと、
包丁で何か良い縁を切らないようにするためです。
要は家の中にいらっしゃる神様に失礼がないようにと、
ゲン担ぎが理由だったんですよ。
確かに元旦には火を使わないようにすべき、
という話を耳にしますね!
でもなぜ元旦に火を使わない方が良いのか、
包丁を使ってはいけないのか、詳しい理由を知りたいところ。
今回はそこで、元旦に火や包丁を使わないようにすべき、
正しい理由をご紹介しますね!
元旦に火を使わない方が良い理由!
元旦、要するにお正月って、
家の中にいらっしゃる神様を働かせてはいけない、
という理由があるから火を使わない方が良いとされています。
家の中の火を使うところ、つまりキッチンには、
火の神様がいらっしゃるとされています。
元旦には火を使わない方が良いのは、
お正月に神様を働かせるのは失礼に当たるからです。
もっと分かりやすくいうと、お正月って神様も休む時期なのです。
そのため、元旦に料理をするなど火を使ってしまうと、
火の神様を働かせてしまい、神様を怒らせるからなんですよ!
私たち人間も、せっかくの休みの時期なのに、
働かさせることになると、やっぱり嫌な気分になりますね。
元旦などお正月の時期は火を使わないようにするために、
おせち料理など日持ちする食べ物を用意するのです。
信心深く、家の中にも神様がいらっしゃるという考えがあるのでしたら、
なるべく元旦には火を使わないで、火の神様をお休みさせていきましょう。
そうすれば、神様もお正月はしっかり休めて、
お正月明けにはまたしっかり調理の際には、
安定して火が使える場合もありますね。
特に昔は、かまどに木をくべて火をおこして調理していたので、
かまどには火の神様がいらっしゃる、という考えが強かったのです。
本来正月は誰もが休むべき期間なので、
可能であるならば、火の神様を休ませることを検討しましょうね!
元旦に包丁を使わない方が良い理由!
元旦に包丁を使わない方が良い理由は、
包丁を使って何かを切るという行為をすると、
『何か良い縁を切る』という意味に繋がってしまうからです。
また、元旦に限らずお正月に包丁を使った時に、指などを切って、
ケガをしてしまうのは縁起が良くない、ともいわれているんですよ。
元旦に包丁を使わない方が良いのは、
良いご縁を切らないようにというゲン担ぎが理由だったのですね!
お正月早々、包丁でケガをするのはやっぱり、
あまり良い気分にはならないし、不吉な感じがするもの。
縁を切る、ケガをする、などを避けるために、
元旦は包丁を使ってはいけないとされているのです。
基本的には元旦や正月三が日の期間中にしてはいけないことって、
ゲン担ぎとか、神様を休ませるため、という意味や理由があるものですよ。
元旦を気持ちよく過ごし、幸先の良いお正月を迎えるためにも、
包丁は使わない方が良いでしょう。
特に料理が不慣れなのでしたら、
包丁でケガする確率も高いので、極力は元旦には、
包丁を使わないようにしていくと安心ですよ!
やっぱりおせち料理を食べて元旦もお正月も、
のんびり過ごすと良いですね。
元旦は料理しない方が良いの?
昔の考えや風習では火の神様を休ませたり、
良い縁を切らないようにという理由から、
料理しない方が良いとされていました。
しかし、現代ではこれらの風習は絶対ではありません。
特に元旦などお正月期間中に、
お雑煮を食べる時などは火も包丁も使いますよね!
私自身も、元旦にはお雑煮を作るので、
今までも普通に火や包丁を使っていました。
けれど特に悪いことも起きていないし、
火の神様が怒ってコンロの調子が悪いとか、
包丁でケガをするということもなかったですよ。
あくまでも元旦に料理しない方が良いというのは迷信というか、
元旦などお正月期間は家事も休むべき、
といわれていることが大きな発端であり本当の意味なのです。
主婦もお正月は休みましょうね、という気持ちから、
料理しない方が良い、といわれているだけのこと。
でも現代では元旦にも料理をする家庭ももちろんありますので、
そこまで火や包丁を使ってはいけない、という風習に縛られなくてOK!
必要なのでしたら何も心配せずに、
元旦であっても三が日の期間中であっても、
料理をして良いでしょう。
ただし、やっぱり料理が苦手だったり、
無理に料理したくないのでしたら、しないでも大丈夫です。
ここ数年はおせち料理の他にも、
デリバリーの料理を注文する家庭が増えていますよ。
ということは本当に元旦では一切、料理しない、
という選択肢もあるのですね!
私の場合、お雑煮を食べたいし作りたいので、
元旦から料理しています。
でも最近は、電気ケトルで沸かしたお湯で、
インスタントのお吸い物を作って飲む、という手軽なお雑煮もあります。
各家庭によって、火や包丁を使うか使わないかは、
もう自由で決めて良いので、
自分が一番しっくりくる元旦の過ごし方をしましょうね。
もちろん料理したい場合は料理しても良いですが、
ちょっと不安なのでしたら料理する前に、
キッチンで両手を合わせて、火の神様にご挨拶すると良いですよ。
そうすれば火の神様も元旦から火を使っても、
許してくれるので、何の問題もないでしょう。
包丁を使う時も、
いつもより更に慎重に包丁で食材をカットすれば安心です。
縁起が悪いことも起こらないので、
元旦からいつも通りに料理が出来ますよ!
まとめ
「元旦に火を使わない」「包丁を使わない方が良い」
という理由は、火の神様を休ませたり、良い縁を切らないとか、
ケガをしないというゲン担ぎなどの意味から。
でも現代ではこれらの風習は薄れているし、
料理前にキッチンでしっかり手を合わせれば、
神様に失礼もなく、また縁起が悪いこともなく料理できますよ!
私も元旦から料理しているので、
あまり昔の風習にとらわれすぎずに、
自分のライフスタイルや過ごし方に応じていきましょうね!