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台風が来ないとどうなる?来ることでもたらす恵みがあるって本当!?

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毎年、夏から秋にかけて台風は日本に数多くやってきます。

そして、台風は大雨や強風によって時として日本列島に大きな被害をもたらします。

 

ただ、台風の報道は大雨や風の激しさなど台風がもたらした被害が中心で、

どちらかというとマイナスの側面の報道がされます。

 

それではプラスの側面はないのでしょうか?

 

今回はもし、台風が来ないとどうなるか?

そして台風のもたらす恵みについて紹介します。

 

台風が来ないとどうなる?

 

●水不足?

台風は短期間で集中的に雨を降らせます。

夏場に雨が少なくても、この雨によって水不足の解消につながっています。

 

つまり、台風が来ないと水不足が解消しない可能性があるということです。

 

水不足は断水や取水制限につながり、

私達の生活や農業などに影響を与えます。

 

水は私達の生活に直結するので非常に重要ですね。

水不足の発生につながる…というのは台風が来ないマイナス面と言えます。

 

●海の生態系に影響が起こる

台風の引き起こす強風は、海の表層を撹拌します。

 

すると、海面付近の温かい水と深い部分の冷たい水が混じり合い、

結果的に海面付近の海水温低下を引き起こします。

 

これがサンゴ礁に維持につながります。

 

台風がこなくて海水温が高くなりすぎると、

サンゴが生きていけなくなってしまうからです。

 

サンゴが死んでしまうとサンゴ礁を住みかにする生物減ります。

そうなるとそれらを食べていた生物も減ってしまいます。

 

最後には生態系のバランスの崩壊を招いてしまいます。

 

海の生態系が崩れると、水産物の漁獲高にも影響を与えます。

 

これは私達が食べる魚の値段の高騰につながり、

魚を食べることが難しくなるかもしれません。

 

台風が来ないことが私達の食卓に影響を与えるということは少し意外な感じですね。

 

台風がもたらす恵みとは!

 

台風がもたらす恵みは2つです。

 

1つ目は

雨は災害の原因にもなりますが、水をもたらすプラスの側面もあります。

台風の大雨によって水不足が一気に解消することもあるようです。

 

2つ目は

台風の特徴である風も雨と同様に災害を引き起こしますが、

この風によって海水温を低下します。

 

海水温の低下はサンゴ礁及び生態系維持、

ひいては水産資源の維持につながります。

 

台風の風が私達の食卓の恵みをもたらしているということです。

台風の仕組み

 

台風は、水蒸気の多い蒸発量が多い、熱帯の海で発生します。

そうやって発生する熱帯性低気圧のうちで、

中心近くの最大風速が17メートル以上になったものを日本では台風といいます。

 

風の回り方が速くなりすぎると、遠心力によって雲が中心に近づけなくなり、

中心には目と呼ばれる空間ができます。

 

台風は陸地に上がったり、海水温が低いところに行ったりすると、

水の蒸発エネルギーを得られなくなり、

力が衰え、やがて温帯性低気圧や熱帯性低気圧に変わります。

 

アメリカなどで被害をもたらすハリケーンも台風と同じ熱帯性低気圧の一種です。

 

台風は夏から秋に発生しますが、秋に多く日本にやってきます。

それは太平洋高気圧の位置が関係しています。

 

夏は太平洋高気圧が日本の上空にあるため、

台風は中国や朝鮮半島方面に進むことが多くなります。

 

秋は太平洋高気圧が日本の東に移動するために、

台風は日本の上を通り過ぎることになるのです。

 

要するに秋は台風の被害が起きやすいということです。

 

台風が引き起こす災害としては大雨、洪水、暴風、高波、高潮があります。

また、川の氾濫や土石流、がけ崩れ、地すべりも発生する場合があります。

 

さらに災害に伴い鉄道の運休や停電、

断水などライフラインにも被害が及ぶこともあります。

 

近年で記憶に新しいものと言えば、

令和元年の台風19号、平成30年の台風24号、台風21号があります。

 

どれも日本各地に大きな被害をもたらしました。

特に台風19年の被害は甚大で、100名近くの人命が失われました。

 

気象庁によると台風は1年間で平均で約26個発生し、

そのうち約3個が日本に上陸しています。

 

毎年来ているので、台風のニュースを見ると、

「また来たか」と思う人は多いのではないでしょうか?

 

まとめ

 

毎年やってくる台風は、

上陸にともなって引き起こされる災害に注目が集まりがちです。

 

しかし、台風はマイナスばかりをもたらす存在ではありません。

災害の原因である雨や風は同時に私達に恵みをもたらしてくれるのです。

 

テレビの天気予報で台風の報道がされると

「台風なんて来なければ」と思う人は多いのではないでしょうか?

 

確かに台風が来なければいくつかの災害は起こらなくなるかもしれません。

しかし、台風が来なければ水不足や水産資源の不足が発生する可能性があります。

 

台風は私達にとって時として必要な存在であるということです。

 

今度から台風のニュースを見るときは災害だけでなく、

プラス面に思いを馳せられてはいかがでしょうか?

 

そうすれば台風に関する見方もきっと変わるはずです。

台風は物事に表と裏があることを教えてくれます。

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