病み上がりの人に掛ける言葉って難しいですよね。
友達とかであればそんなに気を遣わない言葉で、思ったことをそのまま伝えられるのですが、会社となるとやはり言葉を選んだり、マナーや常識などが気になってスムーズに声を掛けられない・・。
特にそれが目上や上司だと、「偉そうに声掛けなんてしてはいけないのかな?」という気持ちにもなり、結局何も言えずじまいになったり・・・。
でもあなたの思いやりなので、多少言葉は違ってもその想いがかけられた方は嬉しいのです。
今回の記事では、病み上がりの人に掛ける言葉、上司や目上の人編、同僚編をお伝えします。
併せて病み上がりにかける言葉としてNGなものも紹介しますね。
病み上がりの人にかける言葉!上司や目上の方には?
病み上がりの人に掛ける言葉で、上司や目上編を紹介していきますね。
塩梅としては、
・必要な人であること
・会社になくてはならない人であること
・戻ってきたことが嬉しいことという側面
・無理しないでほしい
・こういう時に頼って欲しいという側面
これらをどのようにバランスよく伝えるかなのです。
あまり必要なことを伝えすぎると、今後やっぱり休みづらくなります。
また、あまりに大丈夫と言われると、もう必要ないのかなと思わせてしまうので、このバランスがとても重要なんですよ。
例文①
「やっぱり●●さんがいらっしゃるだけで安心感が倍増します。
元気になられて良かったです。
でも無理されるとまた今後も心配ですので、安心して任せていただけるよう、私がもっと成長しなければいけませんね。
ご指導よろしくお願いします。」
例文②
「もう大丈夫ですか?
いらっしゃらない間、安心して休んでもらえるよう頑張ってみましたが、やっぱり●●さんがいたら、スピードもクオリティも違うので、頭があがりません・・・。
でもこれを機にもっと成長しなければ●●さんのようになれないと痛感しましたので、今まで以上に厳しく、そしてたくさん任せてください!」
例文③
「お加減いかがですか?
まだ無理されないでください。
頼りがいない私ですが、少しでもお役に立てると嬉しいので、なにかあったら手伝わせてください」
バランスを考えながら言葉を選びましょう。
病み上がりの人にかける言葉!同僚には?
病み上がりの同僚にかける言葉を紹介します。
同僚であれば前述の上司よりは少し気楽に構えていられるでしょうが、同僚は同僚で、おそらく休んだ分の引け目も感じているでしょう。
気持ちが楽になるような声かけを意識してあげると良いですよ。
例文①
「お疲れ。もうだいぶ良くなった?
でも体調壊していたんだから病み上がりで無理しないでね。
けっこういない間寂しかったし存在の大きさ痛感したわ・・・。
フォローできることあったら何でも言ってね。私が倒れた時も頼みたいし(笑)」
例文②
「もう大丈夫?
仕事溜まってる感じ?なんかできることある?
ここで借りをつくっておくと後で得だから何でも頼んで欲しいけど?(笑)」
例文③
「元気になってよかったー。
もう心細かったし寂しかったし、快復心待ちにしていたよー。
でもまだ病み上がりだから無理はしないでね。
また今日から一緒だと思うと安心だし、楽しくなってきた」
例文④
「やっぱあなたがいると活気づくわー。
会社に必要な存在だわ!
だからここで完全に元気にならないといけないから、病み上がりの今無理しちゃだめだよ。
これからの会社人生は長いんだからさ!
今のうちにたっぷり休んでおこう!」
例文⑤
「元気になった?
もう心配したよー・・・でも元気になってよかった!
しばらく無理しないでペースをゆっくり掴んだほうがいいよ、ここで無理したらまたぶり返すし。
できることあったら手伝うから気軽に言ってね。」
病み上がりの人にかけるのはNGな言葉は?
病み上がりの人に掛ける言葉でNGな言葉を紹介します。
病み上がりは神経が尖っていがちなので、ちょっと過敏になっています。
だからいつもはなんてことない言葉でも敏感に反応してしまいます。
気を遣わないようにと言うつもりでの「いなくても全然大丈夫だったよ!」という言葉は、安心させようとしているつもりでも、相手にとっては「必要のない人」と言われているようで傷つきます。
「いない間本当に大変だったよ」という言葉は、必要な人だよと伝えているつもりでも、相手からすると「相当な迷惑をかけてしまったんだな」と落ち込みます。
前述でもバランスと言いましたが、自分が思っているような捉え方をされらないことは、病み上がりでは弱気になっていることもありますのでありがちなのです。
ですので、ちょうとよい塩梅を心がけて言葉かけしましょう。
まとめ
病み上がりの会社の人へかける言葉には、バランスが必要です。
いてもらわなくてはいけない重要な人だということと、体をゆっくり治してほしいということの狭間のバランスを取った言葉をかける事が必要なのです。
ですので、顔を見て声を掛けられる方が誤解が生じにくいので良いでしょうね。