夏のお祭りファッションと言えば浴衣ですね!
毎年トレンドはありますが、
購入する時にはどういった基準で選んでいますか?
自分の好みで選んでいると思いますが、
実はそれぞれの柄には意味があるって知っていましたか?
花言葉と一緒なんですね。
あと心配なのが、柄付きって、
10代の若い子が着るものって思っていませんか?
洋服と一緒でデザインや色をきちんと選べば、
子どもっぽく見えないんです。
ポイントを押さえれば、
お気に入りの金魚柄の浴衣を着ることができますよ。
浴衣の金魚の柄には意味がある!?
浴衣や着物に入れられる柄を「文様(もんよう)」と言います。
金魚は水の中を泳ぐ事から、
夏物の浴衣の柄としてぴったりですね。
中国では「きんぎょ」の音が金が余るという意味の「金余(きんよ)」とかけて、
豊かさの象徴とされています。
中国語だと音は「チンユイ」と言います。
金魚も同じ読み方をするそうですよ。
金魚の色もまた重要で、
赤色は「幸運を呼び込む」黒色は「邪気を吸い込む」という意味合いがあります。
金魚がモチーフで使用され始めたのは実は結構最近の話で、
大正・昭和時代から使われ始めたんです。
金魚以外の文様の意味は?
牡丹・百合・芍薬(シャクヤク)
ことわざの「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」から、
美しい女性の象徴です。
意味は「幸福」を表します。
蝶
卵から幼虫、さなぎを経て、成虫の蝶になることから復活や変化、
不老不死の象徴とされます。
また「ちょう」の読みが「長」と同じことから、
「長寿」や恋愛面で「長く続く」の意味があります。
菖蒲
「しょうぶ」と読むことから、
勝負強さ、尚武(武道・武勇を重んじること)に通じます。
また端午の節句で使われるように、
魔よけにも使われます。
朝顔
夏の風物詩の朝顔は、朝に花が開いて昼過ぎにはしぼんでしまうことから、
「はかない恋」という花言葉ですが、
浴衣の文様になると、ツルが絡んで伸びていく所から、
「固い絆」・「愛情」の意味があります。
ツバキ
椿の花はポトリと落ちるので縁起がいい花というイメージはありませんが、
長生きというところから「長寿」。
花がぐっと開くところから「発展」の意味があります。
藤
藤の花は小さな花がたくさんつくところから「子孫繁栄」の意味があります。
藤の紫色は古来より高貴な色とされています。
七宝
七宝は金(こん)、銀(ごん)、瑠璃(るり)、玻瓈(はり)、硨磲(しゃこ)、
赤珠(しゃくしゅ)、碼碯(めのう)を指します。
瑠璃=ラピスラズリとも言われています。
玻璃=ガラスのことです。
硨磲=シャコガイの殻・もしくは白色のサンゴ。
赤珠=赤色のサンゴを指すと言われています。
浴衣でよく使われている文様を紹介しましたが、
他にも沢山ありますので、
浴衣を買う時は調べてから買うと面白いかもしれませんよ?
浴衣の金魚柄は子供っぽい?
金魚柄自体は問題はありませんが、
色合いやアイテム、デザインで子どもっぽく見えてしまうせいだと思います。
レトロ柄と言われる昔からあるようなデザインがオススメです。
レトロ柄
昔からある柄で、母親・祖母が着ていたようなデザインを思い浮かべてもらえれば、
イメージがしやすいのではないでしょうか。
「回顧的な」「古き良き時代を懐かしむ」という意味です。
モダン柄
ハートやバラのような洋風の柄が入ったものをイメージしてもらうといいと思います。
「近代的な」「現代的な」という意味です。
ではどんな基準で浴衣を選んでいけばいいのか
ポイントを見ていきましょう。
①生地の色は?
恐らく子どもっぽく見えるのは生地の色のせいかもしれません。
マリンブルーやピンク・オレンジっぽい生地は、
幼い印象を与えてしまうかもしれません。
洋服でも明るいポップな色味は若々しい印象ですが、
コーディネート次第では子どもっぽく見えますよね。
30代以上ですと生成色や白・グレーがメインの色味がいいでしょう。
(無難という意味です。)
もちろん、デザインによっては、
紺色や真っ白な生地でも十分着れると思いますよ。
例えば赤色でもバラのような真っ赤な色ではなく、
えんじ色のようなくすんだ風味、緑でも新緑のような緑ではなく、
落ち着いたうぐいす色だと落ち着いて見えますよね。
②デザインは?
黒色・グレーの模様が入ったりしているほうがいいと思います。
明るい色は入っていても問題ないですが、
分量が多いと幼い印象を与えてしまうかもしれません。
地色が落ち着いたもので、
金魚の柄も控えめなものが無難な線でしょう。
トーンを抑えたものを選択するといいかもしれません。
落ち着いた雰囲気であるというのもポイントになります。
③帯は?
こちらも色が重要と言えます。
生地が明るい色合いだと、
黒っぽい色で引き締めた方がいいでしょう。
もしくは同系色の帯で揃えるというのも手です。
まとめ
金魚柄はデザインや生地の色で大人っぽく見せることは可能です!
でも、全体の色合いだったりデザイン選びで、
子どもっぽく見えてしまうこともあります。
オトナ浴衣美人を目指すなら、
落ち着いた雰囲気のデザインを選ぶのがポイントです。
でも、洋服と一緒で好きなものを着るのが一番です。
自分のお気に入りの浴衣を着てお祭りへ出かけましょう。