大晦日や正月となると、一日という流れは変わらないのにすごく特別感を感じますよね。
大晦日や正月には昔からの言い伝えなどが結構多くあるんです。
家事は基本的にしない、正月飾りはいつまでに飾る、食事のNGなどいろいろ調べたらきりがなく、調べれば調べるほど身動きがとれなくなっちゃうようなことも。
今回の記事では、大晦日の食べ物について紹介していきますので、今年の大みそかにぜひ活かしてみてください!
大晦日に食べてはいけないもの2選
大晦日に食べてはいけないものがあるのです。
昔から言われているものを紹介していきますね。
①牛肉、豚肉を食べるのはNG
正月から殺生をするものではないという意味からきた謂れです。
大晦日は牛や豚など、四足歩行の動物の肉を食べることが殺傷をイメージするからダメだということですね。
しかし不思議と鶏はオーケーとされ、そこから、雑煮には鶏が使われるようになったとも言われているのです。
ちなみに殺生を避けるため、釣りもNGだという話もありますね。
②鍋の料理をしない
鍋物をしてはいけないと言われていることもあります。
鍋物をすると、どうしてもアクが出ますよね?
アクというのが、「悪」に通じるので、「鍋物はするな」と言われているのです。
大晦日にしてはいけない食べ物に関する5つのタブー
そして食べも野に関してのタブーもけっこうあるので、情報と知っておいて厳密に神経質になる必要はありません。
■火を使うのはタブー
大晦日には火の神様も休んでもらおうと考えます。
さらに正月から火を使うと、台所の火の神である荒神様を怒らせかねないともいわれています。
おせちは作っておいて日持ちするものです。
大晦日前までに準備としておいて大晦日、正月は火を使わないようにということでおせち料理が始まったという話もあります。
■おせち品数は偶数にしない
日本では古来、3・5・7・9の奇数が吉数とされています。
結婚式のご祝儀もそうですよね。
割り切れるという偶数は使わないように、奇数の数字のご祝儀にするように言われています。
偶数は割り切れることから、別れる、死に別れる、縁が切れることにつながると考えられ、不吉と言われてきています。
おせち料理は新年を迎えるおめでたい食べ物なので、不吉を使わないように偶数にしないようにという謂れがあります。
■包丁を使うことはタブー
昔から刃物を使うと「縁を切る」ことにつながるとされています。
一年ケガなく過ごせることを願ううえでも、包丁は使った料理は正月、大晦日はしないようにと言い伝えられています。
主婦が料理や家事などを休むという点でも言われていますね。
■食べ物を切らしてはいけない
三大晦日、正月の三が日中に食べ物を切らすと、一年中食べ物に困ることになるといわれています。
正月の始めに何か苦しい思いをするとそれが一年続くといわれているので、喧嘩などもしないようにと言われていますね。
■鍋物をしてはいけない
鍋これは前項でもお伝えしました。
鍋はどうしてもアクが出るから、悪につながるのでNGということでしたね。
さらに今回の項目でも火を使うのもNGということで合わさっているので、鍋料理はあまりしないようにと言われているのです。
上記のような慣わしや謂れには、家事をしてくれる人がお正月にまで働かなくてもいいようにという、思いやりの気持ちもあると言われています。
そっちをメインに採用してみても良いかもしれませんね!
料理をしてはいけない理由は、神様や縁を大切にしていると言われていることです。
火も水も毎日使っているので、大晦日、正月くらい感謝を伝え、休ませようということですね。
年越しそばには食べてはいけない時間帯がある!?
大晦日には年越しそばを食べられる人も多いと思いますが、実は年越しそばには食べてはいけないと言われている時間があるのです。
ちょっと年越しそばの時間に関するNGを紹介しますね。
まず、年越しそばは、年が明ける前に食べきらなければならないと言われています。
年越しそばは、その年のうちに食べ切ってしまい悪い縁を断ち切るという意味があるので、悪い縁を次の年に持ち来なさないようにという意味合いですね。
もうひとつは、年越しそばを残すのはNGということです。
なんと、年越しそばを残すと、「お金が逃げていく」といわれていますのでそれは嫌ですよね。
北海道や東北地方では、おせちのあとに年越しそばを食べるんですよ!
地方によって違うのも面白いですよね!
大晦日の夕方、少し早い時間帯にまずおせち料理を済ませるという慣習があります。
それからしばらく時間をおいて年越しそばを食べるという流れ。
「大晦日に年越しそばを食べる」という習慣自体は、おせちの食べ始めが異なる北海道や東北地方でも同じなのですが、意味合いがけっこう違ってきますよね。
ちなみにお雑煮については、「おせち料理の残りと一緒に元日に食べる」というのが一般的なので地方によって変わりは無いみたいですね。
大晦日におせちを食べるってあり?地域で食べるタイミングが違う?
大晦日におせちを食べるのは結論を先にいうとアリです。
地方によっては大晦日に食べるのが通常だというところもあるからです。
元旦(元日)におせち料理を食べる方々にとって、「大晦日におせちを食べる」というのは、なかなか聞きなれないことですし、めでたい料理と言うイメージなのであけましておめでとうの正月のような感じはしますよね。
とはいっても、約8割の方々がおせちは元日に食べるということが基本ですけどね。
地方によって違うという点では、大晦日におせちを食べる地域はどこかというと北海道と東北ですね。
北海道や東北地方では「大晦日の夕食」としておせちを食べるんです。
「一年の変わり目である大切な日をお祝いする」という、おせちに込められた意味合いは、どの地域でもおなじみたいです。
ニュアンスの違いで、「お正月を迎える」ことを祝うのか、「お正月を迎えた」ことを祝うのかという点。
要するに前祝、後祝って感じなのかな(笑)
一年を無事に過ごしありがとうと言う感謝、新年を迎えることを祝うものですね。
そしてなんと昔は大晦日が通常だったんです!
江戸時代以降から元旦になったのですが、新年の来客をもてなすために変わっていったと言われています。
もうひとつは数え年の概念です。
今でも数え年ってややこしいですよね(笑)
生まれた時は0歳で、誕生日が来ると1歳ずつ増える、満年齢という基準。
しかし昔は、生まれた時は1歳で、正月が来ると1歳ずつ増える数え年という考えだったんですよね。
新年に皆がいっせいに年をとるため、大晦日におせちを食べることは、年末から年始にかけての誕生を祝う意味だったので、年越しがおせちのイメージだったんです。
おせちは歴史が深く、また、先祖代々伝わる伝統料理です。
しかし、そういう伝統、習わしのほかにもいくつかおせちの謂れはあるんですよ。
いつからか主婦の休養のためにというものにもなりました。
台所を取り仕切っている主婦は、普段は非常に忙しく過ごしています。
というか365日家事をしていますよね。休みなんてない。
正月の三が日くらいはゆっくり休息を取れるようにと、おせちを食べる習慣が始まったといわれているのです。
おせち料理はどれも保存が効くものなので、元日におせちを食べて、その後2~3日はおせちの残りを食べることで、主婦は休息をとれるということで始まった説もあるんですよ。
他には、古来の風習では、正月に「年神様」が訪れ、その年の幸福をもたらしたといわれています。
おせちは、この年神様にお供えする料理という概念もあるんです。
正月に年神様へ五穀豊穣、子孫繁栄、家内安全などを祈って、縁起の良い海の幸、山の幸を詰める風習もありますし、新年のお客様のおもてなしの食べ物というものもあります。
その点だと年明けになってきますよね。
大晦日に人気の食べ物ランキング
大晦日の人気の食べ物ランキングを見てみました。
前述でたくさん言い伝えなどの話をお伝えしてきましたが、現代は気にせず食べたいものを食べると言う人が多いですね!
それでいいと思います。
あまりに言い伝えを気にしてストレスになっていたら、正月のめでたさどころではありませんからね。
気持ちのもちようということです。
一年の無事を神様に感謝し、これからの一年のよろしくを伝えるその気持ちがあれば良いですよね。
それでは現代の大晦日に人気の食べ物ランキングを紹介していきます。
1位 そば
2位 寿司
3位 特に決まっていない・食べない
4位 すき焼き
5位 刺身・魚のたたき
6位 鍋
7位 おせち料理
8位 天ぷら
9位 うどん
10位 焼肉
ざっとこんな感じでした。
お料理しているというところがほぼですが、簡単な料理、もしくはデリバリーできるようなもの、食べにいけるようなものがメインですね。
家事を休むという伝統は守られているようですよ。
まとめ
大晦日、正月には昔から食べ物や台所においての謂れがけっこうあります。
殺傷をイメージさせるような食べ物は食べないということや、家事の休憩、火や水の神様の休憩などなどいろいろな謂れがあります。
気にしないといったらそれまでですし、食べたから、守らなかったからといって何か悪いことが起こるということは実際ないでしょう。
情報や知識として知っておいて、特に神経質に取り組むことはないと思います。
主婦が家事を休むためというような、自分にとってプラスになるようなことだけ取り入れていくので良いと思いますよ(笑)
ということで、今年の正月はゆっくりデリバリーや外食もいいですね!