スクリーンで観ると迫力や臨場感を味わう事ができる映画は、趣味としても昔からとても人気ですよね。
でも最近、映画の鑑賞料金が上がってきて、訪れるか迷っている方もいるのではないでしょうか?
今回は、映画館に大学生が高校生料金で入ってもバレないのか、学生証は確認されないのかについて、ご紹介していきます。
映画館に大学生が高校生料金で入ってもバレない?
学生の中でも、高校生と大学生では料金が異なるため、より安い方が良いなと思っている方もいるでしょう。
映画館に大学生が高校生料金で入ろうとすると、映画館によっては、身分証の提示を求められるところがありますので、バレる可能性はあります。
ただ、大学生が高校生料金で入る場合、バレる・バレないという話では無く、年齢詐称の詐欺行為になってしまうので、やってはいけません。
本来払うべき料金をごまかすことは、刑法の詐欺罪に該当するため、最悪の場合10年以下の懲役となる可能性があります。
数百円程度の差と少額規模であっても、通報された場合は逮捕される可能性があるため、絶対にやらないほうがよいでしょう。
特に、常習が疑われる場合は、映画館側からリークされる可能性も高くなります。
人としてのマナーという面でも、大学生は高校生料金で映画館に入っては絶対にダメですよ。
映画館に社会人が大学生料金で入る場合はバレる?
では社会人が大学生料金で入る場合はどうでしょうか?
これも先ほどの件と同様で、身分証の提示を求められることがありますし、バレる・バレないという話では無く、法律違反のため、絶対にしてはいけないNG行為です。
以前は大丈夫だったから今回もと思っても、前回は偶然通報されなかっただけで、詐称に違いないのでやってはいけませんよ。
特に社会人ともなれば、そういったルールはしっかり守り、間違いが無いようにするのが大切です。
万一、社会人が大学生料金で入ってバレてしまい、たった数百円の事で仕事に支障がでたり、人生を横に振ってしまうのは嫌ですよね。
映画館で学生証を確認されるかどうかは?
映画館で学生料金を利用する場合、学生証で確認はされるかどうかは一言で言えば、ケースバイケースです。
基本的に窓口で購入する場合は、学生証の提示が必須です。
ただ、現在では事前にオンラインで購入した場合や券売機のチケットで購入した場合、自己申告のため、学生証が確認されない事もありますよね。
そういった場合、その後学生証の確認はされないのでしょうか?
毎回ではないのですが、入館する際にチケットをスタッフに見せるタイミングで、学生証の提示を言われるケースがあります。
特に私服で入館した際やスタッフから見て、学生かどうか不思議に思われた場合、またランダムで実施している場合があります。
その時に学生証を提示できなかった場合、差額の料金を請求されるケースや悪質とみなされると通報される可能性もあるため、基本的に学生証は確認されると思っていた方が良いでしょう。
実際、学生の提示ができず、入館を断られたケースも生じているため、学生の方は必ず忘れないようにしてくださいね。
グループで訪れる場合も、必ず一人ひとり全員が持参する必要があります。
どうしても学生証を忘れてしまった場合、通学定期券を提示することで許可してくれるケースもあります。
ただ、これは絶対にOKという方法ではないため、許可してもらえない可能性も高いでしょう。
一方、中学生までの場合は義務教育のため、保険証を提示すると学割として認可してもらえる可能性もありますよ。
保険証を持ち歩いている中学生は少ないかと思いますが、学生証や定期券を忘れてしまった場合、どうしてもという時に交渉してみる余地はあるかもしれませんね。
ただ、映画館によってはマニュアルで、学生証以外は不可とされているケースも多いため、ダメと言われた場合は大人料金の差額をしっかり払いましょう。
そして、もちろん社会人の方がごまかすのは言語道断です。
映画が好きで楽しみたいのなら、きちんとルールを守り、悪い事はやめましょう。
映画料金をごまかすとどうなる?
映画料金をごまかすと、前述の通り詐欺罪に該当してしまうため、トラブルに発展してしまう恐れがあります。
前回が大丈夫だったからと言っても、そもそも映画料金で年齢毎に区切られているモノを詐称することはNG行為です。
常習や悪質とみなされると、通報される可能性も高いため、映画料金をごまかすことはやめましょうね。
ちなみに、映画料金ですが、学生以外でも利用できるキャンペーンはたくさんあります。
例えば、
- 毎月1日はファーストデイ
- 20時以降はレイトショー
- auスマートパス会員は毎週月曜日にauマンデイ
- 60歳以上のシニア割引
- 毎週水曜日に割引されるTOHOウェンズデイ
- 夫婦どちらかが50歳以上の場合、夫婦50割引
- 平日10時代までの作品が割引のハッピーモーニング
- 障がい者手帳の提示が必須の障がい者割引
などといったキャンペーンがあります。
映画館によっては、お誕生月はいつでも割引といったユニークなものもあるため、上手く活用してお得に映画を楽しむ事もできます。
ズルするよりも、計画的にお得なキャンペーンを利用した方がいいですし、おすすめですよ。
映画館の専門学生や予備校生の料金はどうなってる?
では同じ学生でも、専門学生や予備校生の場合の映画料金はどうなっているのでしょうか?
専門学生については、大学生と同じで学生証を提示すれば学割を利用することができます。
これは大学生も専門学生も言えることですが、学生であれば年齢制限はないため、年齢を重ねてから進学されたという方でも学生証を提示すれば大丈夫ですよ。
一方、予備校生の場合は学割が使える場合と使えない場合があるため、確認が必須です。
学校法人が運営している予備校でしたら、学割は使用することができます。
ただ、株式会社が運営している場合は学割を使う事はできません。
そのため、自分が通っている予備校が学校法人なのか株式会社が運営元なのか、確認する必要があります。
学校法人の予備校で発行された学生証は、身分証明書として使用出来ますし、各種学割を適用することも可能です。
一方、株式会社が運営している予備校で発行された学生証は、予備校内では有効ですが外部では身分証としては認められていません。
そのため、学割も適用されないので、気をつけてくださいね!
映画館が年齢によって料金を区別している理由
そもそも映画館が年齢によって、料金を区別しているのには理由があります。
暴力的なシーンが多いなどの理由から年齢で分けていることもありますが、そもそもお金の価値も年代によって大きく異なります。
学生は社会人と違って収入がほぼないため、お小遣いや決められたアルバイトなどの範囲で、遊びや趣味を満喫される必要があります。
大人になってからの1000円と学生の1000円とでは重みも使い方も違いますもんね。
そのため、映画館側は、「若い世代の学生にも映画館に足を運んでもらいたい」という思いから、学生を割引にしているのです。
これは目先の収入としては、学割料金のため利益は少ないのは事実です。
そして、今映画ファンになることで、将来的にも長く映画館へ足を運んでもらいたいという投資的な面からも、企業は顧客確保のため割引にしているということが考えられます。
また学生は社会人と比べて、比較的時間に余裕があります。
そのため、映画館の閑散期や混み合わない時間帯も足を運んでもらえる可能性が高まります。
映画館側としても空席をそのままにしてしまうよりも、少しでも多くの席を埋めるという意味でも、学生の顧客も大歓迎ということなんですね。
一方社会人も歓迎していますが、映画館を訪れる時間帯や曜日はある程度限られてしまいます。
土日が休日の会社が多いため、土日に映画館が混雑するというのもこれが理由ですね。
混雑している時に、映画館側が割引をするメリットも特にありませんし、社会人から見ると2000円弱はそこまで高すぎる価格ではありません。
そういった面からも、社会人の割引はあまりなく、学割が多いという理由です。
ただ、社会人でも学割は使えなくても、他にもファーストデイや各映画館独自で割引の日を設けるなど割引のキャンペーンをしているケースも多々あります。
最近だと、特定の携帯電話会社を利用している方はある一定の日だけ割引といった日もありますよね。
社会人がズルをして学生料金を購入するのではなく、そういった正規のキャンペーンを上手く活用すれば、正式にお得に楽しく映画を楽しめるのでいいですよ。
各HPにも詳細は掲示されているので、訪れる前にチェックしてみるのもいいですね。
まとめ
映画館の料金は、日本は海外から比べても割高で、最近ではさらに値上げが続いています。
お得に映画を楽しみたいという気持ちは分かりますが、年齢や学生と詐称することは法律でも禁止されているので、絶対にやめてくださいね。
代わりに、お得なキャンペーンを狙うと割引で楽しむこともできるため、事前にリサーチしましょう。
また、学生が学割を使用する場合も学生証の提示が求められるケースが多いため、必ず持参してくださいね。
今回の記事を参考にして、ぜひ映画鑑賞をする時の参考にしてみてください。