受験って、人生でも大きなイベントですよね。
大人になって振り返ると、人生の道というものは、考え方でどうにでもなるので少し気楽な気持ちでもいられます。
でも、学生の頃は受験シーズンになると、受験が人生のすべてかのような気持ちにさえなります。
そして決して楽しいことではないので、大いなるストレスがかかるのも事実です。
受験で初めて人生の挫折を味わう人もいるくらいなので、緊張含めた不安などのストレスは大きくかかるでしょう。
そしてまだ学生という年齢なので、そのストレスともうまく付き合うことは難しいのです。
今回の記事では、受験のストレスや不安で泣いている我が子の対処法、受験ストレスや不安を解消するための秘訣などを紹介していきます。
受験のストレスや不安で泣くわが子の対処法!
受験のストレスから、なんでか急に泣いてしまう子が見られるという昨今です。
例えば塾に行く際中に涙が出てくる、家に帰宅したら涙が出るなど。
子供ながらに受験によって大きなストレスがかかっています。
子供はまだ大人ほどうまく言葉に例えられないというか言語化できないので、ストレスは親が察知してあげる必要があるでしょう。
今の受験の環境は、親自身がストレスの元になっているということも少なくないと言います。
親は、子供より経験が多いので、いい学校に行くことが子供のためだと思っている気持ちもわかります。
でも、その当時の自分はそういうことを考えられたでしょうか?
本人が望んで楽しんでしていることなら良いですが、やらされてしていることはストレスの元なのです。
自分でやりたい、行きたいといって頑張っている子でも無理をしているのでストレスを抱えます。
そんな時に親としてはどう対処してあげられればよいのでしょうか。
まずはストレスのサインをいくつか紹介しておきます。
・わけもなく涙が出る
・急に朝起きれなくなる
・食欲の減退
・何にたいしてもやる気が起きない
・目つきが鋭くなる
・話さなくなる
・寝られなくなる
このような症状が出てきたら、親は注意してください。
ストレスでつぶれてしまうと、一生に関わる心の病気にもなりかねません。
【辛いよ】というサインを出している我が子がいたら、一旦休養するように伝えてください。
休養を不安に思う子供もいます。
それでも休むほうが結果的に効率が良いことも伝えてあげて、とにかくゆっくりするようにしてあげてください。
特に睡眠をしっかりとることと、なるべく食事をきちんととることです。
もう泣いてしまっているというサインは、けっこうストレスもフルでかかっている状態です。
とにかく休ませる!
それを意識してください。
逆に思い切り体を動かして運動をしたり、アクティブな体を使うことをしてみるのもOKです。
受験のストレスや不安を解消するための秘訣は?
上記のように、泣くや、なんらかの体の不調が来てしまったら、もうストレスフルの状態です。
そこまで行く前に不安の解消をこまめにしておくことが大事だということです。
不安の解消の仕方をいくつか紹介します。
・一日一度、顔を見てたわいもない世間話をする時間をつくる
・二日に一度、とことん好きなことに没頭する時間をつくる
・二日に一度、ストレッチでもいいので、適度な運動をしてスッキリする
・近くの銭湯や公園などに行き、いつもと違う行動でリフレッシュを定期的にする
・勉強OFFの日を設ける
・カラオケにいってとことん叫ぶ日を作る
こういったことを勉強の合間にこまめにさせる事を、親からの声掛けで行いましょう。
結果リフレッシュした脳で勉強するほうが、毎日毎時間詰め込むより効率的です。
そして何より大切なのは、
「受験は人生の一部ですべてではないし、失敗してもどれだけでも道がある」ということ。
「受験の成功が人生を決めるわけではない、受験して受かっても落ちてもそこからどうするかが一番大切」ということを伝えてあげて欲しいのです。
優秀な大学に行って不幸せな人も、受験に失敗したけど人生幸せな人もいるから、「チャレンジするということで充分価値がある」ということを前提に臨むよう伝えてあげてください。
受験で人間の価値が決まることは絶対にありませんし、周りと比べる必要もない。
社会で大事なのは人としてどう生きるかであって、勉強だけがすべてではないというベースを親自身が持ってあげるべきです。
子供のために・・と思っていることが、親のエゴだったりしませんか?
もう一度、子供の立場にたって、子供の気持ちになって考えてあげてください。
人生の先輩なので、失敗をどんと受け止めてあげる事、失敗にも価値があることを伝えてあげる事が一番安心させられるのではないでしょうか?
まとめ
受験のストレスで泣いてしまっている状態はすでにフルストレス。
一旦とことん休養することが必須です。
日頃から勉強の合間に、話を聞く、趣味事をする、思い切り体を動かすなど別のことをするよう、促してあげてください。
リフレッシュする機会を設けておくことが大切ですよ。