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切手を貼る位置はどこでも良いは嘘!?間違えた場合はどうする?

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封筒に貼る切手ですが空いている場所であればどこでもいいだろうと思ったことはありませんか?

 

実は切手は封筒の左上に貼らなければ送る相手方に郵便が届くのが遅れる、あるいは届かないといった事態が起こってしまいます。

 

その理由とともに切手を2枚以上貼る時や万が一貼り間違えた時の対処についてご紹介します。

切手を貼る位置はどこでも良いは嘘!?

 

では改めて切手を封筒に貼る場所はどこでもいいのは嘘だという根拠についてお話します。

 

切手は封筒の左上に貼るようにと決められているのは、郵便局で行われている消印作業に関わりがあるのです。

 

ところで消印とは封筒やはがきに貼られた切手が使用済みであるという印で、これをすることで切手が再使用できないようにします。

 

その消印作業は機械で行っており、切手が左上に来るように向きを揃えられた郵便物の切手を機械が読み取って消印を押します。

 

一日だけでも多くの郵便物を取り扱う郵便局だからこそスムーズに作業が進むように機械による消印作業を取り入れているのです。

 

しかし正しい場所に切手が貼られていないと消印をする機械がそれを読み取ることができず、切手が貼られていないとして機械から取り除かれてしまいます。

 

そうして取り除かれた郵便物を作業員の方が確認し、手作業で切手を貼り直して消印を押す手間がかかってしまい、それにより相手方に届くのに時間がかかる、最悪切手の不備としてこちらに返却されることもありえます。

 

そして切手は封筒の左上に貼るようにとありますが、正確な場所としては封筒の左上の縦7cm✕横3.5cmの範囲と決められています。

 

切手を2枚貼る場合や横封筒の貼る位置は?

 

封筒に切手を貼る際、重さや大きさによっては2枚以上の切手を貼る必要があったり封筒が横封筒のときはどうすればよいか迷いませんか?

 

2枚以上の切手を貼る場合

先ほどお話した封筒の左上に貼るということは同じですが、切手は上から金額の高い順に貼っていきます。

 

たとえば80円、50円、30円の切手がある場合は一番上に80円切手を貼り、その下に50円、30円、と順番に貼っていくのです。

 

もし縦に貼っていき7cmを超えてしまう場合は最初に貼った切手の右側から続けて貼ります。

 

横封筒に切手を貼る場合

横の状態で右上の縦3.5cm✕横7cmの範囲内に貼ることで縦向きにしたときに切手が左上に来るのです。

 

なお、こちらで2枚以上の切手を貼る場合は一番右側に最も高い金額のものを貼り、その左に次に金額の高いものを順に貼っていき、こちらも横7cmを超えてしまう場合は一番右の切手の下から続けて貼ります。

切手の貼る位置を間違えた場合はどうする?

 

切手を貼ったときに貼る位置を間違えた場合、一度貼り間違えれば全て台無しと諦めるのは早いです。

 

切手の裏面には特殊な糊(のり)が塗られており、それを指につけるくらいのごく少量の水で濡らすだけで貼ることができるようになっています。

 

その糊の状態を変化させてからはがす方法を使えば切手をムダにせずに使うことができ、今からお教えする2つの方法をメリット・デメリットとともにご紹介します。

 

①切手を濡らす

貼り間違えた切手の部分を切り取り、それを水またはぬるま湯に10〜30分浸します。

 

そのあと水から取り出してピンセットなどを使って優しく剥がし、剥がした切手を優しく拭き取り水気を切ります。

 

半乾きにした後厚紙で挟んだうえでそれを辞書などの厚い本でプレスすることでもう一度貼れるようになります。

 

ただし切手の周りを切るため切った封筒やはがきはもう使うことができなくなります。

 

②蒸気の力で温める

スチームアイロンや沸騰したお湯から出てくる蒸気を切手に当てることで糊を解かし、切手をそっとめくってはがす方法です。

 

剥がした後はティッシュなどで濡れたところを拭き、きちんと乾かせばまた使えるようになります。

 

こちらは封筒などを破棄することがないのがメリットですが、蒸気が切手の糊に当たってから剥がれるようになるまで時間がかかったり、状態をしっかり確認しないと剥がすときに封筒を破ってしまうおそれがあります。

 

まとめ

 

切手は封筒・はがきの左上に貼らないと郵便局での消印作業の手間を増やすこととなり、相手方に届くのに時間がかかるおそれがあります。

 

切手を2枚以上貼る場合は金額が一番高いものから順番に貼っていき、横封筒の場合は右上に右端から一番高いものを順に貼っていきます。

 

切手を貼り間違えたときは濡らすか蒸気で剥がすことができますが、それぞれの利点・欠点から一長一短となりますので、やりやすいと思った方法を選んでください。

 

ここでお話した内容をもとに正しい場所に切手を貼るようにしましょう!

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