お盆にお坊さんが家に来るのは、宗派によってやり方など違いますがあるにはありますよね。
その時にはお布施なども必要だったり、それ以外の準備やそれなりのマナーなどもあるわけです。
ただ、近年には、新盆だけはやってもらって、後はお断りするというお家もあります。
時代とともに変化はやむ負えないですが、年長者の方からの目は厳しいものがありますよね・・・。
今回の記事では、お盆にお坊さんがくるのはいつか?お布施はいくらか?断る時はどうしたら良いかということなどを紹介していきます。
お盆にお坊さんが家に来るのはいつ?
お盆にお坊さんが家に来るのは、宗派により少しズレはあるかもしれませんが、新盆の場合は13日が多いですが、13日から15日というところです。
他のお盆の場合も同様ですが、14日、15日という感じのところもあります。
ちなみにうちは、宗派は一番多い宗派ですが、墓のお寺が昔から7月に盆という感じなので、お墓参りなども7月に行われているため、私は小さい頃から7月15日のイメージでしたね。
ちなみに、新盆の時は、13日にお迎えにいくということでお墓参りにまずいきます。
そして帰ってから玄関などで迎え火を焚く感じですが、今どきは少ないでしょうね。
そしてお坊さん額お家に来ることを棚経といいます。
棚経とは、僧侶を自宅に招き、法要を読んでもらうことです。
お盆の場合は供養のための供物や精霊を呼ぶための棚をつくるということをします。
寺院でまとめて法要を行うのが合同法要などであるケースが多いかもしれません。
お盆やお彼岸などは法要が多いため、大きなお寺などだと、合同法要が行われるケースが多いでしょう。
うちは近所の小さいお寺なので、一軒一軒な様子ですね。
お盆にお坊さんが家に来る時のお布施の相場は?
お盆にお坊さんが家に来るときには、当然お布施が必要になります。
ちなみに檀家さんからのお布施でお寺が成り立っていますので、今どきはかなり厳しくなってきているのではないでしょうか。
新盆法要を行ってもらったお礼として僧侶にお渡しするもののことをお布施と言います。
でも、この新盆にかぎらず、なにか法要・祈祷などをしてもらった時に渡すものは、すべてお布施と言いますよ!
お布施
法要で読経をあげるなど法要の儀式を執り行って頂いたことへのお礼料
お車代
お寺以外の場所に来て頂く場合の交通費としてお渡しします
御膳料
法要後の会食を欠席される場合にお渡しします
これが一般的にお渡しするものとされていますね。
そのお布施の相場は、
通常のお盆の場合:5,000円~20,000円、初盆の場合:30,000円~50,000円とされています。
それにプラスでお車代や御膳料となりますね。
お布施を渡すときのマナー
■お布施を袱紗(ふくさ)で包みます。
袱紗の色は紫など弔事用の色を用い、包み方も弔事用となります。
■ 小さいお盆の上に袱紗を乗せます。
お盆の色は正式には黒となります。
■ お盆を自分の右横に置きます
■ 一言お礼を述べます
そしてお渡ししてください。
お盆にお坊さんが家に来る習慣の断り方は?
お坊さんがお盆に来るのが習わしとはいえ、家族で旅行をしたい、ゆっくり過ごしたいという時などお断りしたいこともありますよね。
新盆はするご家庭が多いかもですが、続きに関しては墓参りだけという家庭も増えてます。
ちなみに、お坊さんに来ていただくのを断るときに、これといったマナーというものはないんですよ。
しかし、お盆の時期にはたくさんの檀家さんの家に行きますよね。
ですので、予定が分刻みなのです。
お知らせや案内のハガキや封書が届いたときに「今年はどうするのか?」ということがわかっていれば、早めにお伝えするのがしいて言えばのマナーだと言えるでしょう。
お断りの言い方的には、
「いつもお世話になっております。
お盆の棚経のことですが、今年は事情が有りまして遠慮させていただきたいと思います」
と言えばそれで充分です。
用事の内容などは言わなくてOKですよ!
まとめ
新盆にお坊さんに来てもらうと言う習慣は今でもけっこうありますが、新盆以降はお断りするところも増えていますね。
その時に気にかかるのは実際お坊さんの目より、年配者の目だったりしますよね(笑)
実際にちゃんとお坊さんを呼ぶ場合は、お布施とお車代、御膳料などを用意することがあります。
でも今はお盆のお参りもたくさんありますので、合同でお寺で開催するところも少なくないです。
気持ちの問題ですから、場所ややり方は問わないで良いと思うのです。
先祖を迎える気持ちを持つこと、その気持ちが大事なことではないでしょうか?
だから必ずしもお坊さんを呼ぶことが重要なわけでもありません。
気持ちをもっておくこと、これが一番大切です。