湿気対策にクローゼットを開けっ放しにしているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、防虫剤を置いている時も開けっ放しで良いのでしょうか。
このような疑問をお持ちの方は是非参考にしてみてください。
防虫剤はクローゼットを開けっ放しにすると効果なし!?
クローゼットを開けっ放しにしてしまうと防虫剤の効果が薄くなります。
防虫剤は収納空間の広さに合わせて効果が広がるようになっています。
そのためクローゼット用の防虫剤では、効果を発揮することができません。
広い範囲にどんどん防虫剤の成分が出て行ってしまうので、せっかく置いていても効果が短くなってしまいます。
もしクローゼットを開けて使いたい場合は、ウオークインクローゼット用など広い範囲をカバーできるような防虫剤を使うといいでしょう。
また、防虫成分は上から下に広がります。
そのため防虫剤は上の方に置くのがいいでしょう。
ハンガーと一緒につるす吊り下げタイプもありますので是非試してみてくださいね。
防虫剤を使う時のクローゼットの湿気対策はどうする?
クローゼットは閉めたほうが防虫剤の効果は高いですが、閉めておくと湿気が気になりますよね。
次は、防虫剤を置いた時の湿気対策をご紹介します。
・除湿剤を使う
湿気はどんどん下に広がっていきます。
そのため置き型の除湿剤は下に置きましょう。
また、湿気は空気の流れの悪いところに溜まりやすいです。
そのため除湿剤を置く場所は、クローゼットの下の奥のほうが一番効果的です。
吊り下げタイプや、シートタイプの除湿剤は空気に触れた時点で除湿が始まります。
多湿な場合は置き型タイプと吊り下げタイプやシートタイプを併用して使うと、より効果が期待できるでしょう。
・衣類などをぎゅうぎゅうに詰めない
クローゼットは空気の通りが悪いので、衣類をぎゅうぎゅうに詰め込みすぎるとより空気の通りが悪くなってしまいます。
その結果湿気がこもってしまいますので、衣類の隙間を作って風通しよくしておくと湿気がこもりにくくなります。
かたてがすっと入るぐらいの隙間は開けて保管をしましょう。
・衣類をきちんと乾かしてからしまう
衣類がしっかり乾いていない状態でクローゼットにしまってしまうと湿気を持ち込んでしまい、同じ場所にしまってある他の衣類にまで湿気を含んでしまいます。
また、一度着て汗をかいてないからと思って、そのままクローゼットにしまってしまうのも注意が必要です。
人間は思った以上に汗をかいています。
見た目が濡れていたり汚れていなくても、出来る限り汚れをしっかり落として、クローゼットにしまう時はしっかり乾かしてからしまいましょう。
・定期的に換気をする
やはりクローゼットの中は湿気がこもりがちです。
週に1度、天気の良い日はクローゼットを開けて換気をすると良いでしょう。
扇風機やサーキュレーターで風をあてるのもおすすめです。
梅雨に時期は特に湿気が溜まりやすいので是非試してみてください。
・ビニール製のカバーは外す
クリーニング店などでもらうビニール製のカバーは、傷やほこりから衣類を守るためのものです。
ビニール製のものは湿気がこもってしまいますので、クローゼットにしまう時は外して少し乾かしてからしまいましょう。
ほこりが気になる場合は、通気性のいい不織布のカバーをかけて保管することをお勧めします。
防虫剤を使う時のクローゼットのカビ対策は?
次は防虫剤を使う場合のクローゼットの中のカビ対策をご紹介します。
・湿気、ほこりを溜めない
クローゼットにカビが発生する原因は湿気とほこりが溜まることです。
湿度が上がるとカビが繁殖しやすくなります。
そのため湿気が溜まりやすいクローゼットの中はカビが発生するのです。
また、クローゼットの中にはカビのえさとなる、タンパク質や資質が多い状況です。
一度着た衣類には、汗やアカ、髪の毛や皮脂などが付いています。
汗や皮脂は目に見えないものですが、カビの栄養源になります。
予防するためには湿気、ホコリを減らすことが大切です。
・定期的にクローゼット内の掃除
クローゼットの中はなかなか掃除をする機会がありません。
そのためゴミや垢が溜まってしまい、カビが生えやすい状況です。
クローゼットの中の掃除は消毒用エタノールでふきあげ、からぶきすることが大切です。
掃除が終わったらしっかり乾燥させましょう。
クローゼットの中をきれいに掃除しても衣類にカビがついていたら、カビが広がりますのでしっかりチェックしてくださいね。
季節の変わり目の衣替えの時期などに、年に数回掃除をするとカビが生えにくくなります。
隅々までしっかり掃除をするようにしましょう。
まとめ
防虫剤は使用する場合は、クローゼットを開けっ放しにすると効果が十分に発揮されない可能性があります。
ただ、ずっと閉めっぱなしにするのではなく、調整をしながら上手く対策をしていきましょう。
湿気の対策をしっかりし、気に入りの服を気持ちよく着ましょうね。