カフスボタンはあまり聞きなれないアイテムだと思いますが、正式には「カフリンクス」と言います。
襟を表す「カフ」とつなぎとめる意味合いの「リンク」からそのように呼ばれます。
カフスボタンは日本のみ通じる言葉です。
最近はオーダーメイドでスーツやシャツ等を仕立てる機会がありませんので、購入する機会も少ないと思います。
何故かというと、既製品で売られているワイシャツはシングルカフスです。
ボタンホールが2つ開いていないので、カフスボタンを使う事はできません。
そのため、私たちはあまり目にしたり、聞いたりすることがないのですね。
カフスボタンのプレゼントに隠された意味!
カフスボタンに限らずですが、プレゼントの選択にも実は意味があります。
少し違いますが花には意味があって、それぞれに合った種類の花束を贈るべきですよね。
よく恋人に贈られる「指輪」では相手を独占・束縛の意味合いや、大切な人という意味を持ちます。ネックレスも同様の意味合いを持ちます。
ネクタイはスーツを日常的に着用する会社にお勤めの方は、贈り物としてほぼ確実に使ってもらえるアイテムだと思います。
しかし、首を巻き付けるものなので束縛する、あなたに首ったけという意味があります。
個人的な贈り物だと、なんの特別な感情を持っていないのなら、避けた方がよいアイテムですね。
では本題のカフスボタンはどんな意味合いがあるのでしょうか??
カフスボタンは、昔イギリス国王と恋に落ちた女性が、カルティエにカフスボタンを作成するよう依頼しました。
完成品には「私を抱きしめて」と刻まれていました。
そのエピソードから、カフスボタンのプレゼントは「私を抱きしめて」の意味合いを持っています。
ですので、プレゼントとして贈る時は、十分意味を考えて贈らないといけないです。
カフスボタンのプレゼントで40代男性へのおすすめは?
カフスボタンは装飾品なので、結婚式等に付けるくらいしか思い浮かばないかもしれませんが、普段使いでも使っている人はいます。
冒頭で言ったように最近のワイシャツは両方の袖にボタンホールがない、シングルカフスが主流なので、留められるシャツとセットにプレゼントをするのもいいかもしれませんね。
どんな留め具を選ぶのかでも変わります。
留めやすいものや、材質がいいもの、普段使いしやすいもの、そこでどういった商品を選ぶか変わってきます。
スウィヴル式
現在一番ポピュラーなタイプです。
留め具がバネになっています。
T字型の金具をまっすぐにしてボタンホールに通し、通し終わったら、留め具を再び起こしてT字型にします。
スナップ式
留めやすいタイプです。ボタンのように付けられます。
ただし、ボタンを無くす可能性があります。
初めてカフスボタンを持つ人には、オススメの留め具です。
素材も重要です。
デスクワークをしていると大きなものや、金属の素材だとデスクにあたってカチャカチャ擦れるので、贈るときは大きさや素材にも注意したいですね。
普段使いしてもらいたいなら、紐式がオススメです。
耐久性は金属の物に比べると、数年で買い替えになりますが、価格は素材を選ばなければ1000円程度と安いので複数贈るのもいいですね。
どうしてもゴム製やシルク製なので、経年劣化でへたってしまいます。
その点を考慮して選びましょう。
また、金属製でも小ぶりのもの、シンプルなデザインであれば、あまり邪魔にならないです。
時計やベルト、靴と合わせないとオシャレに見えないので、初心者の人はシルバーを選ぶと無難です。
フォーマルな場面だとスワロフスキーや七宝焼き、宝石が使われているデザインのものを選ぶと華やかになります。
葬祭の時はブラックオニキスを選んだりする必要があります。
他の留め具もあるので、紹介します。
チェーン式
クラシックなタイプです。モチーフと留め具をチェーンで繋いであります。
ボタンホールの大きさによっては、使いづらい可能性もありますので、購入時にはサイズの確認が必要です。
固定式
留め具がそのまま固定されているので、ボタンホールにそのまま押し込んで留めるタイプです。
デザインによってはボタンホールに入りにくいデザインがあるので、購入時にはサイズを確認して買うようにしましょう。
プレゼントを贈る時って、本当に喜んで貰えるかどうか不安ですよね。
別記事では【いらないと思われる可能性のあるプレゼント】や【プレゼントの意味】をまとめています。
是非、こちらの記事も参考にしてからプレゼントを決めてくださいね!
まとめ
以上カフスカボタンの贈り物について説明しました。
カフスボタンを贈るのは、「私を抱きしめて」という意味合いがあり、個人的に贈ると誤解を招く恐れがあります。
初めてカフスボタンを使う人にはスウィヴル式か紐式の留め具を贈ると、着脱しやすいのでオススメです。
使用シーンを考えて、材質も選びましょう。金属製のものを選ぶ時には、シルバーが一番無難です。
普段使いを想定して贈るのであれば、デスクワークの時にカチャカチャ鳴らないシルク・ゴム製の物を贈ると当たった時に音がするのを防ぐ事ができます。
特別なシーンで使って欲しい時には宝石や焼き物、華美なデザインの物を選ぶといいでしょう。