精神的に疲れてしまうと体にも影響がでてきて悪循環が起こって、なかなか抜け道が見えなくなるんですよね。
しかも自分で精神的に参ったと自覚したころにはもうけっこう重症なんです。
それまでも体や心がHELPを出してはいるのですが、「休めない・これくらい大丈夫」とムチうって自分に厳しくした結果、立ち行かなくなるんです。
そして一度精神的に疲れてしまうと、ネガティブ思考になり、良い方に考えようと思ってもいつものように前向きに立ち直る考え方がなかなか出てこないのです。
そういう時には、やはりまわりからの支えというものはかなり大きいもの。
しかし、いざ声をかけてあげたいと思っても、ナイーブになっていると思うと言葉も選んでしまい、グッと飲み込むと言葉もなかなかかけられなくなってしまうんですよね。
今回の記事では、精神的に疲れている人への言葉かけの男性編、女性編、参っている人にかけてはいけない言葉などを紹介していきます。
精神的に疲れてる人にかける言葉を男性向けに紹介!
男性というものは、特に仕事の状況で参ってしまう傾向が多いです。
それも、同僚というより上の立場の人や取引先などとの人間関係、そして仕事自体がうまくまわらないような時などに参ってしまうような感じです。
私の同僚の男性などは、普段どちらかと言えばメンタル屈強なほうなのですが、自分で気が付かないうちにストレスをため込んでしまい、自分でも思い当たることがないのに、心療内科に通うような病気になってしまいました。
男性は女性よりも仕事に対しては、「休めない、これくらい大丈夫」と自分を追い詰めがちです。
プライドなどで、周りに弱いと思われたくない節もありますしね。
そういう状況に置かれている男性にはどのように声かけするのが良いのでしょうか。
参っている男性に声掛けする時にポイントを先にお伝えします。
■プライドを壊さないように伝える
■弱いというような言葉を使わない
■基本的に褒めながらケアする
この3点をポイントにおけると良いでしょう。
【例文1】
『今までが異常にがんばりすぎてたんだよ、普通の状態でも〇〇君はすごいのに、それ以上にやりすぎてたんだよきっと。精神的に参ったということは、体からのSOSだよ。
頑張りすぎていた〇〇君への神様からの休みの指令だよ。
すこし体と心を休めて、もうちょっとマイペースで仕事をしていっても充分な能力あるよ』
【例文2】
『お疲れ様。精神的に参るまでよく頑張ってきたよね。ここらで一休みしよう。
人生のうちの本の数日休んでも、あと何十年人生が続くんだよ。
なんとでもなる。だから今は休もう』
【例文3】
このような内容がよいでしょう。
精神的に疲れてる人にかける言葉を女性向けに紹介!
女性は、メンタルが男性が決して弱いというわけではありません。
人によって極端だと言えます。
強い人は男性より強い、弱い人は病気になりがちになるほど弱いという差がありますね。
ですので、一概に女性だからこの言葉が良いというよりは、普段のメンタル強めの人とそうではない人にわけて言葉を選んだほうが良いです。
プライドの高い女性の場合は、上記の男性と同じような声掛けでOKです。
女性特有というところに目をもっていくと、会社いうところだけでなく、ママ友付き合いや家事育児というところで精神的に参るとかがあるのです。
どちらかと言えば、よく気が付く人や気を遣う人が参る傾向にありますね。
断れなかったり、嫌なのにお付き合いをしたり、仕事と家事のバランスがとれなかったり、ワンオペだったりと、それぞれ人によってかなり状況は違います。
【周りに気を使いがちな人へ】
『今、精神的に辛いよね。いつも優しすぎて人に良く気を使っているからなおさら疲れるよね。
人に嫌われるかもと思うと怖くなるかもだけど、私みたいな友達や家族とかいるから、〇〇ちゃんはひとりぼっちになることはないんだよ!
だから、もう少し人のことは気にしないで自分の思うように生きようよ』
【家事育児で参った人へ】
『ワンオペは大変でつらいよね。人の命を見守りながら家事もするんだもん、大変だよ。
社会のどんな仕事より大変だった最近は言うよね。無償だし・・・・。
でもさ、肩の力抜いてみて。
一つ家事を抜かしても少し寝転んでいても人生はそこで転ばないよ?完璧じゃなくていいよ』
というように、楽になるような言葉かけがよいでしょう。
精神的に疲れてる人にかける言葉を好きな人向けに紹介!
精神的に疲れているであろう好きな人をみるのって辛いし、なにかできる事はないかなと思っても、なかなか直接的に救えないからもどかしくなりますよね。
でも、好きな人からの声かけは、やはり先にも後にも一番うれしいし、励まされることであることは間違いありませんし深く響きます。
もし精神的に疲れている理由が聞けていれば、それに対しての対応をしたら良いのですが、話したくないというパターンもありますし、話すと余計辛くなるという事もあります。
だから声かけとしては、話の内容を知らなくても言える言葉を紹介します。
『私は、あなたの事を好きで、どんな時でもあなたの味方だから、それだけは覚えておいてね』
『誰が何を言おうと、私はあなたの味方。今はゆっくり休もう』
『何か私にできることはある?いつでも話をきくし、いつでもそばにいるよ』
『きっと今疲れちゃってるんだよね、こんな頑張ったもん、ちょっとここらで休憩しようよ』
『どう転んでも私はあんたの考えについていくし、味方だからね』
このように、周囲の人がどうであろうが私はいるし、私は味方だということをお伝えしてあげたうえで、休む提案をしてあげてください。
ひとりでも味方がいると思えればとても安心感が高まるものです。
精神的に疲れてる人にかける言葉を上司向けに紹介!
精神的に疲れてる人にかける言葉で上司向けのものを紹介します。
上司に言葉をかけるのは難しいし、かなり言葉を選びますよね。
でも上司になった人はわかると思いますが、部下からの声かけって自分の上司から声かけられるより嬉しかったりします。
部下のほうは生意気と思われるかな?とか心配するのですが、当の本人はそんなこと思いません。
ただ、部下に悟られてしまっているということで、だめだと感じプレッシャーになることはあるかもしれませんので、言葉のチョイスには少し慎重になる必要はあります。
【例文1】
【例文2】
『お疲れ様です。ずいぶんと無理されている毎日を見ていたのでとても今心配です。
仕事は信じて任せていただくことをしていただけますか?
●●さんは少し休んでいただきたいです。
これからまた大事な時期もきますので、今のうちに休んでいただきたいと思って。』
かなり仲が良い上司であれば、
【例文3】
『お疲れ様です。疲れている●●さんを見ているのは辛いし、私がもし同じ状態になったら、
今の●●さんを見ていると私も無理して働かなきゃいけないのかな?と思ってしまうので、
私のために休んでもらえませんか?」
【例文4】
『お疲れ様です。今の●●さんの仕事を覚えたいので、いくつか仕事をいただけませんか?
上司が疲れている今が仕事をもらえるチャンスなので!』
このような冗談まじりだと上司も気持ち的に幾分か楽に聞けます。
精神的に疲れてる人にかける言葉一覧!
精神的に疲れている人にかける言葉を選紹介します。
①私は常にあなたの味方だから。大丈夫ひとりじゃないからね
②仕事の効率を上げるなら、今無理するより元気になって猛進したほうが効率が良いよ
③頑張りすぎて疲れてるんだよ、神様からの休めの指令だよ
④今辛いよね、苦しいよね。明けない夜はないし、止まない雨もないから、焦らないで休み休みいこう
⑤あなたは私にとって大事な人で、大事な人が辛いと私も辛い。だから今は休んで元気になってほしい
⑥常に全速力でここまで来たもん、そりゃ疲れて当然だよ。ここらで少し休んでも、あなたの全速力の貯金があるから大丈夫だよ
精神的に辛い人への声掛けの大事なことは、ひとりじゃないということ、そしていつでも味方であることを伝えて、休んでも大丈夫だから休んでもらえるように促すことです。
日本人はとかく人に迷惑をかけるのが嫌だから無理するのですが、その無理が結局大きな迷惑に繋がるので、今のうちに休んだ方が良いし、持ちつ持たれつでお互いさまだということなのです。
精神が止んでいれば必ず体にも不調が現れてきます。だからこそ早い段階で休養が取れるよう、その人の性格にあった言葉かけをして、休む方向に持っていけるように促しましょう。
精神的に疲れてる人にかけるのはNGな言葉とは!
精神的に疲れている人に掛けてはいけない言葉をお伝えします。
■がんばれ
もう充分頑張ったので今参っているのです。
これ以上頑張れは追い詰めてしまいますね。
■誰かと比較するような言葉
辛いの度合いって人によって違うんです。
だから人と比べても仕方のないこと。その人が辛いなら辛いんです。
だから気持ちを共感してあげる事が大切で、人と比べるのは酷になります。
■~しなければならない
しなければならないというような強迫観念が参った人にはとても辛い言葉になります。
常に、それ以上頑張らなくてもいい、マイペースで良いということを伝えてあげてください。
まとめ
精神的に疲れている人への声かけは、とにかく共感と話しを聞くことと、今と今までを認めてあげる事です。
そしてこれからはもっとマイペースでもよいこと、肩の力を抜くこと、休むことなどを伝えてあげてください。
まちがっても、あまり前向きな言葉や、頑張ろうなどの言葉は使わないようにしてあげてください。
頑張りすぎて参っているのですから・・・。
自分だったらどういってほしいか・・それを相手にしてあげましょう。