一般企業では、昇進するために昇格試験を受ける必要のある企業が多く存在します。
入社試験とは違い、実際に働いている会社でそれ以上の地位に行くための試験ですから、とても緊張しますよね。
落ちてしまったら、自分はこの会社には必要ないんじゃないのかと悩む人もいます。
また、中には試験結果に納得がいかなかったり不満を持っている人もいるかもしれません。
そんな時、周りの人はどのような声掛けをしたらよいのでしょうか?
今回は、関係性別にご紹介していきます。
昇格試験に落ちた人にかける言葉の職場編!
昇格試験は主に管理職などになる際に行われます。
通常の試験とは異なり、筆記試験よりも面接やグループ討議、その他普段の勤務態度や業績なども加味される場合がほとんどです。
そのため、試験に落ちてしまうと会社に居づらくなったり、会社に対してネガティブな感情を持ってしまったりするかもしれません。
筆記試験と異なり点数で判断されるものではないため、落ちてしまったら「自分の何が悪かったのだろう」と悩んでしまう事も多いです。
そんな時は、まずはその人の普段の仕事ぶりをほめたり、昇格試験に対する頑張りを認めてあげることです。
特に仕事ぶりは近くで見ているからこそ伝わるものだと思うので、
「試験には落ちてしまったけれど、あなたの○○なところはすごいと思うよ」
「毎日、こんなことを頑張っていてえらいよ」
など、具体的に認めることが大切です。
そういった言葉をかけられることで、
「試験には落ちてしまったけれど、この会社にはこうやって自分をきちんと見てくれている人もいるのだ」
とモチベーションが上がるきっかけになるかもしれません。
昇格試験は落ちてしまうと、そのまま仕事に対するモチベーションも落ちてしまいます。
そうならないためにも、少しでも気持ちが楽になるような言葉かけを心がけましょう。
昇格試験に落ちた人にかける言葉の家族編!
昇格試験の中には、仕事内容のより専門性を求めるために筆記試験が用意されているところもあります。
筆記試験はその場限りで出来ることではないので、仕事の後家でも勉強して臨む人も多いでしょう。
家に帰った後はゆっくりしたいもの。
それを我慢して試験に臨むことはなかなかできることではありません。
そんな姿を家族も見てきたのではないでしょうか。
試験に落ちてしまった場合、家族に申し訳ないと感じる人もいるかもしれません。
管理職になることは給料にもつながるため、落ちてしまったことで家族に迷惑をかけてしまうと感じてしまうこともあります。
家族の場合は、あまりつっこんで話しかけるのではなく、いつも通りふるまうか「頑張ったね」と努力を認める声掛けをするようにしましょう。
昇格試験に落ちた人にかける言葉の友達編!
昇格試験に落ちてしまったことは、もしかしたら友達にはあまり知られたくないかもしれません。
同い年であれば、友人も昇格試験を受ける年齢だったり、あるいはすでに昇格試験に受かって管理職になっている人もいるかもしれないからです。
そのため、あまり大げさにするのではなく、さりげなくご飯に誘ったりして、ねぎらうのが良いでしょう。
相手の方から昇格試験に落ちてしまった話が出たら、愚痴に付き合ったり、時には会社の文句を言いあったりしてストレス発散できるようにしてあげましょう。
昇格試験に落ちた人にNGな言葉かけは?
会社での昇格試験に落ちたということは、自分のそれまでの仕事が認められなかったと感じてしまう人も多くいます。
そんな人へを励まそうと思うあまりに、NGな声掛けをてしまっては、より会社にいるのが嫌になったりモチベーションが保てなくなってしまいます。
では、どんな言葉がNGなのでしょうか。
よく言われるのは、「気にしない、気にしない」「気持ちはよく分かるよ」などの言葉です。
これらは上から目線で言われているような気持になり、試験に落ちたときに言われて嫌だったという人が多くいます。
また、「これからどうするの」などの言葉もあまりふさわしくないです。
特に家族の場合、昇格できなかったことは残念かもしれませんが、それは本人が一番よく分かっていることです。
責めるような言葉や努力をないがしろにするような言葉は避け、相手の気持ちに寄り添うようにしましょう。
別記事で、色々な立場や状況の人に対して、「かけてあげられる言葉」についてをまとめています。
どんな言葉をかけてあげたら良いかがはっきりと分かりますので、相手の方の状況に合わせた項目を是非チャックしてみてください!
まとめ
受かることが目的となりやすい受験と異なり、昇格試験は仕事をする上での通過点にすぎません。
しかし、だからこそ落ちてしまうと、自分のこれまでの業績や上司へのかかわり方を否定されたような気持になってしまいます。
同僚や家族、友達と、様々な関係性から声掛けの仕方を解説していきましたが、共通して言えることは「相手の努力をねぎらう」ことです。
試験に向けて頑張っていたことはもちろん、普段の仕事ぶりや態度など含め具体的にねぎらうことで落ちてしまった人も少しは気がまぎれるのではないでしょうか。