一昔前までは妊娠を機に退職というケースが支配的でしたが、
昨今は子どもを産んでもそのまま働き続けるという人が増えています。
厚生労働省の調査によると女性の80%以上が育児休業を取得しているので、
女性にとっては働きやすい社会になっているということですね。
そんな育児休職中の女性も復職後に関しての面談や、
必要書類などを提出するために会社に来ることもあります。
なかには、その機会を利用して自分の子どもを連れてくる人もいます。
職場は少しざわついて仕事が止まってしまいますし、
迎える側も対応を考えなければなりません。
「なぜ職場に赤ちゃんを連れてくるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
また、特に興味はないからどういう対応をとれば無難なのかと、
迷ってしまうことはありませんか?
今回は職場に赤ちゃんの顔見せに来る人の心理と、
興味がない場合の対応方法を紹介していきます。
職場に赤ちゃんの顔見せに来る人の心理とは!
職場に赤ちゃんの顔見せに来る人の心理は大きく2つです。
パターン①:「申し訳ない!」
夫婦それぞれの実家が遠方で身近に頼る人がおらず、
旦那さんも働いているママはこのパターンが多いです。
赤ちゃんを預けることができず、やむなく連れて来た形となります。
この場合、赤ちゃんを連れて来たママは、
「申し訳ない」という気持ちを持っています。
会社にも事前に赤ちゃんを連れて行っても問題ないか
相談するケースが多いです。
できるだけ迷惑になることを避けたいと考えているため、
極力目立たないように動きます。
結果として赤ちゃんもあまり人目に触れずに終わります。
もし、赤ちゃんを連れて来た日に出会ったら、
「かわいいね」など軽く声をかけるだけでいいでしょう。
引きとめてしまうと却って恐縮してしまいます。
パターン②:「私の子どもを見て!(見せてあげる)」
出産は良くも悪くも女性を変えます。
特に初産の場合は毎日が経験したことのない戦いの日々となります。
日々の育児は大変ですが、
赤ちゃんは日ごとに成長するので日々大きく心が動きます。
刺激が多い日々に心と身体は知らないうちに
疲れてしまっているというケースも多いです。
中には、この心身の疲れがトリガーとなって、
「ハイ」になってしまうママもいます。
ハイになると、
「育児は素晴らしく、他の人達にもこの素晴らしさを伝えたい」
「わが子は特別にかわいい。是非他の人たちにも見せてあげなければ」
というような迷惑な思考に陥ってしまう可能性もあります。
このようなママは「私の子供を見て!(見せてあげる)」という思いのもと、
赤ちゃんを会社に連れてきます。
当然、少しでも多くの人に自分の子どもを見せようとします。
一個でも多くの「かわいい」をもらうためです。
長居が過ぎて仕事の妨げになるケースもあるでしょう。
しかし連れてきているママからすれば善意の行為なので、
下手に注意するとトラブルになってしまうかもしれません。
気になってしまっても総務チームなど、
しかるべき人に対応をお願いするのがベターです。
職場に赤ちゃんを連れてこられても興味ない場合の対応は?
世の中には色々な人がいます。
赤ちゃんに対しても「大好き」という人から、
「あまり興味がない」という人まで様々です。
職場に赤ちゃんが来ても大好きな人は問題ないですね。
問題は興味がない人です。
ここでは、職場に赤ちゃんを連れてこられても興味がないという人のための
対応方法を紹介します。
パターン①:赤ちゃん連れて来たママと仕事上の付き合いがなかった場合
この場合、無理に声をかける必要はありません。
赤ちゃんがいる間はしばらく騒がしいかもしれませんが、
ずっと続くことではないのでしばらく耐えてください。
あまりに仕事の妨げになる場合は直接注意するのではなく、
総務チームなどに相談しましょう。
パターン②:連れて来たママと仕事上の付き合いがあった場合
この場合、知らんふりはよくありません。
かといって話し込まれるのは避けたいです。
ベストな対応方は「他のメンバーと一緒に話しかけに行く」ことです。
そして一言「かわいいね」と声をかけましょう。
おそらく赤ちゃん好きな人が相手を始めますので、
すばやく席に戻ります。
これであれば赤ちゃんとの接触を最小限にしながら、
自分の印象を落とさずにすみますよ。
まとめ
出産は女性にとっては一大事です。
出産を経て出会ったわが子は特別な存在と言えるでしょう。
しかし出産後の環境はそれぞれ異なります。
中には預ける先がいなく「申し訳ない」と思って職場に赤ちゃんを連れてくるママもいます。
また、「わが子を一目見せたい」と思って会社に連れてくるという
育児でハイになったママもいます。
どちらにせよ、そのママと仕事上の付き合いがあった場合は
何らかの対応が必要になります。
赤ちゃんに興味がないのに無理に抱っこをしようとしなくても大丈夫です。
一言「かわいいね」と声をかけてあげてください。
それで十分ママは満足するはずです。
今後の付き合いのために少しだけ時間をとって「かわいい」と声をかける、
これで対応はばっちりです。