妊娠、出産というものは、繊細かつ神経を使うものです。
10か月の間の安定期まで無事に行くのかどうかも確実ではありません。
悲しいですが流産という結果も少なくはないのです。
流産などした場合は、正直報告とか考えられないほど落ち込みますよね。
原因もわからないので、責めるところもないし気持ちの持っていきようがない。
そのうえ周りから腫物に触るように扱われるのも辛かったりします。
そこで今回の記事では、流産報告はしなくても大丈夫か、妊娠報告後の流産を伝えたくない時、流産後の職場が気まずい時の対策などを紹介していきます。
妊娠報告後の流産を職場に言いたくない場合はどうする?
結論を先に言うと、妊娠報告後の流産を職場に言いたくないというのは無理があるでしょう。
妊娠を報告していて、みんな気を使ってくれたりいろいろ対応もしてくれたはずです。
そして育休や産休のある会社ならその準備対応もしています。
それなのに流産報告がないと周りも困惑します。
言いたくない辛い気持ちもわかりますし、周りに気を使われるのも嫌ですよね。
でも、言わないともっと迷惑をかける事になりますし、育っていかないお腹を見ておかしく思っても触れることができない周りはもっと気を使うことになります。
あなたが言わないことで、噂として回るのも本意ではありませんよね。
言いづらいなら、一番言いやすい人に言って伝えてもらうことも可能です。
こういう風にならないためにまず大事なのは、安定期に入る前の妊娠報告は慎重にということです。
安定期に入る前だと、流産は低くない確率で起こるのです。
だからその点を見越して、安定期に入るまでは報告しないという人が多いのです。
しかし妊娠中の前半からかなり体調が悪かったりすると報告せざる負えない場合もあるので、その場合は配慮してもらえるので致し方ないですね。
流産の報告をしたくない場合は、妊娠の報告もしないという慎重な対応が求められます。
流産を職場に報告しない場合
上記でもお伝えしましたが流産のリスクがあると思うのであれば、妊娠報告もしないほうが良いですね。
ただ、産休、育休、妊娠中の配慮などを求めるなら、必然的に妊娠報告は必要です。
ただ、調子がよければ安定期に入ってからの報告で良いですよ。
要するに妊娠の報告をしていなければ流産の報告は必要ありませんよね。
でも、妊娠の報告をしていて流産の報告をしないのは無理があるということです。
流産後の職場が気まずい時は?
流産後の職場が気まずい時、ありますよね。
周りが気を使いすぎる点も申し訳なくて気まずい。
そして自分の落ち込みもあるので、周りがどう思っているか、かわいそうだとみているのではないかと過敏に反応してしまう・・・。
そうなるとストレスになるのが目に見えています。
しかも流産というショックもあるので、このストレスは心身にかかる負担がかなり大きいです。
そのストレスが過大になると考えられた場合は休職の選択も一つです。
しばらくお休みをいただいて、気持ちに余裕ができたら出社してもよいでしょう。
おそらく周囲としても、声をかけたいけどむやみにできないという腫物に触る対応があるでしょう。
そうしてほしくない気持ちもあるけど、みんな優しいからそうなるんです。
それは仕方がないことなのですが、あなた自身が過剰に反応してしまいそうなら有給や休職を取ることをお勧めします。
人生は長いので、この一時くらい休みをとっても全然大丈夫ですよ!
気まずいからというその場の気持ちだけで退職するのは、ちょっと時期早尚かなとも思います。
流産はセンシティブなのでどうしても気持ちも落ちますし、みんなもどうしたらいいかわからないのです。
だから無理して明るく振舞う必要もなく、自然体でしばらくは自分の心に耳を傾ける事が良いと思います。
そして会社で相談できそうな人がいれば、先輩や同僚に相談してみるのも一つですね。
経験者もあなたの知らないところにいるかもしれませんし、心強い味方を一人見つけておくと良いですよ。
まとめ
すでに妊娠報告をしたうえで、流産した報告をしないわけにはいかないです。
だれか信頼のおける人から伝えてもらうことは可能ですが、隠すことはできないですよね。
妊娠→出産となると周りは思っているので、おかしいと思われますし、言わないとあらぬ噂になり尚更辛い思いをするかもしれません。
ですので、できれば妊娠報告も安定期に入ってからする人が多いのはそのためです。
流産となると自分の気持ちも落ちますし、周りもとても気を遣うでしょう。
その気を使われるのが嫌だと思っても、それはどうしてもそうなります。
自分が逆の立場でもそうですよね。
もしその様子に耐えられないのであれば、休職や有給で少しお休みをとっても良いかもしれません。
自分の心に耳を傾けて対応しましょう。