ハサミの左利き用か右利き用かって右利きの人は全然気にしたことないかもしれません。
でも左利きの人は違いますよね?
かくいう私も左利きで、ハサミをどこかで借りて使うと大体は右利き用で困ってしまいます。
もちろん切れないことはないけど切りにくい…。
どうして切れないのか私も疑問に思ったことがありますし、なんとか使いこなせいか試行錯誤したものです。
今回は左利きの人が、どうしてハサミをうまく使いこなせないかについて詳しくお話ししたいと思います。
はさみは左利きの人は切れない理由!
まずはさみには左利き用と右利き用があるんです!
これが左利きの人がハサミを扱うのが苦手な大きな理由です。
世の中に出回っている大半のはさみは右利き用なんです。
そのために左利きの人は自分の利き手用のはさみじゃないがゆえに、はさみを使って物を上手に切ることができないんです。
右利き用と左利き用のはさみの違いはどこ?
左利き用と右利き用のはさみですが、まず第一に持ち手が違うんです。
ハンドルの形状が左手に合わせて作られており、右利き用と対照的なつくりになっています。
次に違うのは2枚の刃の合わせ方です。
これが違うのが左利きの人が、右利き用のはさみを使いこなせない一番の理由になります。
なぜ刃の合わせを変えているかというと、紙を切っている切り口を見えるようにするためです。
右利きの人は右手ではさみをもって、はさみの左側から切り口を見ますよね?
このときに紙の上にくる刃は切り口よりも右側にあって、左からみると切り口がすっきり見えるんです。
だけど右利き用のはさみを左手で持って、はさみの右から切り口を見ると刃の後ろに切り口が隠れてしまって見えません。
これではとても切りにくくて細い線をなぞるように切るのは難しいです。
これが刃の合わせ方が逆になった左利き用のはさみだと、左手で持ってはさみの右側から見たときに切るところがしっかり見えます。
もう1つの理由として指の動きに合わせたかみ合わせにすることによって、力を伝えやすくしていることです。
この刃のかみ合わせが、左利き用と右利き用では逆の構造になっています。
そのため右利き用のはさみを左利きの人が使うと、力の向きが左右逆に伝わってしまい、切り口の刃のかみ合わせを広げてしまうために、切れ味が悪くなってしまうんです。
左利きの人のための右利き用はさみの上手な使い方
普段は自分の左利き用のはさみを使っているから大丈夫でも、いつもマイはさみを持っているわけではないですよね。
ふとしたときに出先で書類を半分に切らなきゃいけない…でもこのはさみは右利き用…!
そういうことってあります。
そういうときにやる工夫としては、普段から右利き用のはさみを右手で使う癖をつけてしまうことも1つの方法です。
私は家族の右利き用のはさみを借りて使っていたので、両方の手で使えます。
左手で右利き用のはさみを使いたい、そんなときのちょっとしたコツは、はさみを握る親指を刃と刃が合わさっている方に向かってちょっと力を加えるだけです。
ぐっといれるだけで刃がかみ合わさりやすくなって格段に切りやすくなります。
ちょっと試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
左利き用と右利き用のはさみは実は結構違いがあるんです。
右利きの人においてははさみに左利き用と右利き用があるということすら知らない人もいるんですよ。
ただし最近は両利き用のはさみが普及してきているので比較的右利き用のはさみで困ることも少なくなってきましたね。
でも急に遭遇するのが右利き用のはさみを左手で使わなければいけない場面です。
そんなときはちょっとだけ親指に力を込めて切るようにしてみてください。
それからゆっくり丁寧に切るようにするのもポイントです。