どれだけ深いつながりを持つ運命の人でも、一度別れを迎える可能性はあります。
しかし、本当に縁がある人とは、一度別れてもまた出会って結ばれるという事があります。
今回は、運命の人とは一度別れるという経験をした人の体験談をまとめました。
失って気付く「その人の大切さ」が身に染みた体験談
大学生の頃、私は2年間付き合った彼女を日本に置いて、1年間のアメリカ留学に挑戦しました。
英語は殆ど話せず頼れる人も周りにいない不安感から、留学中はかなり余裕がなかったと思います。
実際、彼女への連絡も頻繁に取ることが出来ず、相手を不安にさせてしまっていたと思います。
留学も半年過ぎた頃、大好きだった彼女に別れを切り出されました。
突然のことで驚きましたが、正直、このときの自分は「これで留学に集中できる」と思い、少しスッキリした気持ちにさえなっていました。
歴代の彼女と同じように、別れてもすぐ乗り越えられると思っていたからです。
しかし、離れてみるととても寂しく感じてきました。
歴代の彼女と別れたときにはこのような気持ちを抱くことはなく、
「ああ、彼女はとても大事な人だったんだな。自分が余裕がなかったせいで、本当に大好きな人を傷つけてしまった」と深く反省しました。
その後、電話で泣きながら復縁を懇願。
相手も少し泣きながら復縁をOKしてくれました。
現在の自分は社会人ですが、今でも仲良く付き合っています。
このように一度別れることでその人の大事さに気がつく。
別れてもなお好きであることで、自分の本当の気持ちに気がつく。
「運命の人とは一度別れる」と思ったのは、こんな経験からです。
実際に一度別れてから結婚した体験談
今結婚して13年目ですが結婚前同棲して6年経った時に一度別れています。
理由はいろいろありますが主にはいつまでたっても学生気分が抜けず、お互いに30才超えたのに何一つ意識を変えようとしなかったところです。
しかし別れて一カ月もたたずに結婚前提にやり直そうと言われて復縁し、一年以内に結婚しました。
自分のために変わろうとできる姿を見て、愛されている、これは運命だと感じました。
結婚してだいぶたってさすがに運命の人というような熱い感覚はもうないですが、好きなところも嫌なところも全部知った上で一緒にいる大事なパートナーであることは変わりません。
恋愛しているときはどの人も運命の人だと思ったものですが、振り返るとやはり運命の人というのは基本的にお互いに思い合っているのが前提だと思います。
どんなに好きでも相手にその気がなかったり巡りあわせがあまりに悪かったりしたら、少なくとも今生では人生を共にする運命ではないのだろうと思います。
相手が大病を患い連絡がこなくなった
ずっと仲良しの幼馴染がいたのですが、大人になって就職し、引っ越したことを機に会う頻度が減りました。
そのうち連絡をしても音信不通になり、心配していたのですが、たまたま彼の恩師に会う機会があり、彼が病気を患い入院したとの連絡を受けました。
見舞いに行きたくても遠方で行けず、やはり連絡しても返事がありませんでした。
そうして数年が経ち私も引っ越し先で新しい友人や恋人ができ、次第に彼との思い出は薄らいでいきました。
そうして音信不通の時期が長く続いていたのですが、偶然、当時の彼氏と別れた直後に、幼馴染から連絡があったのです。
とてもびっくりしたのですが彼いわく、
「仕事のストレスで体を壊し退職、しかし体調が戻らず、意識を失うほどの発作を起こしてしまった。幸い一命はとりとめたが、後遺症で記憶障害を起こしてしまった」
とのこと。
しかし実家で子供の頃に私とやりとりした手紙を見つけ、私のことを思い出したそうです。
それがきっかけで彼と交際することになりましたが、こういうことって本当にあるんだなと思いました。
遠距離恋愛について話し合った末、別れることにした体験談
私と彼は高校で知り合って、三年生の夏ごろに付き合い始めました。
付き合い始めたのは両想いだったこともありますが、奥手だった私たちを周りが後押ししてくれたおかげです。
私たちの通う学校は進学校で、三年生の夏と言えばもう受験期。
互いに違う大学を目指していたこともあり、デートはもっぱら勉強会。
思い描いていた「恋人のいる学校生活」とは程遠いながらも、楽しい毎日でした。
受験が終わり、第一志望の大学に合格できたものの、引っ越しまであとわずかという日。
彼から呼び出されました。
「これからのことを話し合おう」どちらかが言わなければならないことでした。
その日、初デートで訪れた小さなカフェの同じ席に座りました。
彼が切り出します。
「遠距離恋愛、どう思う?」
「……難しいよね、別れよっか」
迷惑だと思われたくなくて、強がりを言いました。
ずっと後悔しながら、顔を合わせても気まずいまま、卒業し、進学しました。
成人式のタイミングで、彼から連絡がありました。
「同窓会、行くの?」
久しぶりのメッセージでした。
「行こうと思ってるけど」と返すと、
すぐさま「会えないかな」と言われて、二つ返事でOKしました。
当日、高校時代と同じ駅で待ち合わせでした。
着くなり改まった表情で、こう言われました。
「勝手なのはわかってるけど、よかったら、また付き合ってもらえないかな。」
運命の人なら別れてもやり直せると、確信したエピソードです。
この人じゃないとダメだと気付いた体験談
私が現在もお付き合いしている彼氏との話です。
私と彼は、付き合い始めてからだいたい3、4ヶ月くらいで実は一旦別れています。
原因は私が重かったからです。
別れていた期間はだいたい1、2ヶ月くらいとあまり長くはなかったのですが、その期間に、私も彼も他の人と接近してみて、なんか違うと思ったり、お互いどこが悪かったのか、自分のことを深く見つめ直したりしていました。
その結果、私は自分が他のことそっちのけで彼にばかりかまっていたことに気付きました。
また、他の人との交流を通して、私はやっぱり彼と一緒じゃないとやっていけないな、と考えるようになったんです。
結局、別れて1、2ヶ月後くらいによりを戻すことになり、今では彼ととても幸せに日々を過ごしています。
別れる前とよりを戻した後の期間を合わせると、もう2年以上付き合っています。
これからも仲良く、お互いを尊重し、高め合えるような関係性でお付き合いしていきたいと思います。
別れても嫌ってほどその人の繋がりのある人と出会った体験談
15歳の頃付き合ってた1つ上の彼氏と相手の高校進学を気に別れました。
初めての彼氏で大好きだったので、忘れることが出来なかったのですが、1年ほど経つと私にも新しい彼氏ができ数年たった18歳の頃、私は水商売の世界に入りました。
当時の彼氏は大阪に住んでいて、私は京都に住んでおり共通の知り合いなんて一切いませんでした。
しかし何故か接客するお客様や、付き合いで遊びに行かせていただくホストクラブのキャストが、当時の彼氏の先輩や彼氏と同じ中学の子だったという事が連発する出来事がありました。
そんな偶然重なるものか!?と思っていたある日、知らない番号から電話がかかってきました。
商売上、知らない番号からかかってくるのは日常茶飯事で私は電話にでました。
すると相手は当時の彼氏でした。
連絡先は、私の接客させて頂いたお客様が当時の彼とLINEを見ている時に私のLINEのプロフを見て
「元カノや!」となり連絡先を聞いたらしいです。
別れて5年後、お客様を通して再会、また付き合うことが出来ました。
もう会うことがないと思ってたけど再会できた体験談
私の父は転勤族で、2年に1回、ひどいと半年ごとに引っ越します。
小学校に入学してから8回も引っ越しを繰り返すので、これまでに友達ができたためしがありません。
でも9回目の転校で初めての友達、後に運命の人になる彼女と出会いました。
彼女は同級生で、クラスの学級委員を任されていました。
頭や運動神経がよく、テストでは常に上位で、クラブ活動ではキャプテンを務めているので、彼女に片想いする男子は数多くいました。
私は転校しても友達ができないので、昼休みと放課後は図書室で本を読んで過ごすのが日課でした。
母も働いているので、家に帰っても誰もいないからです。
そんなある日、本を読んでいると、彼女が私の前に座りこう言います。
「いつも遅くまで図書室にいるね。ねえ、どんな本が面白い?」
今まで彼女と話す機会がなかったので戸惑いましたが、これまで読んできた本を紹介しました。
それから彼女と図書室で会う機会が増え、いつか交換日記を交わすようになりました。
卒業の日、彼女は進学校に、私はまた引っ越しで別の学校に進学します。
式が終わり、彼女にさよならを伝えようとすると、彼女が言いました。
「次は〇〇大学で会おうね」
私は彼女のように頭が良くないですが、この一言が「彼女こそ私の運命の人だ」と思い、中学から勉強に励み、高校では学年トップ成績で卒業しました。
そして、大學入学の春、門の前で彼女と再開しました。
お互いより良い状態で出会い直すために別れた体験談
私の旦那さんは中学時代の初恋の人です。
誰にでも親切で明るい彼に、中学高校とずっと片思いをしていました。
初恋が実ることなく高校を卒業し、その後同窓会で再会。
彼に出会うと私はやっぱり彼のことをまた好きになり、彼も私のことを気にかけてくれるようになり、ついにお付き合いすることになりました。
2年ほど付き合いましたが、徐々にお互いの価値観の違いで喧嘩が増えていき、彼は別れたくないと言っていましたが、私の決心は固くお別れしました。
思い返せばすごく身勝手ですが、過去の思い出を引きずったまま彼と付き合い、理想と現実の違いを勝手に感じてしまったことが一番の原因だろうと思います。
それから1年ほど音沙汰はありませんでしたが、たまに彼から連絡が来るようになりました。
彼曰く、私に関する悪い夢を見て心配になりその度に連絡をしてくれたそうなのですが、それが不思議と私が辛い事態に直面しているタイミングと重なっていて、彼からの連絡が私の励みになっていきました。
久々に再会すると、付き合っていた頃のお互いの悪いところを認め合うことができるようになり、もう一度やり直そうということで復縁することになりました。
今ではお互いを支え合い、認め合い、良好な夫婦関係を築いています。
一度離れることでお互いのことを良く考えるようになった体験談
当時付き合っていた彼は居心地が良く、考えていることがお互い手にとってわかるように通じ合っていたことが多くありました。
話さなくても一緒にいるだけでいい、そう思えた人でした。
この人が運命の人だと直感的に思っていました。
しかし理由はないですが一回別れることになりました。
お互い自分の時間が欲しくなったのでしょうか。
相手の気持ちを尊重し、別れてからも友達以上恋人未満の関係で連絡を取り合っていました。
別れてからも、いや別れてからの方がお互いの幸せを一番に願っていたのです。
一度離れた方が、お互いの大切さに気づくことができ、半年ほど経ち再度会うこととなりまたゆっくりとした時間が流れ、もう一度付き合うことになりました。
それまでは、運命の人とはずっと一緒にいるものという考えを持っていました。
でも、運命の人だからこそ離れたところでお互いの幸せを思い合っているものですから、一度別れることも愛情の一つなんだと実体験することで感じることができました。
ネット上の恋人との体験談
私は運命の人と今年の夏に一度別れました。
それは相手がリアルで恋人探しを始めたからです。
私とその人とは「恋人」とは言っても、ネット上だけでの「恋人」ともいえる関係です。
去年の春に私から告白するも、ちょっとしたことですぐに「別れよう」と言われていました。
本当にしょうもないことだったので、私は拒否し続けました。
例えば、身体の関係にすぐに至らない時。
もちろん文字でのやり取りにはなるのですが、私の場合リアルとも結びつける癖があるので、その時の気分で「今はやっぱり」と断ったら、すぐ別れの言葉が来たりしていました。
もちろん他のきっかけもあるので、必ずしも相手が悪いわけではありませんでした。
安定してきたかな?と思っていた今年の夏に、「友だちに戻ろう」と言われました。
その時はまだ恋心がありましたが、相手の気持ちを尊重したいと思い一度友達の関係に戻りました。
私の心が変わらなかったことと、好きという気持ちを関係が戻った後でも伝え続け、また恋人に戻ることが出来ました。
環境の違いで一度別れた体験談
妻とは学生時代からの付き合いですが、妻が先に社会人になりました。
学生の生活スタイルと社会人の生活スタイルでは大きな違いがあり、すれ違いが生じるようになりました。
それは一緒に遊ぶ時間、経済力、普段付き合っている人たちの属性など。
学生の私は部活にのめり込んでいましたが、異性との付き合いは同級生が中心。
妻は会社の飲み会などで年齢層が広い方々との付き合いがあり、私が幼稚に見えた部分があったのではないかと思います。
学生時代の時のように頻繁に会えなくなり、会えたとしても仕事帰りはかなり疲れていて学生時代のパワーは無くなってしまっていました。
そのようなすれ違いから一度距離をおこうということで数ヶ月別れていました。
しかし、お互いがお互いの存在がなくなった瞬間に空虚感に襲われ、他で色々忙しくしても一人でいる時はかなりしんどかったです。
結果、お互いが同じようなタイミングで連絡を取りたい、やり直したいという気持ちが強まり再度付き合うことになるだけではなく、私が社会人になってしばらくして結婚しました。
まとめ
相手の気持ちが分かったり、安心感があったり、価値観が同じだったり・・・。
そんな相手はもしかすると運命の人なのかもしれません。
でも、そんな運命の人でも一度別れてしまうことだってあります。
深いつながりのある人と別れてしまうと強い喪失感を抱き、もう立ち直れないと絶望してしまうかもしれません。
しかし、それは2人に与えられた試練なのです。
あなたは別れの寂しさや孤独を受け入れることで人として成長し、それが自立にも繋がります。
運命の人と再び巡り合うためには、別れを受け入れてポジティブな気持ちで過ごす事です。
そうすればお互いが離れている間にも、しっかりと自分を成長させていくことが出来ます。
次に再会する時には、成長した2人になれていると良いですね。