辛く苦しい就職活動の終わりをつげるもの、それは「内定」です。
志望の企業からの内定は体中の力が抜けるほどうれしいものではないでしょうか?
ただ、注意したい点は内定が就職活動のゴールであるものの、
勤め人としてはスタートであるということです。
内定をもらうとうれしくなってどうしても気が緩みがちになりますね。
しかし、ここで気を抜いてしまうと、
思わぬ失敗につながってしまう可能性もあります。
社会人としてのキャリアがスタートする前に、
就職先の印象を悪くしてしまっては大きなマイナスです。
そうならないためにも内定後の手続きはきっちりと進める必要があります。
今回は内定後の最初のステップ「内定承諾書色」の色やサイズ、
書き方や三つ折りで届いた場合の対処法を紹介します。
内定承諾書の封筒の色やサイズはどれを選ぶ?
【内定承諾書の封筒の色】
封筒には色々な種類があります。
ビジネス文書の場合、茶封筒や白封筒の利用が一般的です。
茶封筒は簡易的な事務書類、資料などを送付する際に使うことが多いので、
内定承諾書を送付する際は白封筒を選びましょう。
封筒はコンビニでも購入可能です。
【 内定承諾書の封筒のサイズは?】
内定承諾書のサイズはA4サイズである可能性が高いです。
書類が折りたたまれてなければ封筒は角型2号にしましょう。
角型2号であれば内定承諾書を折らずに返送することができます。
封筒に入れる際はクリアファイルに入れると、
雨に降られても濡れる心配がなくなるので安心です。
内定承諾書の封筒の書き方のポイント
【字は丁寧に】
言うまでもありませんが、字はできるだけ丁寧に書きましょう。
丁寧に書いて損することはまったくありません。
【住所は省略せずに】
ビジネス文書では送り先、自分の住所共に「1-9-25」のように省略した形ではなく、
「一丁目九番地二十五号」のように漢数字を使って正式名称で記載するのがマナーです。
【敬称に注意】
宛名が会社名の場合は「御中」、人名の場合は「様」をつけます。
【④ 書き終わったら必ず確認】
記入後は内容を必ず確認しましょう。
誤字や書き間違いは避けたいところです。
内定承諾書の封筒に三つ折りで入れても大丈夫?
内定承諾書が三つ折りで届いた場合は三つ折りで封筒に入れてOKですので、
封筒は縦型の長形3号を選びます。
そして内定承諾書及び添え状を書いたら三つ折りにして封入しましょう。
手持ちの封筒が縦型しかない場合、
三つ折りにして入れたくなる気持ちは分かります。
しかし、内定承諾書が折りたたまれて届かなかった場合は、
三つ折りにするのは避けた方が無難です。
マナーに関する姿勢は会社によって異なりますが、
なるべくビジネスマナーを守っておくほうがリスクは少なくなります。
三つ折りなど折りたたまれた状態で届いた時のみ、
三つ折りでの封入が可能と覚えてください。
内定承諾書の内容のチェックと添え状について
内定承諾書は内定を受けた企業で、
働く意思があることを伝える重要な書類になります。
内定すると企業から内定を書面で知らせるための内定通知書が送られてくるのが一般的です。
内定承諾書はその際に同封されて届きます。
内定通知書は企業から学生への書類、
内定承諾書は学生から企業への提出書類となります。
内定承諾書とともに労働条件が書いてある条件提示書も同封されているので、
就職活動の際に聞いた内容と相違がないかチェックをしましょう。
条件提示書の内容に問題がなければ内定承諾書に署名・捺印をします。
内定承諾書はビジネス文書ですので、
添え状を同封するのが望ましいです。
添え状には日付や宛名、自分の名前と連絡先、件名や本文、
同封書類(内定承諾書)を書きましょう。
本文は内定通知書送付のお礼、
内定承諾書を送ることなどの簡潔な内容で問題ありません。
別記事で、就活に関しての重要なポイントと、絶対に知っておくべき事をまとめています。
こちらの記事を参考にして、少しでも有利に就活を進めてくださいね!
まとめ
内定をもらうとひとまず就職活動は一区切りとなります。
しかし、内定は同時に新たなスタートとなります。
働く意思を伝える内定承諾書を期限通り提出するのはもちろんですが、
封筒のサイズや色選びも十分注意する必要があります。
ビジネスマナーをしっかり意識しましょう。
内定承諾書が折りたたまれていない場合は、
白色の角型2号の封筒に折らずに封入をしてください。
内定書が折りたたまれて届いた場合は、
白色の長形3号の封筒に折りたたんで封入してください。
封筒の色が茶色でも、敬称が誤っていても、添え状が入っていなくても、
内定承諾書を送付できれば内定が取り消されることはありません。
しかし、内定後の最初のやりとりである内定承諾書の送付を
ビジネスマナーに沿って対応できれば就職先の印象はきっとよくなるはずです。
「神は細部に宿る」という言葉もありますが、
細かい部分まで目を配ることも社会人として大切なスキルです。
社会人としてのキャリアをしっかりと見据えて、
内定承諾書の記入及び返送に取り組んでみてください。