蛙化現象というのは昔から普通にあった現象で、名前が付いたのが最近のことです。
片思いの時は好きで心から惚れているのに、手に入った途端に冷めてしまうこと。
追いかける恋愛が好きなタイプはよく陥る現象です。
これが自分ではそうしたくないのにそうなってしまうことを繰り返すのは、現象として考えられています。
これはなにも恋愛だけでなく、友情でもあり得ます。
憧れ的な人だったのに、友人になってしまうと途端に憧れがなくなり、会うのもおっくうになったりする。
今回の記事では、蛙化現象がうざいと思う人の意見や、反対の意見、蛙化現象を起こす人は自分の事をどう思っているのか?などを紹介していきます。
蛙化現象はクズでウザイって思う人の意見とは?
蛙化現象を起こす人は、ウザい、クズだというように思っている人もいます。
蛙化現象に自分があったことがある人は特に感じているかもしれないですよね。
でも、一瞬言葉だけで聞くとクズっていうのもわかる気がします。
凄く好き好き!!と言い続けて、付き合ってと積極的に来ていたのに、いざOKして恋人になった途端に、速攻で好きじゃないとか意味わからないし、騙された感も強くなるのも仕方ないですよね。
その人たちから言わせると、
「好き好き言ってきておいて、恋人になると冷めるとか、人の気持ちをもてあそんでいるようにしか思えない。クズすぎる」
「恋を楽しんでいるのであって、その人を好きなわけではないのに、振り回してほしくない」
「自分が好きなだけで、人を心から好きになったことがない人だ」
「手に入れたい欲求を満たしているだけの迷惑人。ウザイ」
などという意見があります。
実際に被害にあった人はとことん嫌、クズでウザイって思っている方も多いです。
でも基本的に、蛙化現象を起こしている人も、そうなりたくてなっているわけではないということは知っておいた方が良いですよね。
反対の意見もある?
かといって、そういう否定の事ばかりの批評ではありません。
実際に、好意的な意見もあるのです。
「恋とは追いかけたいものなので、手に入ると気持ちが少し冷めるのは普通なのでは?」
「冷めるというスピードが速いだけで、時間の問題」
「冷めたのは、相手がその人でなかったということが分かっただけ」
「本当に心から好きな人にはきっと冷めないから、これは相性の問題なだけ」
というように、割り切った考え方の意見もありますよね。
ただ、自分が当事者であり、その冷められた側の人間になったらなかなかそういう気持ちにはなれないでしょうね。
蛙化現象はクズでウザイと思っている人の実際の体験談
蛙化現象で冷められた側の人達の実際の体験談を集めましたのでご紹介します。
蛙化現象の人は無責任だと感じている方も多いですね。
恋人と両思いになった途端扱いが雑になった時
釣った魚に餌をやらないタイプは一定数いますが、それと同じようなものが蛙化現象であり、無責任な態度だと判断できてしまうからです。
お話はしてくれるが、自分に興味、関心のない話題には適当な相槌しかせず、思い通りの反応を得られないとつまらないと呟くようになりました。
熱意を持って告白してくれた方だったからこそ、予想外のリアクションでした。
このような人となりであれば、彼とは付き合わなかったのにと後悔かズルズル引き続き、また、別れる際も上から目線だったためかなり気疲れしてしまったのが大きな要因です。
「恋に恋している」ような蛙化さん
周りに一人、そうした状態を何度も繰り返している同僚がいました。
自分は本来、人の恋愛はいつも応援するのですが、その子(蛙化さん)はとても失礼な人でした。
ある時、蛙化さんが深刻そうにしているので、ふと声をかけた自分。
「ずっと片思いで辛い」「泣きそう」と話していた彼女。
たまたま自分がその男性と知り合いだと教えると、「紹介して!」と言い出したので、後日、友人として紹介しきっかけ作りに三人で食事へ行きました。
店でずっと黙っている彼女に、男性が気を使って話しかけてばかり。
「彼女は照れているのかな?」と思った自分。
そこから実際に二人はデートしたのですが、結局、男性側から「相手が失礼すぎてもう無理。ごめん」と言われました。
話を聞くと、彼女はいつもほぼ話さず、最後に一言「つまんない」と言ったそう。
そういえば彼女は、私にも感謝の一言すら言わない人でした。
後日、蛙化さんを知る他の人達から初めて聞いたのですが、頻繁に対象を変え、毎回周りを巻き込んでは似た行動を繰り返していたそう。
今回も「話したら嫌になった。違った。」と言ってたそうです。
「恋」に恋してる人に関わると面倒な目に遭う…それを実感した迷惑な出来事でした。
ずっと片思いをされていた子に応えた次の日から冷たくなられた
高校生の頃に少しだけ付き合っていた彼女の話ですが、最初はかなり迷惑していました。
向こうが一方的に自分のことを片思いしていることは共通の友人から聞いて知っていましたが、正直あまり好みではなく塩対応をしていました。
ただ自分への気配りや積極性などがだんだんと嫌じゃなくなり、ちょうどフリーだったこともあって「付き合ってみる?」となって付き合うことになりました。
その次の日からどことなく態度が変わり、1月もたたないうちに友人から「気持ち悪がられているよ」と聞かされ、正直「ウザイ」と感じ、別れました。
どうやら、塩対応に惹かれていたようです。
好意を持たれた女性に好意を返したとき
好意を持たれたので、私も好意を持ち、それを返したら嫌悪感を抱かれてしまいました。
それでも、付き合うことになり、度々デートをしていたのですが、回数を重ねる度に距離を感じるようになりました。
付き合っているうちに、実の私はイメージと違っていたようなのです。
そのまま、別れることになりました。
でも、自分は諦めが付かなくなりました。
付き合っていた1年間は無駄に終わってしまいました。
この時ほど蛙化現象をうざく感じたことはありませんでした。
蛙化現象の女友達に毎日のように恋愛相談を受けた時
大学の友達から「好きな人ができた。」という報告を受けます。
毎日のように「なんて話しかければ良い?」「なんてメッセージを送れば良い?」と逐一相談を受け、付き合えば1週間もしないうちに破局。
最短では2時間で破局したこともあります。
翌日には「なんか食べ方が汚いなって感じるようになったの。これって付き合ったからかな?」と答えのないような質問を受けます。
数日経てばまた「好きな人ができたの!」と嬉しそうに報告を受け、同じことの繰り返し。
彼女と関わることで周囲の人からも冷たい目で見られることが増え、なかなか距離を置くのも難しく「ウザいなぁ」と思いました。
ずっと好きと言ってくれてた人がいて気になりだしたら離れられた
今までずっと好きって言ってて私の心を動かしたのに、動いた瞬間離れるとか「心を弄んでるの?」と思いました。
すごい長期間関わっていて、私ももう勝ち目しかないと思っていたので拍子抜けしました。
「蛙化現象ってこういうことなの?」って初めて知りました。
持ち上げに持ち上げて最後の最後に落としにかかるって結構心がやられてしまいます…。
「同じことされたらどうなるの?」と思いつつも、気持ちが冷めたなら仕方ないのかぁと割り切りました。
友人の蛙化現象に降り回された半年間
好きな人がいるとずっと友人から相談を受けており、その相談に対して徹夜でアドバイスをしたこともありました。
落ち込んだときは遅くても友人の家に駆けつけて慰めたりと、自分の恋愛よりも親身になっていました。
そんなこたが半年以上続き、ついに告白した友人。
結果は両思いであり、私の半年間も報われたと感じました。
しかし、喜んだのも束の間、「何かちょっと無理かも」と言い始め、結果友人から振るという結末となりました。
ウザ過ぎる結末にその友人からの恋愛相談は受け付けなくなりました。
告白されて付き合いだしたのにやっぱり好きではなかったと言われた
まず、大前提として交際を始める前までは、相手の女性のほうがこちらに好意を持っていたこと。
もちろんこちらも相手に対して嫌悪感があったわけではなく、むしろ好ましいと思っていたので優しくしてはいたと思うが、けしてこちらがどうしても付き合いたいと言ったわけではなかった。
それが、告白を受け入れて交際が始まったら、やっぱり何か違ったとか、触ってほしくないなどと言われることの、そもそも意味がわからない。
ウザイというよりも、面倒で費やした時間を返してほしい。
蛙化現象の信念や心情を聞かされた時
私が聞かされたのがこちら。
思い焦がれている相手って偶像崇拝なんです。見て思い焦がれる、声を聞いて思い焦がれる、行動を見て思い焦がれる。
その対象者の熱い思いみたいなものは特に要らない。ただいるだけでいいんですよ。
例えば、自分と全く意に沿わない発想を持っていたり、志を聞いたりしたら幻滅なんです。
自分は好意的な思いを伝えても「相手=神」はそれを意に返さないくらいのステージでいて欲しい。
間違っても自分に対して「好きだよ」なんて安っぽいことなんか聞きたくない。それこそ幻滅します。
・・・どう考えてもウザイしクズです。
蛙化現象を起こす人は自分の事をどう思ってる?
蛙化現象を起こす人は、自分のことをどう思っているかというと二極です。
蛙化現象を起こすことを悩んでいない人と、悩んでいる人では気持ちも違います。
多くの人は、なんで蛙化現象を起こしてしまうのか自分でもわからないので悩んでいます。
そういう人は大なり小なり自己嫌悪をしています。
本当に心から好きで、付き合えるとなったときも本当に涙が出くらい嬉しかったのに、数日したら、毛嫌いくらいに嫌になってしまう自分の性格を疑っている感じです。
「恋愛に向いていない、誰かとお付き合いできるような人間ではない」と優しいタイプの人なんかは思ってしまうんですね。
一方で、蛙化現象が起きても何とも思っていないタイプの人は、「恋ってそういうもんでしょう」くらいにしか思っていないし、自分のことを特に疑ったりもしていないし、他の人もそんなもんだろうと思っています。
ただ、「恋多き人、熱しやすく冷めやすい」というような分析くらいは感じているようです。
けっこう他力本願で、もっと本気で好きになる人、蛙化現象を超えてくれる人がいてくれないかとも思っている感じです。
自分に矢が向く人と、相手に矢を向けてしまう人との違いがあるように思います。
ただ、どちらにせよ、わざとしている行為ではないことは確かです。
両者とも、好きになった人とお付き合いして、それでもずっと好きでい続けられると言うこと自体は間違いなく望んでいるでしょうから。
なりたくてなっている現象ではないということですね。
蛙化現象を起こした人の実際の体験談
今度は、蛙化現象を起こした人の体験談です。
自分で蛙化現象をウザイと思った時は、どんな時なのかを聞きましたのでご紹介します。
誰かから好意を寄せられた時に自分にうざいと思ったこと
①自分に自信が無い時に好意を寄せられても好きになるところなんてないのに何故?と疑いしか抱かない時
②自分が相手の方を一方的に追いかけるのは良くて、相手の方から好意を寄せられると途方に目が冷めて気持ち悪いと思う時。
③自分の恋愛には憧れや興味があるのに蛇化現象が邪魔をして恋愛が出来ないこと。
④自分が好きになった方からの好意も気持ち悪いと思う時。
⑤自分が好きになった方からの性欲を向けられた時にも気持ち悪いと思う時。
⑥人を好きになることは出来ても自分が追われる側・好意を向けられるのが絶対に無理な時。
⑦まともな方の恋愛が蛇化現象のせいで恋愛の経験が全く出来ない時。
片想いしてた彼と両思いになった途端に気持ち悪いと思ってしまった時
高校生の時の彼氏の話です。
すごく優しくて面白い人で私に対しても優しく接してくれていたのに、両思いになって付き合い始めたら途端に冷めてきてむしろ気持ち悪くなってきた。
相手は何も悪くないのに、なんでこの気持ちになってしまうのかわからなかった。
相手を傷つけてしまう前に別れた方がいいと思いつつも言い出せなくて、無視してしまった。
気持ち悪いと思ってしまう自分がうざすぎて。相手に申し訳なくて。
こんなふうに思ってしまうのはなぜか、考えれば考えるほど自分がうざすぎてたまらない。
自分の気持ちがわからなくなった時にウザイと思う
ずっと「この人いいな」と思っていた人に「好き」というポジティブな気持ちを向けられると
瞬時に気持ち悪いと思ってしまい、今まで幸せで楽しかった気持ちが台無しに。
好きだけどあなたとどうにかなりたいわけではない・・・でも、じゃあなんで好きになるの?と自問自答を繰り返し一睡もできなったり、
仕事もミスが増えたり、いつも通りの過ごし方ができなくなってしまうため「あぁ、うざいな。なくなればいいのに」となることが多いです。
せっかく好きな人に振り向かれたのに蛙化現象が出た時
自分が蛙化現象にならなければ付き合えていたはずなのに、この現象のせいで叶わなかったから。
いくら相手が自分を好きになったとしても、自分自身の蛙化現象が直らない限りは永遠に人と付き合うことができないのではないかと思うとウザイ。
相手に罪はないし、どちらかというと相手の方がウザいと思っているかもしれないが、発症する側も鬱陶しいと思っているし、私と同じように蛙化現象に悩まやされている人はたくさんいると思う。
好きだったのに告白されたら急に嫌いになってしまった時
それまで仲良くしていた男子の友達がいました。
勉強を教え会ったり、テニスをしたりしてととても楽しい日々を送っていました。
ある日、告白された途端に顔を見ることさえ気持ち悪くなってしまいました。
相手の男の子も意味が分からずとても悩んでいる様子でしたが、なぜだか理由があるわけではなく私も自分でどうしたらいいか分からず、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
何か嫌なことがあったわけではないのに、本当にごめんなさいと思っていました。
まとめ
蛙化現象は片思いの時は究極に好きなのに、手に入り両想いになり恋人になると一気に加速して冷めていくという現象です。
本人もわざとそうしているわけではなくて、気分が気持ちがそうなってしまうことに戸惑っている人も多いのです。
でも、そうなってしまうのをどうにもできない・・。
相手の気持ちを考えると申し訳ない気持ちになったりするので、恋にも臆病になったり人を好きになることを自分から避けたりしがちなんです。
でも、否定的な意見ばかりでもなく、恋とはそういうもの、ちょっと人より早めに冷めるだけという感じに軽くとらえる人もいます。
蛙化現象は恋でなくても起こる現象です。
大なり小なりは、みなさん経験はあるのではないでしょうか。